自転車で走る!あこがれの絶景ロード・オロロンライン②|遠別~稚内【2018北海道自転車旅】

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今回は北海道に行って、実際に自転車で走ってきました。

オロロンラインの中でも、特に稚内に近い北部の方は

皆さんがイメージするような

本当にどこまでも真っ直ぐな直線が続いていました。

もちろんそこまでの道のりは
自転車にとっては決して楽ではありませんでしたが・・・
(主に向かい風・アップダウン)

 

平成最後の夏のオロロンラインの記録【その2】です。

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1日目|留萌→遠別

今回はオロロンライン留萌→稚内
を1泊2日で走りました。

1日目については

>>>オロロンライン①|留萌→遠別

を読んでください。

2日目|遠別→稚内

天気が悪く向かい風の吹いた1日目とは対照的に

稚内までの2日目90kmは追い風で快晴でした!

遠別から天塩へ「とらや菓子司」

1日目のキャンプ場を出発して

遠別から天塩までの20kmを走ります。

遠別からやや内陸に入っていくオロロンラインを突っ走ります。

景色は相変わらずの草原地帯。

快晴の青空と緑の草原。

朝から最高の気分。

 

そして向かったのは「とらや菓子司」

ツーリングマップル【2018】に掲載されている

プリンがおいしい洋菓子屋さんです。

ここでいただくのは「ミルクプリン」

容器がかわいい。

味の方は・・・

丁寧に作られたのがすぐにわかるような優しい甘さと

口の上でとろける食感が絶品です。

やっぱり牛乳がうまいんでしょうね。

市販されているプリンとは味の濃さが違います。

補給を購入・道道106号へ分岐

道の駅「てしお」がある交差点から、

今まで走ってきたR232に別れを告げ、海岸線の道道106号線(オロロンライン)に入ります。

ちなみにR232をそのまま走るとR40に接続して、内陸部を走ることになります。

内陸部をショートカットしてもいいですが

ツーリングマップルによると
海岸線を行く道道106号

【電柱もガードレールもない原野を一本道がのびるライダーあこがれの道】

だそう。まさに皆さんがイメージするオロロンラインは道道106号なのです。

 

この道道106号には補給ポイントがほとんどありません。(途中の駐車公園に食堂が1つあるだけ)稚内市街へ抜けるまで60km弱ありますが、その間の補給は天塩で買っておいた方がいいでしょう。

今回は道の駅「てしお」近くにある商店で買っておきました。

「直線路」とオトンルイ風力発電

道道に入り天塩川を渡ります。

すると現れたのは・・・

この直線路!

向こうが見えない・・・!

 

【ライダーあこがれの道】

マップルで紹介されるだけのことはあります。

自転車を置いて撮影します。

青空とのコントラストがいいですね。

右側に見えているのは「オトンルイ風力発電所」

この風車が立ち並ぶ風景は、まるでフィクションの世界にいるみたい。

ただひたすらの直線と原野の中に整然と立ち並ぶ、巨大な風車

ものすごいアンバランスが、逆に一体感を生み出しているような。

 

ここではライダーさんも記念撮影をしていました。

日本で一番、写真映えするスポットだと思います。

天気がよくて本当によかった!

 

さらに直線路を進んで行きます。

ほんとに何もない。

ビジターセンターは内陸側にあるんです

と思ったら

北緯45度通過点のモニュメントがありました。

遠くにうっすらと利尻富士が見えてますね。

 

車・バイクがいなくなったときに耳を澄ますと
風の音と自分たちの足音しか聞こえません。

日常では絶対にあり得ない感覚を味わえます。

ここら辺はずーっとオロロンラインのハイライトです。

ひたすら原野をすすむ

ここから先は駐車公園がある以外は
さらに何もない感じが増してきます。

さっきの風力発電所のところとかは、まだ電柱や電線が多少ありましたが

ここらへんは走っていて左右に何もないんですよ。

 

たまーに現れる低い柵以外は、正真正銘の一本道。

風向きは追い風。高速巡航待ったなし!

下ハン握って進みます。

何も考えずただ進みます。

この旅から導入したSPDシューズで、踏んで、引いて。

日常のストレスから解放されるこの瞬間!

 

前を見ると何㌔先だろうか、対向車が見えます。

でも、見えてからすれ違うまでのタイムラグが・・・スゴい(笑

オロロンラインならではの貴重な経験ですね。

抜海から内陸へ

幾度かのトイレ休憩で停まりつつ

こうほねの家」というところで昼食として買っておいたカップ麺を食べます。

この「こうほねの家」にはかつては売店があったみたいですが、現在は無人の休憩所になっています。売店だったときの名残なのか、中には自由に使えるガス・水道・テーブルが整備されています。

抜海を過ぎると多少アップダウンが増えてきて、道路も内陸へ入ります。

今までがあまりにも平坦で単調だったせいか、このアップダウンはいい気分転換になります。ジェットコースターみたいでおもしろい。

夕日が丘パーキングからの絶景

内陸部は完全な追い風。

高速巡航で再び坂の下付近の海岸部まで出てきました。

ここからオロロンライン(道道106号)は進路を東に向けて、稚内市街へ向かいます。

ちなみにここの分岐で左に行くと道道254号に入り、日本最北の温泉「稚内温泉童夢」やノシャップ岬の方へ抜けることができます。(僕はさっさと稚内へ行きたかったので、道道106の方へ右折します)

「稚内はもう目と鼻の先」

そう思っていた僕の目の前に現れたのは

登坂車線200m先

は・・・?ここから登るの?

とすぐになが~い上り坂が姿を見せます(峠ではない)

そう、この上り坂は「夕日が丘パーキング」という、先の道道254号方面の海岸線を見下ろせる絶景スポットへの試練なのです。と同時に稚内へ抜ける関門でもあるわけです。

道道254を選べば坂はないが距離は伸びる。
道道106を選べばこの坂を超えれば稚内へは最短ルート。

ということで頑張って登ります。

さっきまで調子にのって高速巡航してきたせいか、脚は全然回りません。

ゆっくりゆっくり登っていきます。

1kmちょっとのただの坂が、きっつい峠に感じる・・・

息もあがってきたところで、左側に駐車場が見えました!

無事に上り坂をクリアし、待っていたのはこの景色!

坂を登ったご褒美!

天気がよくて気持ちいい!

道道254号方面

さっきぼってきた坂道がみえます。

今見たら全然たいしたことない坂・・・そんなことはどうでもいい(・∀・))

これでオロロンラインは終了です。

この景色を最後に見られてよかった。

オロロンラインの終点・稚内市街へ

稚内市内の道路標識・ロシア語が併記されている

夕日が丘パーキングから坂を下って

無事稚内市街へたどり着けました。

JR最北の駅・稚内駅

鉄道好きの僕が真っ先に向かったのは

JR最北端の駅・稚内駅

ここに来ると、自分はものすごい北まで来てしまったんだなと実感します。

駅舎の前で記念撮影。

線路が駅の中から延びてきていますが、これは昔の名残として残しているようです。

昔は現在の駅舎よりさらに北側まで線路が延びていたみたいです。

こちらのブログページが参考になります。

https://blogs.yahoo.co.jp/s_limited_express/35170154.html

稚内桟橋線、防波堤ドームの方にも線路があったんですね。なるほど。

 

とりあえず記念入場券を買っておきます。

駅の時刻表を見ると、しばらくした後に特急「サロベツ」が入線するということで

外で時間をつぶしたあとに記念入場券で中に入ります。

「北と南の始発・終着駅」

日本の南の始発駅・枕崎駅から3099.5km

日本の鉄路の端の駅であることを実感する駅標。

入線していたキハ261系(HET261)は夕方に出発する

折り返しの特急「宗谷」になります。

稚内から札幌まで、宗谷だと5時間かかります。

これから始まる長い長い運行を待つ「宗谷

汽車特有の車体にうっすらとついている黒い汚れ

青色の先頭部分

島式ホーム1面1線の車止めは、北端の駅を象徴しています。ちなみに2010年に廃止されるまで、稚内駅には2番線があったみたいです(Wikipedia参考)

「宗谷」は、日本国内で運行されているディーゼル特急としては最長運行距離を誇ります。

札幌から稚内まで鉄道で行けると思うと、ものすごいロマンを感じます。

今年の冬にでも、乗ってみたいなあ。

日本最北端の銭湯「みどり湯」

特急列車を見送ったら、お風呂で疲れを癒やします。

稚内にある銭湯=日本最北端の銭湯

ということでやってきたのは「みどり湯

RH(ライダーハウス)併設のきれいな銭湯です。

この銭湯、料金は他の銭湯と同じなのですが

備品の設備・サービスの充実がスゴい

浴槽は大浴場ひとつですが、脱衣所には

うちわ・化粧水・ヘアトニック・瓶ジュース
他にも持ち込み可能な「塩」(身体に擦り込んで毛穴から健康に!)などなど・・・

ただの銭湯ではない、サービス精神旺盛な銭湯でした。

日本最北端だし、行ってみる価値はあります。

このあと海鮮丼を食して、オロロンライン終了!

まとめ:オロロンライン楽しすぎた

2日間でオロロンライン180km(全部ではない)走りきりました。

とにかく絶景が盛りだくさんで楽しかったです。

写真が捗りました。

海にモロに面しているので、風向きによっては地獄をみるオロロンラインですが

それでも走ってみる価値はあります。

特に天塩~稚内間の道道106号線

原野を貫くあの景色の中を走る経験はなかなかできないものです。

北海道へ行ったら是非一度走ってみてください。

絶景に感動しましょう!

 

それでは、また

タケでした!

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