昨年,一昨年は名古屋~苫小牧を太平洋フェリーで移動.
愛車で北海道内をぐるぐる走った.
おかげで北海道内はたくさん走ることができた.
【まとめ】2018北海道自転車旅|大自然に感動し、グルメを愉しみ、被災に涙した旅
「今年の夏は東北も走ってみたいな・・・」
ということで,名古屋から北海道まで東北経由で全部自転車で走ることにした.全部,自転車で.
「北海道まで自転車で行く」自分の中では思い切った挑戦だ.でもこういう長い期間の放浪(?)旅は学生の間しかできない,来年からは研究の方が忙しくなるだろう.やるなら今しかない.
名古屋を出発してから北海道内を走り終えて,また名古屋に帰ってくるまで,25日.自分史上最も長い自転車旅の記録.
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<この記事の内容>
3日目:松本~長野~信濃町
<前の日>
2日目:付知~塩尻~松本
<次の日>
4日目:信濃町~上越~柏崎
3日目:松本~長野~野尻湖・信濃町
下り基調で進み,長野でちょっと観光してから高原にある野尻湖まで登った.
はじめての善光寺,長野で食べたそばが美味しかった.
犀川沿いを下る
カエルがたくさん出没していた松本のキャンプ場を早朝に出発.
昼間の暑い時間までにある程度距離を稼ぐため,早朝出発は欠かせない.
今日は日本海へ向けて国道19号を北上する,下り基調のルート.
キャンプ場は梓川沿い,松本市街から外れた所にある.したがって,朝の渋滞に引っかかることなく松本の北部に進めた.
今日も暑いが,太陽は雲に隠れている.幸い,昨日・一昨日のような灼熱ではない.ミンミンゼミが張り切って鳴いている.クマゼミの鳴き声が少ないのが高原らしい.
1日目にひどい目にあった国道19号.
岐阜あたりまでは交通量が多く走りづらい道(木曽高速,トラック街道とも呼ばれるらしい)だが,松本を過ぎると交通量が少なくなった.
主要国道の面影はない.犀川沿いの山の中を2車線の道で下っていく.川から吹いてくる風が気持ちいい.
道の駅で名物・野沢菜おやき
市街から20kほど進んだところにある「道の駅 長野市大岡特産センター」
ここで休憩がてら補給を食べる.
長野といえば野沢菜のおやき.
味が濃くて,美味しい.走り始めからの疲労はピークを越えたかな,下り基調だし今日はかなりラクに走れている.
つばめがいる.
長野,善光寺,そば
道の駅から30㌔ちょっと走ると長野市街.雲がきれい.
途中でローソンで休憩した.
11時過ぎだったけど,このときはもうかなりの暑さ.朝の内は曇っていたけど,すっかり晴れてしまって酷暑だ.松本から70㌔くらい.今日は午前中にしっかり距離を稼げてよかった.
長野に来るのははじめて.とりあえず昼ごはんを食べる.
長野と言えばそばも美味しい.
Googlemapで評価の高い老舗「そば処とがくし」へ.
隣接する映画館「相生座」はレトロな雰囲気.
とがくしは昔風のカウンターのみのお店.
冷たいおろし蕎麦が美味しい!暑い夏は冷たい麺が美味いね~
食後は善光寺へ.長野に行く機会があれば行きたいと思っていた.
寺の中には涼しい風が吹き抜ける.汗だくだった身体が心地よく冷える.
立派な門構え,
寺前の通りから見えた入道雲.夏の青すぎる空にモクモクと現れるこの景色が好き.
善光寺で昼の暑い時間をうまくやり過ごせた.
野尻湖へ登る|キツい坂中峠
長野市街にあるコンビニで,野尻湖までの補給・水分を買う.
ここで愛車のボトルケージのラバーが破損していることに気付いた.とりえあずコンビニでビニールテープを買って補修.フレームバッグがあるから,ボトルを取り出すときに変な方向に力がかかってしまうから,ラバーが割れるのも無理はない.ツーリング終わったら横から取り出せるボトルケージ買おう.
ボトルをトピークのケージに差し替えて出発.
長野から野尻湖方面へ,「県道37号長野信濃線」20㌔で600ほど登る.
距離は短いけど,溜まっていた疲労でかなりキツかった.一緒に走っている2人はスイスイ登る,ちぎれないように頑張ってついて行った.
登った先に見つけた絶景.
頑張った甲斐があった.
今日は入道雲に何度も感動させられている.夏真っ盛りにしか見られない景色.目に焼き付ける.
200円の風呂→道の駅「しなの」泊
国道18号に入って,信濃町を走る.
途中で風呂へ寄る.今日の風呂は「ふれあい信濃いこいの家」.
入浴施設があって,大人一人200円で入ることができる.
日焼け止めの塗りむらが微妙に日焼けして,熱いお湯に浸かって痛い…日焼け止めちゃんと塗らないと.
この施設は地域のふれあい交流施設のようなところ.休憩スペースは公民館みたいだ.
カラオケが置いてあって畳張り.おじさんが一人で演歌を熱唱中.
その横でしばし横になって昼寝.冷房が効いてないけど,扇風機と外からの風で十分涼しい.さすが標高が高いだけのことはある.
気持ちいい昼寝から目覚めたらスーパーで夕食・朝食の買い出し.なぜかスーパーにはアジア系の外国人が多かった.信濃町にそういう系の施設とか働く場所があるのだろうか.
今日の宿は道の駅「しなの」.
営業終了時刻までしばし待つ.
夕焼けが綺麗だ…息をのむ美しさ.
ここは信濃町ICの近くで,トラックや車中泊の人が多く,野宿は割としやすいスポット.トイレも綺麗.
晩ご飯を食べていると,バチバチと空中放電の光が瞬くのが見える.夕立が心配だ.
質素な晩ご飯を食べて就寝.雨が当たらないように軒下に寝る.
疲れているし,涼しいし,すぐに眠れるだろう…と思ったが,夏の本州,蚊が多い.
O型の僕は彼らの恰好の餌食.
虫除けスプレーを持っていなかったので,どんどん蚊が飛んでくる.結局この日は蚊の攻撃にさらされ,寝付くのが遅くなってしまった.
明日はコンビニで虫除けスプレー買おう.
まとめ:信州・長野を満喫
長野名物おやきとそばを食べられて,善光寺も行けた充実の一日.
入道雲に何度も感動した.夏の一番好きな風景だ.
夜,道の駅で蚊に刺されまくったのがツラかった.夏の本州での野宿に虫除けスプレーは必須だ...
4日目はいよいよ日本海側,新潟県に入る.名古屋から自転車で日本海側まで行ったのだから,実質日本横断?
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3日目走行距離:約100㌔
累計走行距離:約320㌔
食費:1,728円
宿代:0円(道の駅)
温泉:200円(ふれあい信濃いこいの家)
雑費:136円(ボトルケージ補修用ビニールテープ)
合計:2,064円