自転車で走る!あこがれの絶景ロード・オロロンライン①|留萌~遠別【2018北海道自転車旅】

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自転車に乗る人、バイクに乗る人なら誰もがあこがれる

北海道・日本海側を南北に走る

絶景ロード「オロロンライン

消失点が見えないほどの直線路が有名ですよね。

 

今回は北海道に行って、実際に自転車で走ってきました。

オロロンラインの中でも、特に稚内に近い北部の方は

皆さんがイメージするような、本当にどこまでも真っ直ぐな直線が続いていました。

 

もちろんそこまでの道のりは

自転車にとっては決して楽ではありませんでしたが・・・

(主に向かい風・アップダウン)

 

平成最後の夏のオロロンラインの記録【その1】です。

オロロンライン|留萌から稚内の行程

今回は留萌駅前から、稚内駅まで北上する行程で進みました。

 

1泊2日で留萌から稚内まで、

途中で遠別のキャンプ場で1泊しました。

 

留萌から稚内までは180kmぐらいあります。

1日で行けなくはないかもしれませんが

僕の場合は荷物満載なので、90kmずつ2日に分けて走りました。

 

後でも書きますが、1日目の向かい風の中180kmはとても走れなかったですね。

結果的には2日に分けたことで無理なく走りきることができました。

1日目|留萌~遠別

朝留萌駅前を出発。

前日は雨だったこともあり、路面はかなりウェットな状態。

風は北からの逆風で、完全に向かい風(7m/sくらい)でした。

 

ということで、スピードは無理に出さずに体力をセーブしつつ走ることに。

 

初日に目指すは遠別町にあるキャンプ場。

留萌から90km先にあります。

北からの向かい風がキツい

こぎ始めて数分でわかりました。

 

「風がキツい。」

 

下ハンを握って巡航しても、20km/h出るか出ないかぐらいの感じです。

どういうことや。。(^^;)

これはかなりキツい・・・

 

左には前日からの雨と風で大荒れの日本海が見えていますが

そんなのを見る余裕もなく、ただひたすら前に進むことだけを考えてました。

 

もっと景色を楽しみながら、絶景を写真に収めながら走りたいなあ・・・

 

現実は厳しかった・・・ただただ「つらい」

「オロロンラインは向かい風だとつらいだけ」

知人から聞いたこの言葉は本当でした。

北海道限定飲料「カツゲン」でパワーをつける!

最初の休憩はセイコーマート小平店

つかれたつかれた。

 

北海道といえば、コレ。

「カツゲン」

どんな味か知ってますか?

 

僕が思うに

ヤクルトとカルピスを足して2で割った

感じです。

 

なんだか中途半端な味を想像するかも知れませんが

これがウマいんですよ。疲れが吹き飛びます。

 

一度飲むとやみつきになる味です。本州でも販売してほしい!(切実)

北海道行ったときは飲んでみてください。

道の駅 おびら鰊番屋とにしん文化歴史公園

小平のセイコーマートを出発してからは、またひたすら北進します。

今回はざっくり20kmごとに休憩を挟みつつ進んで行きます。

この区間少し晴れ間が見えてきて、ちょっとラクに走れました。

そしてやってきた休憩スポットが「おびら鰊(にしん)番屋」という道の駅。

おびら鰊番屋 | 北の道の駅

小平町は明治から大正にかけてにしん漁で栄えたそうで。

その歴史と文化を伝える資料が、この道の駅にもいろいろ残っています。

 

もちろん道の駅なので、トイレや食事処・売店などもあり

休憩施設としては申し分ない充実ぶりでした。

目の前のオロロンラインは「にしん街道」と名付けられています。

 

この道路を渡り、道の駅の反対側に渡ると

にしん文化歴史公園」というのがあります。

モニュメント・銅像は蝦夷地探検家「松浦武四郎翁の像」です。

そばにある碑文を読んでみると、彼の身長は140cmそこそこだったそう。

現代だと140cmぐらいっていうと小学3,4年生くらいかな?

その小さな身体で大きな北海道を探検したのって、今じゃ考えられないですよね。ものすごい脚力と知的探究心がないと成し遂げられないと思いました。

 

にしん文化歴史公園には「三船遭難慰霊之碑」もあります。

札幌に戻って旧道庁の樺太記念資料館を見てから知ったのですが、この「三船」とは終戦後の樺太からの引き上げ船を指すようです。

 

この三船には日ロの壮絶な衝突を免れて命からがら逃げてきた人たち(樺太の住民)がたくさん乗っていました。そこへロシアが攻撃を加えて、この小平沖で沈没してしまったのだと旧道庁の記念館で見ました。その慰霊碑がここにはあります。

三船遭難慰霊之碑 慟哭の海に誓う

 

歴史を習ったときには、太平洋戦争末期の樺太の情勢なんてほとんど教わらなかったので

札幌の旧道庁にある樺太の資料コーナーと併せて見ることをオススメします。

赤レンガづくりの旧北海道庁(別日撮影)

日本人として、また北方領土問題のことを考える上では知っておきたい史実を勉強できます。過去から学ぶって大事。

アップダウンと風力発電・天気回復

小平から苫前に抜ける途中、オロロンライン「らしい」景色というか、

海沿いのアップダウンと風力発電の風景が姿を見せ始めました。

「オロロンライン」と聞くと平坦な直線路をイメージしますが(僕も行く前はそうだった)

どちらかというと「海からの強風・細かいアップダウンの繰り返し

が中心で、イメージのような直線路は2日目、北部の方だけでした。

 

いい景色を見るためには、多少の苦労が必要

ってことですよ。

耳元を風切り音が切り裂きます「ブヒュオオオオオオオオオオ」

この区間が今日一番キツかったです。。。

 

なんとかかんとか20km進んで

道の駅「風Wとままえ」で昼食をとります。

 

ここには温泉施設や食事処があって休憩にはちょうどいいですね。

先ほどの「おびら鰊番屋」からの距離も20kmでいい感じ。

 

ちなみに「風W」は「ふわっと」って読みます。

苫前には大型の風力発電が道沿いに並んでいるので、それにちなんで名付けたのでしょう

(最初は読めませんでした、カゼダブリュー?(笑))

 

昼休憩もそこそこに出発すると天気が良くなってきました。

青い空も見えます。

こういう景色を待っていた!

 

苫前を過ぎると多少アップダウンも少なくなってラクになってくる(はず)です。

羽幌市街地を抜け、JRの廃線を右手に見ながら初山別の街まで進みました。

しょさんべつ温泉で早めにリフレッシュ

今日は遠別に宿泊予定ですが、遠別周辺には温泉がありません。

なので初山別にある「しょさんべつ温泉」で早めに風呂に入っておきます。

たしかこのとき16時前だった気がします。

 

この温泉は「しょさんべつ温泉 ホテル岬の湯」ということで

ホテルの日帰り入浴という形になります。

 

日帰り入浴500円、泉質はヌルヌルで肌がすべすべになるやつです。

大浴場には露天風呂があり、晴れていれば利尻島の名峰利尻富士が見えます。

この日はうっすらと利尻富士の裾野が見えましたね。

休憩所からの絶景

ちなみにここにはキャンプ場もあります(みさき台公園キャンプ場)

風呂上がりで気持ちよくなって「ここでキャンプしようか・・・」と迷いましたが

 

明日ラクがしたいので、誘惑に打ち勝ってもう少し走ることにしました。

オロロンライン沿いの宿「遠別川河川公園」

しょさんべつ温泉から遠別川河川公園までは19km。

1時間弱でつきます。

 

遠別町の「遠別川河川公園」。

オロロンラインから、遠別町街の入口・遠別川の手前を左折していくと

開放感のある海沿いのサイトが見えてきます。

受付のおっちゃんに声をかけてお金を支払い(500円)

テントを先に張って、

夕食を近くのセコマへ買いに行きます。

今日の夕食

  • セコマ100円焼きうどん
  • セコマ和風チキンカツ丼
  • ゴクゴクグルト(セコマオリジナル飲料)

このくらいがっつり食べないと疲れがとれません!

 

セコマの弁当やパスタ、オリジナル飲料はどれも安くておいしいので

北海道ツーリングではセコマのごはんも楽しみの一つです。

 

沈む夕陽を眺めながらテントでごはん

今日は頑張ったなあ(´。`)

 

晩ごはんを食べ終えてしばらく休んでから、星がものすごく綺麗だったので

星空撮影会

 

はじめてPENTAXで星空を撮影したんですが、

むずかしいですねえ・・・なかなかうまく撮れません。

一応、写真の真ん中から右側にかけて

天の川が写っているの、わかります?

 

まるで空一面に星がちりばめられているような美しさだったんですがね。

あんまり綺麗には写ってないですね。。。

もっと練習します(笑

ひとしきりカメラで遊んだら、シュラフに潜って寝ます。

この日の遠別町、夜は冷えましたね。10℃ちょっとしかなかった気がします。

パールイズミの冬用インナーで寝ました。

>>>【参考記事】パールイズミの冬用インナー

1日目のまとめ

この日の走行距離は95kmぐらい。

 

向かい風&荷物満載での90kmはなかなかツラかった。

ですが、あこがれだったオロロンラインを走ることができてうれしかったです!

2日目は遠別から稚内まで走ります。

オロロンラインの真骨頂「永遠に続くような直線路」がついに現れます。

 

お楽しみに。

続き>>>2日目:遠別→稚内(更新情報はTwitter@take26confiでチェックできます)

オロロンラインの後は利尻・礼文を巡りました。

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