昨年,一昨年は名古屋~苫小牧を太平洋フェリーで移動.
愛車で北海道内をぐるぐる走った.
おかげで北海道内はたくさん走ることができた.
【まとめ】2018北海道自転車旅|大自然に感動し、グルメを愉しみ、被災に涙した旅
「今年の夏は東北も走ってみたいな・・・」
ということで,名古屋から北海道まで東北経由で全部自転車で走ることにした.全部,自転車で.
「北海道まで自転車で行く」自分の中では思い切った挑戦だ.でもこういう長い期間の放浪(?)旅は学生の間しかできない,来年からは研究の方が忙しくなるだろう.やるなら今しかない.
名古屋を出発してから北海道内を走り終えて,また名古屋に帰ってくるまで,25日.自分史上最も長い自転車旅の記録.
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<この記事の内容>
16日目:北見~サロマ
<前の日>
15日目:札幌~北見(輪行)
<次の日>
17日目:サロマ~網走
16日目:北見~サロマ
北見のビジネスホテルで起床.
朝食は買っていなかったので,駅前のセコマへ行って朝食をとった.
いよいよ道東ツーリングのスタート.天気が心配だったけど,予想外に晴天.今日は北見からサロマ湖畔にある「キムアネップ岬キャンプ場」まで走る.
国道39号で留辺蘂へ
駅前を走る幅の広い道路は国道39号線.
サロマは北見の北にある.けれど,まずは国道39号で西へ.
市街地を抜けるまでは信号が多く,時間がかかる.
ペースが上がらないのがもどかしいけど,焦らず走る.
北見から留辺蘂へ向かうと若干の登り基調になるけど,前日は輪行のみ,ビジネスホテルで熟睡しているので疲労はなかった.快調に走って,留辺蘂のセイコーマートで休憩.
留辺蘂(るべしべ)は一昨年の道東ツーリングでも訪れたまち.あのときは淡水魚水族館に寄り道したかな.絶景?の美幌(あげいも)峠・北海道ツーリング7日目〜屈斜路→美幌→留辺蘂
道道103号線~浜佐呂間留辺蘂線~
留辺蘂元町のセイコーマートで補給を買ってトイレ休憩を済ませたら,国道を外れて道道へ.
道道103号浜佐呂間留辺蘂線で,一路北へ進路を変える.
この日は追い風,かつ快晴そして下り基調だったこともあり,めちゃくちゃ気持ちよかった.晴れ渡る青空の下をスイスイと走って行く,最高のサイクリング.
交通量も少ないし路面も思っていた以上に綺麗だった.
サロマ市街に入るまでは,道の両脇には牧場しかなくて,これぞ北海道という道が続いた.
留辺蘂からサロマ市街にあるセコマまでは32kmあったけど,1時間ちょっとでついた.信号も無いし,快調!
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セコマで補給を食べていると,地元のおじさんが話しかけてきた.中型トラックに乗ったオッチャンだ.
いろいろ話しているうちに…なんとホットシェフを全員分おごってくれた.どんだけ太っ腹なんや・・・!北海道には心の広い人が多くて,本当にありがたい!
もうちょっと先でごはんにしようと思っていたけど,結局ホットシェフをおごっていただいたので,それを昼食とすることにした.
久しぶりのホットシェフ美味かった.
道の駅「サロマ湖」
補給と,思いがけない昼食のおかげでぱんぱんになった腹ごなしに,道の駅「サロマ湖」まで走る.
ここまで走ってきた道道103号を外れ,道道961号富武士佐呂間線経由.
サロマ湖が見えてきたところで,東へ.稚内から延びる国道238号と合流.サロマ湖畔沿い(道路から湖は望めない,残念)を走って,右側にあるのが「道の駅サロマ湖」
道の駅裏側には花畑があった.
咲き乱れるひまわり,美しい!
そしてそして毛並みが美しいポニーもいた.
ちょっと寂しげな表情…?
空があまりに綺麗だったので,しばし芝生に寝っ転がって休憩.
風の音,草木が揺れる音しか聞えない.
最高の贅沢だ…
サロマ湖が目の前!キムアネップ岬キャンプ場
道の駅からさらに湖畔沿いを東へ.
途中,北勝水産でホタテバーガーを食べようと思っていたが,休業日だった…残念無念.
ということでちゃっちゃとキャンプ場へ.
サロマ湖畔の細長い岬「キムアネップ岬」の先っぽにあるのが
「キムアネップ岬キャンプ場」
地図を見ると,本当に先っぽにあることがわかる.
先っぽであるということは,サロマ湖がすぐ目の前にあるということ.遊歩道の先には広い広い湖が見える.北海道最大,全国でも3位の大きさを誇る湖は,ぱっと見ただけだと海だと勘違いしてしまいそう.
愛車をぽーんと倒して,しばしぼんやり.
自然と,少々の人工物以外は何もない世界.
北海道ツーリングのステイタス.
休憩所のシャワーを借りる
こんな風に岬の先端にあるキャンプ場だから,景色はいい.んだけど周囲に銭湯がない.
ただし,キムアネップ岬キャンプ場の受付を行う休憩所には,公衆シャワーが設置されていて,16:00~17:30(8月下旬の場合)であれば100円8分間使用することができた.
(使用時間は季節によって変動するので,注意!)
受付所の管理人のおかげで,非常に清潔だった.こういう僻地のキャンプ場にあるシャワー室は汚いのがデフォルト.気持ちよく汗を流せる環境を作ってくださる管理人さんに感謝!
斉藤商店にて買い出し
シャワーでさっぱりしたら,夕食の食材買い出し.
今日はみんなで鍋を作ることにした.
岬の先っぽから,浜佐呂間市街まで戻って,
斉藤商店で買い出しをした.
田舎だから商品の種類は多くないけど,キムチ鍋の素と豚バラ肉だけは確保できたので,あとは適当に売っているもので鍋に入れたら美味しそうなものを買って帰った.
レジのおばちゃんに「今日はキムアネップでキムチ鍋かい?いいねえ~」と羨ましがられた.キムアネップはやっぱりそれなりに有名で,この商店にもライダーやサイクリストが買い物に来るのだろう.こんなところでもきちんと食材が手に入るのは,こういう個人の商店あってこそ.感謝!
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キャンプ場に戻って,みんなで鍋を囲んで食べた.上着を羽織らないと寒いくらいの気温になっていたけど,手作りキムチ鍋でみんなほっこり.
大満足で床についた.
道東に来てから,シュラフがあたたかいと感じるようになった.朝晩15度前後まで気温が下がる,夏の道東はやっぱり朝晩寒さ対策が必要だ.
まとめ:ゆったりのんびりツーリング
以上,16日目の記録.
今日は観光スポットやツーリングスポットは少なかったけど,良い天気の下まったり走れた一日だった.距離も抑えめで気持ちにもゆとりがあった.
キムアネップ岬キャンプ場は夕陽が美しいことで有名だけど,残念ながらこの日は夕方から雲が出て夕陽は拝めなかった.また機会があれば訪問してみたい,静かでいいキャンプ場だった.無料なのに設備は整っているし,最高の場所.
明日は網走まで走る.雨予報が心配.
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16日目走行距離:75キロ
累計走行距離:1375キロ
食費:982円
宿代:0円(キャンプ場)
風呂代:100円(シャワー)
合計:1,082円