愛車のKONA JAKEを手に入れてから、2ヶ月。
夢だった北海道の自転車旅。
キャンプツーリング装備をバタバタと揃えて
夏真っ盛り、蒸し暑いお盆過ぎ名古屋を抜け出して、北の大地へ。
苫小牧から釧路、道東を走って帯広、そして苫小牧へ。
大学1年生、はじめての北海道自転車旅の記録です。
太平洋フェリーで北の大地へ
名古屋から北海道へは、太平洋フェリー【きそ】を使って移動しました。
名古屋港を出発し、仙台港を経由して苫小牧港に到着する
40時間の船旅です。
普段、絶対に経験できないのんびりとした時間は
旅のワクワク感を膨らませてくれる充実した時間です。
名古屋から仙台
名古屋港を夜7時に出発して、翌日午後4時過ぎに仙台に到着です。
>>>はじめての船旅!太平洋フェリー『きそ』乗船記1日目〜名古屋→仙台〜
仙台港では、一度下船して食料等を買い込みました。
仙台から苫小牧
仙台港を出港してからさらに一晩かけて、ようやく苫小牧に到着です。
津軽海峡を通っていよいよ北の大地へ降り立ちます。
フェリー乗船に関して
>>>詳しくは「太平洋フェリー・『きそ』乗船記|予約・乗船手続きガイド」へ
12日間の旅の記録
0日目:スタート地点の釧路へ
旅のスタート地点は釧路。
苫小牧は北海道の南のまちで、釧路は東にあります。
移動はJR北海道の「スーパーおおぞら」を使いました。
南千歳駅から釧路駅まで、ディーゼル特急にゆられながらの電車旅です。
>>>初めて北の大地に降り立った!北海道ツーリング0日目〜苫小牧→釧路〜
この北海道の特急らしい面構えが、いいですねえ・・・。
北海道に来たって感じがします。
1日目:湿原と絶品ザンギ
1日目、釧路駅を出発して向かったのは釧路湿原。
展望台から拝む景色は、まさに圧巻。
眼下に広がる湿原はThe北海道です。
昼食は釧路で有名な「南蛮酊」のザンギ。
北海道では鶏肉の唐揚げのことを「ザンギ」と呼びます。
圧倒的なボリュームにもかかわらず、なぜか箸が進む
釧路に行ったらぜひ食べたい一品です。
>>>詳しくは【1日目:釧路→厚岸】へ
2日目:曇天の中を霧多布へ
2日目はあいにくの曇天。。。
あやめヶ原や霧多布湿原へ行きましたが
期待するほどの景色を拝めず・・・
晴れていたら最高なのに・・・!
とつぶやきながら、気がつけば霧多布まで移動していました。
霧多布は北海道東部の半島の先のまち。
温泉には浜中町出身の作家・モンキーパンチさんの資料がありました。
>>>詳しくは【2日目:厚岸→霧多布】へ
3日目:大草原と開陽台
この日は天候に恵まれ、大自然を思う存分堪能しました。
大草原の真ん中にたたずむ新酪農園展望台
PCの壁紙になりそうな、一面緑の展望台です。
途中の別海町は生乳生産量日本一のまち。
ソフトクリームは、次元が違うおいしさです。
そしてこの日の最後は開陽台
沈む夕陽をおがみました。
息をのむ美しさ。都会ではまず見られない絶景です。
まさに「地球が丸く見えた」瞬間でした。
北海道ならではの自然が織りなす絶景を
存分に堪能した3日目です。
>>>詳しくは【3日目:霧多布→根室→別海→中標津】へ
4日目:手つかずの自然と絶品宿ごはん
まずは最東端に近い野付半島へ。
野付半島は日本に37カ所しかない
ラムサール条約登録湿地として有名な湿地です。
野付半島ピストンのあとは
標津町のサーモン科学館へ。
そしてこの日の宿は「旅の宿 モシリバ」。
鮭のちゃんちゃん焼き!地元の絶品料理に舌鼓です。
>>>詳しくは【4日目:中標津→野付半島→標津】へ
5日目:世界遺産・知床に感動
この旅のメインの1つ、世界遺産・知床をめぐります。
朝からキツい坂を登って待っていたのは、国後島まで見渡せる知床峠の絶景でした。
さらに下って登って、知床五湖も。
世界遺産に圧倒されっぱなしの1日でした。
自然はすごい。感動しました。
>>>詳しくは【5日目:標津→羅臼→知床】へ
6日目:湖と輪行
この旅で2回目の輪行で摩周湖の麓、摩周駅まで移動です。
ここ数日続いていた峠攻めで、疲労のたまった足で
なんとか摩周湖まで登りました。
屈斜路湖のほとりのキャンプ場まで移動して
この日はバンガロー泊です。
>>>詳しくは【6日目:知床→斜里→屈斜路】へ
7日目:峠の景色よりあげいも
美幌峠に小雨の中登ります。
頂上ではガスが出てしばらく景色は真っ白。
景色より休憩所で食べたあげいもに感動してしまった峠です。
ほんとにうまかった。
このあと輪行して、水族館などを経由しながらキャンプ場へ行きます。
この日もキャンプ泊です。
>>>詳しくは【7日目:屈斜路→美幌→留辺蘂】
8日目:大雪山麓の豪華宿
朝は石北峠に登りました。
ここまで超えてきた峠に比べると、若干景色は劣ります。
ですが、やはり峠を越える達成感はあります。
この峠をクリアして目指すのは
大雪山系の麓の温泉街、層雲峡です。
この旅屈指の豪華宿に宿泊しました。
>>>詳しくは【8日目:留辺蘂→層雲峡】へ
9日目:峠・草原・ソフトクリーム
この旅最後の峠・三国峠を越えました。
北海道の国道最高地点です。
三国峠からのダウンヒルの途中には
幻の橋・旧国鉄のタウシュベツ橋梁を見に行きました。
キャンプ場へ荷物を置いて、この日も懲りずにソフトクリームです。
だって、おいしいんだもの。
>>>詳しくは【9日目:層雲峡→上士幌】へ
10日目:帯広グルメめぐり!
これまでの峠攻めのカロリーを一気に回復するかのように
帯広グルメを堪能しました!
豚丼、六花亭のスイーツ・・・
北海道の何がいいって、こういうおいしいものがたくさんあることですよね。
この日の記事を読めば、帯広グルメに詳しくなれるかも?
>>>詳しくは【10日目:上士幌→帯広】へ
11日目:輪行とキャンプ泊
この日から苫小牧への帰路につきました。
帯広から占冠までは「スーパーとかち」で輪行です。
利用したキャンプ場はなかなかコスパのいいところでした。
>>>詳しくは【11日目:帯広→日高】へ
12日目:ホッキ丼、そして旅のおわり
最終日、強烈な向かい風の中
必死に苫小牧まで走り、なんとか昼前に到着。
海鮮定食ぷらっと食堂でホッキ丼をいただきました。
19時出港の太平洋フェリー乗船まで
お土産を買ったり、輪行装備をしたりして出港を待ちます。
そして定刻通り19時、北海道を出発しました。
お土産はもちろん、バターサンドと白い恋人です。
>>>詳しくは【12日目:日高→苫小牧】へ
あっという間の北海道旅
自転車を始めて、たった2ヶ月で北海道を旅するなんて
納車した時には思ってもいませんでした。
旅をする前は初めてのことだらけで、不安でいっぱいでしたが
実際に北海道を走ってみると、本当に楽しいことだらけでした。
もちろん大変なこともあります。
(テント泊とか、峠をのぼるとか)
ですがそれ以上にたくさん、楽しいことがありました。
フェリーも含めて2週間以上の長旅でしたが、あっという間に感じました。
夏の北海道に行こう
この記事を読んでくださった方で
「まだ北海道に行ったことがない!」
「自転車で旅をしてみたい!」
という方は、ぜひ思い切って行ってみてください。
準備とか移動手段とか、計画段階では大変なことの方が多いものです。
その大変な準備を乗り越えて
いざ行ってみると、普段の生活では体験できないことばかりで
たくさんの経験値を得ることができます。
愛車もすっかり旅慣れしました。
今では「いい相棒」になりつつあります。
みなさんもぜひ一度、愛車と旅に行ってみてください。
きっと今よりももっと愛着が湧いて
楽しいこともたくさん経験できます。