昨年,一昨年は名古屋~苫小牧を太平洋フェリーで移動.
愛車で北海道内をぐるぐる走った.
おかげで北海道内はたくさん走ることができた.
「今年の夏は東北も走ってみたいな・・・」
ということで,名古屋から北海道まで東北経由で全部自転車で走ることにした.全部,自転車で.
「北海道まで自転車で行く」自分の中では思い切った挑戦だ.でもこういう長い期間の放浪(?)旅は学生の間しかできない,来年からは研究の方が忙しくなるだろう.やるなら今しかない.
名古屋を出発してから北海道内を走り終えて,また名古屋に帰ってくるまで,25日.自分史上最も長い自転車旅の記録.
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<この記事の内容>
25日目:帯広グルメめぐり
<前の日>
24日目:根室~帯広(輪行)
25日目:帯広グルメめぐり
公園にて起床.屋根のあるところに寝たおかげで,昨晩降った雨に打たれずにすんだ.シュラフの足下は少し濡れているけど,もうこの自転車旅もおしまいだから大丈夫.家に帰って乾かそう.
さて,帯広でやることはただ一つ.
美味しいものを食べること.
朝からお昼過ぎまでかけて,帯広グルメをじっくり堪能していこう.
柳月スイートピアガーデン
まず向かうのは,柳月スイートピアガーデン.
帯広市内西部から国道241号で北上し,音更町に入ってしばらく走ると,城のような大きな建物が見えてくる.近くには音更帯広ICがあって,帯広駅からはだいたい8kmほどのところ.中心部からは離れている.
午前9時からオープンしている喫茶にて,
おいしいプディングとモンブラン,そして無料の珈琲をいただく.あぁ…朝から幸せだ….これを楽しみに毎年北海道ツーリングで帯広に寄っているといっても過言ではない.
スイートピアガーデンといえば,オープン1時間以上前から行列ができる「三方六(さんぽうろく)」が有名.バウムクーヘンの切れ端(500g,250g等)を安くたたき売りしてくれる.正式には「三方六のお買い得商品」という.ただし,数量限定で行列にならんで整理券をもらわなければ手に入らない.
一緒に行って買った人の分を撮影させてもらったぞ.
デカい…
バウムクーヘンにはとても見えない.でも,味はちゃんと美味しい.切れ端をちょっともらったけど,しっとりバウムクーヘンで甘さもちょうどよかった.
僕は新幹線ですぐに帰るから,食べきれないので買わなかったけど
フェリーでのんびり北海道から帰るなら,おやつとして買ってもいいかもしれない.
団体での旅行なら,グループで一つ買ってみんなで分ければ最高だと思う.
詳細は公式サイト参照.
帯広名物・豚丼は「とん田」で!
柳月でお腹を満たしたら,それを消化しながら今度は帯広名物・豚丼を食べに行く.いや~忙しい忙しい.
音更町から再び帯広市内に戻り,十勝川を渡り,帯広市東部へ.
R38号を走って,札内川を南下.
片側2車線の広い道路を走ると,
ぶた丼のとん田に到着.
午前11時開店で,20分か15分前にお店に到着したけど,すでに行列ができていた.週末だということもあるかもしれないが,とにかく人気店なので昼間のピーク時間は混雑する.
開店と同時に,行列を作っていたお客さんが次々と木目調の店内に吸い込まれていく.行列は長く,残念ながら1回転目では入店が叶わなかった.しばらく待つことになる.店員さんから渡されたメニューを見て,胃腸が急激にスペースを空けてくれるのがわかる.柳月の甘い物は別腹にしまわれたようだ.
「とん田」ではロース・バラ・ロースバラ盛り合わせ・ヒレの好みの部位の豚丼が楽しめる.
昨年はロースバラ盛り合わせを食べた.
今年はバラ豚丼にしよう.
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20分ほど待って店内へ.
注文して15分ほどで豚丼の登場.
輝くようなバラの脂身,特製のタレの香りがたまらない・・・写真を見返すだけでもよだれが出そうなほど.
まずはそのままいただく.バラは甘味が強いぶん,タレの辛さが絶妙に美味しい.
バラ豚丼には,机上にある「にんにく一味」をかけるのがオススメだそう.ブタさんの容器に入った赤い一味をさっとかけて食べると,たしかに美味い!
柳月で結構お腹いっぱいになったから,食べられるか心配だったけど
杞憂に終わった.おいしいバラ肉を丁寧に味わいながら完食.
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とん田は人気店だから,時間帯によっては行列ができる.
早めに行って開店前から並ぶか,ピークを過ぎたあとの時間に行くのがオススメ.
六花亭 帯広本店
さてさて,豚丼の次は帯広市内中心部へ.
がっつり食べた後はスイーツ!
自分で記事を書きながら「よくこんなにも食べられるな」と感心している…自転車で長い間強度が高い運動をしてきたからこそできるんだろう.普通に旅行してたら,こんなに食欲は湧かない.
向かったのは,「六花亭 帯広本店」
六花亭はマルセイのバターサンドで超有名な人気店.
でも,本店に来たら食べたいのが
「サクサクパイ」.
無料のホットコーヒーを飲みながら
「サクサクパイ」を堪能.
バターサンドもいいけど,サクサクパイも最高.文字通りさくさくの生地に包まれた,たっぷり甘いカスタードクリームがたまらない.そして,やっぱり六花亭はバターの風味が素晴らしい.
クランベリー本店のスイートポテト
ホテルにチェックインできる時間になったので,先にホテルへ荷物を置いてから,もうちょっとスイーツめぐり.
六花亭の次は,クランベリー.
クランベリーといえば,スイートポテトが有名.店の外にまで流れてくるあま~いさつまいもの香り,店内のショーケースに並んだ軽く焦げ目のついたふと~いスイートポテト.
名物のスイートポテトを食べたかったけど,さすがに1本買うと食べ切れなさそう.
そんなときには「ケーキセット」を食べる.
おやつにぴったりなサイズの小さなスイートポテトに,ワンドリンクがセットで付けられる.スイーツめぐりの終盤に優雅なティータイム.レモンティーと一緒にいただく,ほんのり甘いスイートポテト.六花亭や柳月で食べた砂糖の甘みとはまた違う,さつまいも本来の甘さが美味しい.
ちなみにクランベリーでは,激安ソフトクリームも売られている.1本100円台だったかな,とにかく安い.安いからといってサイズが小さいとかはない.むしろ普通よりも大きいくらい.
洋菓子を食べ飽きたなら,激安ソフトクリームを楽しむのもいいかもしれない.
まとめ:おいしいグルメで旅を締めくくる
以上,25日目(最終日)の記録.
なんだかんだで毎年北海道ツーリングの最後は帯広で締めくくっている.人間やっぱりおいしい食事にはついつい引き寄せられるのだ.そして毎年でも飽きない美味しさを提供してくれるお店に感謝.今度は鉄道旅で訪問することになるかも?
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これで一通りの北海道自転車旅はおしまい.この日はホテルでしっかり休んで,翌朝から輪行で一気に名古屋へ向かう.昨年,一昨年はフェリーで北海道から名古屋へ帰ったけど,今年は鉄路で帰る.特急,新幹線を乗り継いで長距離の鉄道旅.翌日からは完全に鉄道マニアによる鉄道旅になっているのでツーリング記としてはココで一区切り(ちなみに,鉄道マニア向けのコンテンツは以下の2本です)
全記事で25本になった.ちょっと発散してしまっているので,まとめ記事でも書いて整理しようと思っている.また,ツーリング中に考えていたこととか,役に立ったアイテムとかも,まとめていこうと思う.
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ああ・・・新学期が始まる・・・
通算走行距離(名古屋~):1990キロ