東北本線 普通列車の旅|郡山→宇都宮|北海道&東日本パスの旅2025(13)

「北海道&東日本パス」の旅も,この日で最終日。前日に引き続き,東北本線の普通列車を普通列車で上った。

前回の記事はこちら
東北本線 普通列車の旅|北上→郡山|北海道&東日本パスの旅2025(12)

系統分割された新白河駅

本日の第1走者は,冒頭の写真のE721系で,新白河まで向かう列車だ。

東北本線 上り
普通 新白河ゆき(2130M)
郡山9:50→新白河10:30

この列車で,まずは新白河へ。新白河では,ちょうど,車止めで分断されたところへ入線した。

コンクリートブロックをともなう車止めで分断された本線。

車止め側から,到着した列車を見る。E721系は,折り返し郡山ゆきとなる。このまま黒磯まで直通してもらうとありがたいのだが,それは後述する理由からできない。具体的には,E721系が交流電車であるのに対して,終点の黒磯は,駅構内がすべて直流化されているため,入線できないということ。

E721系は折り返し郡山ゆきとなる。

したがって,新白河から南へ向かう乗客は,乗り換えが必要になる。乗り換え先として案内されたのは6番線。この6番線は,E721系が到着した7番線と,車止めを挟んで同じ線路の上にある。形式上,2つの列車が縦列停車することになる。のりかえの乗客は,その分だけ歩かなければいけない。

6番線は,7番線(郡山方面)と車止めを挟んだ黒磯方にある。

黒磯〜新白河間にE531系走る

移動した6番線で少し待つと,列車が入ってきた。

東北本線 上り
普通 黒磯ゆき(4132M)
新白河10:55→黒磯11:18

思っていたのと違う電車が来た。交直両用のE531系である。E531系は,常磐線を主戦場としているイメージだったが,東北本線のこんなところにも顔を出すようになったみたいだ。ちなみに,2018年12月にここを通ったときは,以下の写真ように,気動車であるキハ110が充当されていた。

黒磯駅に停車中の東北本線下り普通列車 新白河ゆき。2018年12月撮影。キハ110が充当されていた。

いずれの車も,交流・直流のいずれの線区も走行できるという点では共通している。前者は電車であり,車上で交直を切り替える。後者はいわずもがな,架線を必要としない気動車である。

列車は新白河から黒磯まで,福島〜栃木間の県境区間を走る。あまり乗客は多くない区間だが,E531系は5両もつないで走っているから,車内はガラガラだ。常磐線などでは,付属編成として扱われているはずなのだが,ここへ来ればそれでも過剰な輸送力となっているように思われた。

東北新幹線の高架が見られる。

黒磯までは23分。ここまで来ると,関東へ戻ってきたという感じがする。

黒磯駅に到着したE531系交直両用電車。黒磯駅構内は直流化され,交流用電車は入れなくなっている。

黒磯駅は,交流電化と直流電化区間の境界駅にあたる。かつては,同駅にある地上切り替え設備を用いて,交流・直流を切り替えていた。それが,2018年1月をもって,黒磯駅構内が完全に直流化された1。つまり,黒磯から東北本線を電車(もしくは電気機関車)が下る場合に,交直切換を車上で行う必要があるということだ。

写真のE531系が新白河まで下ってきていたのもそれが理由。この車両は,常磐線の交直セクションを通過できるよう,車上で交直切換を行える。同様の交直切換区間を通過する東北本線にも走りに来ているということだ。逆に言えば,新白河まで乗車したE721系(交流電車)は,黒磯へ入ることができなくなった。新白河での乗り換えは手間といえば手間だが,需要を見れば,まあ妥当な措置かと思った。

E131系に乗り換えて宇都宮まで

黒磯からは,直流区間となる。

東北本線 上り
普通 宇都宮ゆき(652M)
黒磯11:23→宇都宮12:15

車両はE131系。JR東日本の直流区間を走る新しい標準形電車だ。

ちなみに,先程紹介したキハ110で東北本線を下ったときは,黒磯〜宇都宮間を205系が走っていた。7年も経てば,車両も変わるものだ。

2018年12月の黒磯ゆき普通列車。

E131系に50分少々揺られ,終点の宇都宮についた。ここまで来ると,15両編成の普通列車が走っており,いよいよ首都圏まで上ってきたと実感する。

宇都宮駅に到着。

グリーン車で帰宅

宇都宮まで来れば,首都圏の直通電車に乗り換えるだけ。出発まで少し時間があったので,宇都宮駅構内で駅弁を買った。それからモバイルSuicaでグリーン券を買って,ホームへ降りた。目当ての列車はすでに入線中。

湘南新宿ライン 南行
快速 逗子ゆき(4527Y)
宇都宮12:35→浦和13:49

4号車グリーン車へ。最初は平屋席に座って,駅弁を食べ終えたら2階席へ移動した。自由席はこうやって気ままに移動できるのが嬉しい。

この電車で旅を終えようと思っていたのだが,途中の浦和に着いたとき,この電車はしばらく運転見合わせとなった。どうやら,大崎駅での線路点検のためらしい。なかなか出発する見込みが無さそうだったので,時刻表を見て,あとから追いかけてくる上野東京ラインの普通電車に乗り換えることにした。

上野東京ライン 東海道線直通(1579E)
普通 熱海ゆき
浦和14:10発

この電車を乗り続け,戸塚に着くくらいのタイミングで,湘南新宿ラインは運転再開されたらしい。別に急ぐ用事はなかったけれど,浦和で乗り換えたのは結果的に好判断だったといえる。

ということで,最後は少しバタバタしたけど,無事に帰宅することができた。長い東北の旅もこれでおしまい。

次はどこへ行こうかな…

(おわり)

  1. 黒磯駅の交直セクションについては,以下のページがとても参考になる。
    日本のデッドセクション:「東北本線 黒磯駅構内の交直セクション」 ↩︎

「北海道&東日本パスの旅」バックナンバー

湘南新宿ラインのグリーン車で高崎へ|北海道&東日本パスの旅2025(1)

上越新幹線と北越急行で信越へ|北海道&東日本パスの旅2025(2)


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