【保存版】夏の北海道ツーリング記事 リンク集

「じててつログ」は,もともと自転車旅を記録するためにはじめたブログだ。

しかし2020年のコロナ禍以降,自転車で遠出することに気を遣うようになってしまった。

それから,コロナに加えて,研究も忙しくなり,自転車を楽しむ時間が少なくなっている。

それゆえブログでは,研究や鉄道にかんするトピックが多くなっている。

せっかく自転車に興味をもって訪問してくださった方に,この状況は申し訳ない!と思って,今日は過去のツーリングを改めてピックアップする。

今回ピックアップするのは,かつてこのブログの黎明期を支えていた,「北海道ツーリング」の記録だ。

北海道ツーリングまとめ

過去,北海道は3回,自転車で走って来た。

以下には,3回のツーリングをダイジェスト的に振り返りつつ,各回のツーリングをまとめた記事へのリンクを貼る(それぞれのリンクを踏んでいただくと,各回のツーリング記事をまとめた記事へアクセスできます)

2017夏:はじめての北海道ツーリング

別海町:新酪農村展望台からの景色。このときは,まだ一眼レフを持っておらず,スマートフォンで撮影した。

はじめて北海道ツーリングをしたのは,2017年の8月,大学1年生のときだった。ちなみに,JAKEを納車したのが2017年6月末だったので,自転車を手に入れてからわずか2カ月での北海道旅だった。

このときは,道東~道央を1週間以上かけて巡った。ざっくりとした行程は以下の通り。

  • 移動日:名古屋~苫小牧 [輪行](仙台経由・大平洋フェリー)[Link①Link②]
  • 移動日:苫小牧~釧路 [輪行](根室本線特急「Sおおぞら」)[Link]
  • 1日目:釧路~厚岸あっけし [Link]
  • 2日目:厚岸~浜中町・霧多布きりたっぷ [Link]
  • 3日目:霧多布~別海べつかい~中標津しべつ [Link]
  • 4日目:中標津~野付半島~標津 [Link]
  • 5日目:標津~知床 [Link]
  • 6日目:知床~摩周湖~斜里~屈斜路くっしゃろ [Link]
  • 7日目:屈斜路~美幌びほろ留辺蘂るべしべ [Link]
  • 8日目:留辺蘂~石北峠~層雲峡そううんきょう [Link]
  • 9日目:層雲峡~三国峠~上士幌かみしほろ [Link]
  • 10日目:上士幌~帯広 [Link]
  • 11日目:帯広~占冠しむかっぷ [輪行]~日高 [Link]
  • 最終日:日高~苫小牧 [Link]
  • 移動日:苫小牧~名古屋 [輪行](大平洋フェリー)

釧路湿原や霧多布湿原,世界遺産・知床,別海の草原,野付半島,摩周湖,美幌,層雲峡などなど…道東の著名なツーリングスポットをじっくり巡った旅だった。3-5日目は,天候もよく,これまでの北海道ツーリングの中でも指折りの快走だったように記憶している。

この旅は,その後の自転車生活の礎を築くような,貴重なツーリング経験になった。

ブログ記事はこちらから↓(黎明期の拙い文章・写真ですが,なんというか,書き手の気持ちとか気分は,このときのほうが今の文章より伝わってきます)

>>【2017北海道ツーリング】大学生はじめての自転車旅|道東~道央

2018夏:道北・道央をめぐった2度目の北海道

この年のハイライトは,北海道西部を縦断する「オロロンライン」。

2017年の北海道ツーリングで,すっかり夏北海道の魅力に惹かれてしまった私は,翌年(2018年)も当然のように北海道へ出かけて行った。

2017年は道東をめぐったので,この年は道央・道北方面をめぐり,余った日程・ツーリング費で道南へも足を伸ばした。

これまでのツーリングで上位3本に入る長期ツーリングで,3週間近く北海道に居た。ずっと自転車で走り続けていたわけではなくて,輪行を挟んだり,あるいは自転車をほっぽらかして18きっぷで旅したりしていた。行程を列挙するとその長さが際立つ(→→は鉄道,→~→はフェリーでの移動)。

名古屋→~→苫小牧→→留萌→苫前→稚内→利尻・礼文島→宗谷岬→猿払→天塩→中頓別→名寄→→富良野・美瑛→→旭川→帯広→→札幌→→函館→→小樽→→札幌→小樽→積丹→札幌→[地震(!?)]→苫小牧→~→敦賀→→名古屋

ツーリング記事は,この年は1日ごとに分けて書かれていない。そのため,2017年のように一覧にすることができません…が,行程は以下の通り。

  • 移動日:北海道上陸~苫小牧~留萌るもい [輪行] [Link]
  • 1日目:留萌~遠別 [Link]
  • 2日目:遠別~稚内 [Link]
  • 3日目:利尻島 [Link]
  • 4日目:礼文島サイクリング [Link]
  • 5日目:礼文島トレッキング [Link]
  • 6日目:稚内~宗谷岬~浜頓別はまとんべつ [Link]
  • 7日目:浜頓別~中頓別~音威子府おといねっぷ~天塩 [Link]
  • 8日目:天塩~名寄~[輪行]~旭川 [Link]
  • 9日目:旭川~[輪行]~富良野 [Link]
  • 10日目:富良野~美瑛~富良野~山部 [Link]
  • 11日目:山部~新得~帯広 [Link]
  • 12日目:帯広観光
  • 13日目:帯広~札幌 [レンタカー相乗り輪行]
  • 14日目:札幌観光 [Link(一部写真のみ)]
  • 15日目:札幌~函館 [18きっぷ旅] [Link①Link②Link③]
  • 16日目:函館観光~小樽~札幌 [ニセコ号の旅] [Link]
  • 17日目:札幌~小樽~積丹しゃこたん [Link]
  • 18日目:積丹~小樽観光
  • 19日目:小樽~札幌
  • 20日目:札幌観光 (2回目)
  • 21日目:胆振東部地震被災
  • 22日目:札幌~苫小牧東港
  • 23日目:苫小牧東港~敦賀港 [新日本海F”すずらん”] [Link]
  • 24日目:敦賀~名古屋 [輪行]

この年の北海道ツーリングは,離島から岬,内陸部の絶景,グルメまで,北海道らしさ満載のツーリングだったが,幕引きは波乱含みだった。

>> 【まとめ】2018北海道自転車旅|大自然に感動し、グルメを愉しみ、被災に涙した旅

2019夏:3度目は北海道まで自転車で走破!

2019年は大学3年生になった年。

大学3年の後期からは,学生実験が始まり,さらに大学4年になると,研究室に配属される。このことから,この年の夏休みが実質的に「学生最後の」夏休みになると,容易に予想できた(実際,その通りとなった)。

この年も,北海道へはもちろん走りに行くつもりだったが,フェリーに揺られて行く北海道もそろそろ飽きてきた。日程的にも余裕がありそうだったので,自転車友達であった同期2人と「名古屋~北海道自転車走破」を計画し,実行した。

名古屋から北海道まで

何度も見た真夏の入道雲は,灼熱の本州を物語る絶景だった。

まず,名古屋から青森まで,約1000kmの道のりを9日間で走破した。おそらく,以下のルートが最短に近いルートだと思われる(太平洋側周りより2-3日早く着けそう)

  • 1日目:名古屋~多治見~恵那~付知(100km)[Link]
  • 2日目:付知~塩尻~松本(120km)[Link]
  • 3日目:松本~長野~信濃町(100km)[Link]
  • 4日目:信濃町~上越~柏崎(90km)[Link]
  • 5日目:柏崎~長岡~新潟(110㎞)[Link]
  • 6日目:新潟~村上~鶴岡(100㎞)[Link]
  • 7日目:鶴岡~酒田~にかほ(75㎞)[Link]
  • 8日目:にかほ~秋田~能代(120km)[Link]
  • 9日目:能代~大館~青森(160km)[Link]
    走行距離:100+120+100+90+110+100+75+120+160=965km

青森からは青春18きっぷの北海道新幹線特例を使って,輪行で北海道(函館)へ上陸した [Link]。

北海道内の旅

洞爺湖畔にあるキャンプ場の朝。

道内に入ってからの行程は以下の通り。まず,函館から札幌まで自走したのち,青春18きっぷによる輪行にて北見まで向かった。

  • 11日目:函館~大沼~長万部(110km)[Link]
  • 12日目:長万部~洞爺(60km)[Link]
  • 13日目:洞爺~倶知安~小樽(110km)[Link]
  • 14日目:小樽~札幌(40km)[Link]
  • 15日目:札幌~旭川~北見 [輪行](–)[Link]

北見からは,1回目の北海道(2017年)で魅力を感じた道東エリアを周遊した。2017年に訪問したところ,そうでないところを,1日の走行距離を減らして,じっくり巡った。道内の走行距離は,15日間で1,000 km!名古屋からの距離965 kmと併せて,約2,000 kmの長旅となった。

  • 16日目:北見~サロマ(75km)[Link]
  • 17日目:サロマ~網走(60km)[Link]
  • 18日目:網走~清里(60km)[Link]
  • 19日目:清里~裏摩周~標津(110km)[Link]
  • 20日目:標津~知床~ウトロ(90km)[Link]
  • 21日目:ウトロ~斜里~標津(100km)[Link]
  • 22日目:標津~別海~根室(100km)[Link]
  • 23日目:根室半島一周(40km)[Link]
  • 24日目:根室~帯広 [輪行](15km)[Link]
  • 25日目:帯広観光 (40km) [Link]

道内の走行距離(11-25日目): 1,010 km
名古屋ー北海道内の総走行距離:
965 km+1,010 km=1,975 km

なお,25日目の帯広観光翌日は,(名古屋にて用事があったのもあるけど)
道内に残らず,早々に帰名した。

フェリーで帰るのも面白いけど,過去2回のツーリングでちょっと飽きてしまっていたので,北海道から名古屋まで,すべて鉄路で(輪行して)帰った。

  • 帯広→新函館北斗 [Link]
  • 新函館北斗→東京→名古屋 [Link]

この年のツーリングは,大学2年半で得た知識と経験を集結させて決行した,今まででもっとも充実した,そしてもっとも長距離のツーリングだった。灼熱の本州から,北の大地まで,後にも先にも,このときほど自転車に乗り続ける期間はないだろうと思っている。

以上の行程は,以下のまとめ記事から,写真付きでもたどれるので,併せてどうぞ。

>> 【まとめ】2019夏自転車旅~名古屋→北海道2000キロ走破~

まとめ:北の大地は人生観を変えた

以上,過去3回の北海道ツーリング記事を紹介してきた。

各年ごとにまとめ記事は作っていたけど,「北海道ツーリング」としてまとめたのはこれが初めてだった。いくつか記事になっていない日もあったけど,おおむねよく記録してきたと思う。おかげで,こうして,当時のツーリングについて,詳細に振り返ることができる。

写真を撮ったりブログに残したりするのは,意外と手間がかかるし面倒くさい。しかも,だれかに読まれるとも限らない(ツーリング記事や旅行記事は,SEO的に弱く,検索エンジンからの流入が期待しづらい。それゆえ,他の記事と比較しても読まれづらい傾向にある)。

それなのにこうやってブログを書き続けてきているのは,過去に書いたものを,時間を置いて読み返すのが面白いからだ。

実際,今回の記事を自分でまとめながら,過去記事へアクセスすると,懐かしい写真や当時の心境が残してあって,またツーリングに出かけたくなった。ツーリング中のなにげない写真でさえも,今はない風景であって貴重になっていたりするものもある(コロナ禍の現在だって,将来はそうなるかもしれない)。

また,気兼ねなく出かけられる世の中になったら,このときほどの遠出でなくてもいいから,JAKEに荷物を積んで,カメラを背負って出かけたい。

関連記事:自転車キャンプツーリング装備図鑑

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