金がたくさんあるわけではない.
したがって以下で紹介するキャンプギアは
自転車でキャンプツーリングをするために必要な最低限のアイテム.金があればもっといいモノを買えば良いと思うけど,とりあえずこれくらい揃えれば十分自転車でキャンプツーリングできる.
2年間ほど使ってきてようやく馴染んできたアイテムたち.
せっかくなので記録に残しておく.
これから社会人になったら,ギアはいくらでもアップグレードできる.
でも,学生時代に使い込んだ安道具と,それに付随する旅の思い出は一生物.
宿泊道具一式
最も重要なキャンプ道具は
- テント(1~2人用)
- シュラフ(寝袋)
- マット
この3つ.あとで紹介する調理道具とかは,別にムリに用意しなくても外食や弁当で済ませれば大丈夫.でもキャンプするのにこの3つがなければ,泊まるところがなくなってしまう.
バンガローとかに宿泊するにしても,テント以外のシュラフ・マットは必須.
僕は北海道に行く前に取り急ぎ買いそろえたものを,今でも使っている.
テント:サウスフィールドSF-5200TD
スポーツDEPOにて,購入したサウスフィールドの1~2人用テント.
税込6,000円ほど.
SOUTH FIELD(サウスフィールド) キャンプ ドームテント(1~2人用)(SF-5200TD)
そんなに軽くないし,これといった特徴もないシンプルなテント.特徴はないけど,コイツは意外とアタリだったと思う.使いやすいし,丈夫.
ポールで立てる方式で,インナーシートとフライシートがある.あとロープとペグもちゃんとついていた.
1年間ほとんど壊れることなく使えたが,2年目の夏,北海道ツーリング終盤にテントポールがささくれ状に割れてしまった.
だから,テントポールだけFRPの初期品からamazonで買ったアルミ合金のものに交換した.
FRPの純正ポールは意外と重くて,交換したポールの軽さにびっくりした・・・
ポール以外のフライシート・インナーテント・ペグはまだまだ使えそう.
シュラフ:ColemanストレッチケイマンC5
amazonで買ったColemanの3シーズンシュラフ.
ストレッチケイマンC5
快適温度は5℃,最低使用温度は0℃.
でも夏~秋のツーリングでは全然使える.春は,やったことないけど...多分着込めば寝られるだろう.
1万円弱,それなりにデカいけどキャリアに付けて走ったり,サイドバッグに押し込んだりすれば大きさはそんなに気にならない.
マミー型と封筒型のハイブリッド的な形状.3シーズン型のシュラフにしては少々珍しい形状.
一度だけ冬キャンプで使ってみたことがあるけど,さすがに寒かった.
フリースと裏起毛パンツを着込んでも,寒すぎて寝付けなかったのは苦い記憶だ...笑
ちなみにこのときの気温は0℃近く.
最低使用温度ギリギリという状況だと,やっぱりムリだった.
冬の愛知犬山・桃太郎公園ソロキャンプ|シクロクロスでゆるキャン△してきた
冬シュラフほしいけど,高いからなあ・・・
でも,宿代が浮くと思えば
思い切って冬シュラフ買ってしまうのもありだよな~.
マット:BUNDOK フォールディングマット
マット,これもamazonにて購入した.
銀マットでもよかったけど,なんとなく寝心地が良さそうだったのでBUNDOKのこれを選んだ.
180×60センチ,昨年の夏ぐらいまではそのまま使っていたけど
横幅が60もあると,キャリアに縛り付けるときに邪魔なので
はさみでジョキジョキカットして使っている.
安い分,嵩張るけど雑に扱っても大丈夫.
空気を入れるタイプもあるけど,高いし破れてしまうとツラいので...
ヘッドライト:Anbero(USB充電/220lm,10時間)
なくてもいいけどあると心強い,ヘッドライト.
これもamazonで,Anberoというものを買った.
今も使っている.
USB給電式で,一度の充電で10時間・220lmで明るさも申しぶんない.
照らす角度の調節もできる優れもの.
テントの中に吊せばランタン代わりにもなる.
1,599円という安価だった割に,意外と高機能.
枕:SEA TO SUMMITのエアピロー
枕はあれば快適になるよ~というぐらいで必ずしも必要ではない.
僕は,キャンプツーリングをはじめてからしばらくは衣類を入れた袋を枕代わりに使っていた.
でも,ちゃんとした枕があった方が寝やすいかな.ということで思い切って購入.
収納時はめちゃくちゃ小さいのに,膨らませるとちゃんと枕になる!
しかも空気を入れるところは,逆流防止のバルブ式.
数回息を入れるだけでパンパンになる.
買って良かった優れもの.めちゃくちゃ小さいのに,存在感は大きい.枕があるだけで疲れの取れ方が全然違う.
調理道具
お次は調理道具.
ここまで紹介してきた宿泊道具は,キャンプツーリングには必須.
それに対して,調理道具はあくまでも「自炊」を目的としたもので
必須ではない.
しかしキャンプ場は,まちから離れた僻地にあることも多い.
持っておいた方が「食べるところがどこにもない!」というときに安心だ.
それになにより,自炊は楽しい.
簡単なパスタやレトルト食品でも,お湯がぐつぐつ沸く様子をぼんやりと眺めるのは心が安まって素晴らしいものなのだ.
バーナー:SOTOレギュラータストーブ
自炊に必須なのが「火力」
僕の場合は,お湯を沸かしたり,ごはんを炊いたりが中心.
炒め物とか,そういう本格的なものはやらないにしても
お湯を沸かせればカップ麺やパスタは食べることができる.
アウトドアサイトでよく紹介されているのは,OD缶タイプのバーナー.
これは非常にコンパクトで使いやすいらしい.
でも,燃料はちょっと手に入りづらい.山の中のソロキャンプで燃料切れはキツい.
一方で,僕が使っているのはこちらの「CB缶タイプ」
SOTOレギュラーターストーブ
量販店などに売られているいわゆるガスコンロに使う「ガス缶」が燃料.
したがって割と田舎でも容易に手に入るのが強み.
あと,4本足で重心が低いので,調理がしやすいのも特徴.
火力もなかなか強い.
7割ぐらいの出力で,お湯がシッカリ沸かせる!
専用の袋付き,折りたためば手のひらサイズまで小さくなる.
コッヘル:DUG
調理器具は「コッヘル」と呼ばれるものを使っている.
DUGの製品,用事があって名古屋駅に寄ったついでに
名鉄百貨店にある好日山荘で見つけて買って帰ったもの.
コンパクトで,熱伝導性が高い.
ただし,小さすぎるがゆえに,パスタは200g茹でるとこの有様.
もう一回り大きいサイズを買えば良かったなあ・・・と思ったり思わなかったり.
でもまあ,米は炊けるし
缶詰の中身を温めるのもできるし
十分満足している.
コッヘルで炊く米は美味いんだな~
コッヘル炊飯の手順と3つのコツ~目指せもちもちツヤツヤごはん~
マグカップ:belmont(チタン,300mL)
マグカップは,あるとQOLが上がる.
これも好日山荘で買ったもの.
春秋のキャンプにて,マグカップに入れて飲む,朝のコーヒーは最高に美味い(インスタントだけどね).
カリナリー:キャプテンスタッグ?
フォーク・スプーンはスポーツDEPOにて
テントと一緒に購入したものを使っている.
安っ!
ちなみに箸は先っぽが欠けてしまって現役引退(笑)
後任は今も見つかっていない(結局割り箸で済んでしまう)
洗剤
食器用の洗剤は,下宿にて使っているJOYを
百均で買った小分け容器(20mL)に入れて持って行っている.
スポンジは小さくカットして,小分けの洗剤容器と一緒にZIPロックに入れる.
これは最近始めた試みだけど,どうも百均の容器は締まりが悪い…
キャンプ場について袋を取り出してみると,中身が漏れて袋の中が洗剤まみれということがしばしば.
ちゃんと閉まる容器を買った方がいいのかもしれない.
P&G ピーアンドジー 除菌JOY(ジョイ)コンパクト 本体〔食器用洗剤〕
快適品
最後は,あるとQOLが上がる!快適品.
折りたたみ椅子:mont-bell(中古)
先輩から中古で購入したmont-bellの折りたたみ椅子.
ここまできて初めてのmont-bell製品登場.
椅子はキャンプを始める前は「なくてもなんとかなるだろ~」と思っていたけど,
いざ現地へ行って,テントの前で調理するときに
地べたに座り込んだりしゃがみこんで過ごすのは結構しんどい.
このチェアは小さくて,「自然な座り姿勢をキープする」ぐらいの役割しか果たさないけど
その役割は意外にも大きい.
長時間座るのはできないけど,コッヘルで調理する間,食事する間に重宝している.
安いし自転車で運ぶのも簡単なので,買って損はない.
宿泊用風呂セット:マックスバリュで購入
「シャンプー・ボディーソープ・歯ブラシ」が入った「外泊セット」は,近所のマックスバリュにて買ったもの.
中身が無くなりそうなときは,
ビジネスホテルに泊ったときなど,こっそり拝借している…
田舎の銭湯では,シャンプー・ボディーソープが置いていないところも多い.
忘れると意外にツラいので,長期のツーリングは持っておくと心強い.
最近は,化粧水も小分け容器に詰めて持って行っている.
1週間以上のツーリングになると,肌が乾燥してきてツラいのだ・・・
タオル:MIZUNOスイムタオル
風呂に入った後使うバスタオルは,スイムタオルで代用.
水を含んでも洗って絞れば
またすぐに乾いて使える優れもの.
普通のタオルも1,2枚,汗を拭くように持っていく.
イヤホン:Apple純正
とくにこだわりはない.
Kindle
テントにて一人の時間の暇つぶしにぴったり.
さすがに紙の本を持っていくのは,濡れたり汚れたりがコワい.
Kindleならそういう心配は無用で,何冊持っていっても場所もとらない.
最近のは防水になったらしい.いいなあ.(僕のPaperWhiteは非防水)
サンダル:クロックス
自転車を漕ぐときではなく,キャンプ場で過ごすときや
観光するとき,輪行するときに使う.
あとは雨の時は,ビンディングシューズを脱いでクロックスで走る.
雨天走行にも使えるのがクロックスのいいところ(つま先が保護されている)
(つま先が保護されていないサンダルでの雨天走行は危ないので辞めた方が良い)
キャンプ場でいちいちビンディングシューズを脱いだり履いたりするのは面倒だ.
雨天走行しないなら
クロックスでなくても,サンダルとかでもいい.
まとめ:これくらい揃えれば冒険できる
ここにあげたアイテムのほとんどは,いわゆる入門編・ローグレードなアイテムばかり.
お金を出せばもっともっといいモノがあるし,軽量化・小型化を実現できる.
でも,学生である僕はアイテムにそこまでお金はかけられない(金がない)
だから,とりあえず最低限は揃えて,余ったお金でいろんなところへ行くことにしている.
テント
シュラフ
マット
キャリア
パニアバッグ
バーナー
コッヘル
カッパ最低限の装備揃えれば
夏の北海道ぐらいはキャンプツーリングで冒険できます、高い装備なくても行けるんです pic.twitter.com/OB6Bo1qesU— タケ|自転車と鉄道 (@take26confi) June 7, 2019
貧弱な装備にも見えるけど,これくらい揃えておけば夏の北海道にも行けてしまう.2~3週間のキャンプツーリングだってできる.
【まとめ】2018北海道自転車旅|大自然に感動し、グルメを愉しみ、被災に涙した旅
「自転車でキャンプツーリングやってみたいなあ」
という人はとりえあず道具を揃えてどこかへ行ってみることをオススメしたい.僕はいきなり北海道に行った(このブログを始めたのもそれがきっかけ)けど,別に近場でもいいからとにかく行ってみる.
【2017北海道ツーリング】大学生はじめての自転車旅|道東~道央
そうすると,いろんなことがわかるし,安い道具でも使ってみると結構楽しい.
そして自転車旅がいかに自由で,楽しいかということもわかる.
大学生という,「合法ニート」的な立場のうちに
日本全国いろんなところへ行ってみようと思う.
そんで社会人になったら,道具にもお金をかけてみるつもりだ.