【上野東京ライン】東海道線普通列車グリーン車乗車記|宇都宮→熱海

関東地方の普通列車にはグリーン車がつながれていて
追加料金を支払うことでグリーン車に乗ることができます.

今回は、関東18きっぷ旅の帰りに
宇都宮→熱海
の長距離普通列車で利用.

18きっぷや普通の乗車券に、グリーン券をプラスして
快適なグリーンの旅を楽しんできました.

上野東京ライン グリーン車

普通列車のグリーン車は,あくまでも「鈍行」.

運賃で購入したきっぷ(=”乗車券”)に,

追加料金(=”グリーン車自由席料金“)を支払うことで乗車できる.

設備は特急や新幹線の普通車と同じレベル.

座席の指定はないので,乗ってから好きな空席に座ることが出来る.

普通グリーン券の買い方【Suica】

Suicaを持っているなら、駅のホーム上にある

「Suica専用グリーン券券売機」で購入ができる.

基本的に案内通りにタッチしていけば簡単に購入できる.Suicaでグリーン券を購入すると,Suicaの中に乗車区間などの情報が入れられる.

このグリーン車乗車情報が入ったSuicaを,座席の上にかざすことで乗車する(詳しくは後述)

詳しい購入方法はJR東日本の公式ホームページがわかりやすい.
Suicaグリーン券の購入|普通車グリーン券の利用方法

モバイルSuicaであれば,券売機に行かなくても,スマホからグリーン券を購入できる.

モバイルSuicaの登録方法はこちらの記事に書いた.

筆者は名古屋エリアに住んでいるが,そういう人でもモバイルSuciaは使うことができる.鉄道好きで18きっぷで旅をするという人は,首都圏のグリーン車に乗ることも多いはず.Suicaでグリーン券を買えばポイントがたまるので,登録しておくのがオススメだ.

普通グリーン券の買い方【きっぷ】

”普通列車用 グリーン券”と記載されたきっぷ

Suicaを持っていない人は

みどりの窓口券売機で普通のきっぷと同じように発券できる.

筆者は名古屋民manacaユーザー.Suicaは持っていないので,宇都宮駅のみどりの窓口で購入した.

「熱海までの普通グリーン券お願いします」

これで料金を払えばきっぷが手に入る.

料金

料金体系は以下のようになっている.

営業キロ 事前料金 車内料金
平日 ホリデー 平日 ホリデー
50kmまで 780円 580円 1,040円 840円
51km以上 1000円 800円 1,260円 1,060円

(引用:JR東日本ホームページ)

今回の乗車の場合は

区間:宇都宮→熱海:51km以上
乗車日:平日
購入:駅にて事前購入

なので,料金は980円.

料金についてポイントは3つ.

  1. 土日祝より平日の方が割高
  2. 乗ってから購入すると割高
  3. 50kmで料金が変わる

特に2点目,車内料金が割高というのは重要.

来た電車のグリーン車にグリーン券を買わずに乗ると,駅のホームで買うよりも200円以上割高となってしまう.

グリーン車に乗るなら先にきっぷを買ってから乗るのが,賢い乗り方だ.

グリーン車の乗り方:座席は自由

座席は空いているところに座っていくスタイル.

首都圏在来線のグリーン車の座席の区分は”グリーン車自由席“だ.

これに対して新幹線や特急列車のグリーン車は,一般に”グリーン車指定席”と呼ばれる.

座席上にこのようなランプがある.

空席

着席

なんとなく”赤=座ってはいけない”というイメージがあるかもしれないが・・・JR東日本の車両では逆.これは最初自分も間違いそうになった.

赤ランプの座席に座ると覚えておく.

座ったらSuicaをタッチ.着席しました,ということでランプが緑に変わる.
Suicaでない場合(紙のきっぷ)は,グリーンアテンダントが来るまで待つ.アテンダントがきっぷの確認に来たらグリーン券を見せる.しばらくするとランプを変えてくれる.

グリーン車の混雑率

首都圏以外の始発駅であれば,だいたい座ることができると思われる.

今回の乗車は宇都宮駅からだったが,余裕で着席できた.

ただし,首都圏のターミナル駅(東京駅など)だと
時間帯によってはかなりの乗車率がある.

朝ラッシュの時間帯などは,座れないことの方が多いとか.

もし万が一,グリーン座席が満席で空いていなければ

グリーンアテンダント(グリーン車乗務員)に声をかけて
払い戻しの案内をしてもらえる.

参考:普通列車グリーン車|JR東日本:Q&A

東海道線 グリーン車の車内

上野東京ライン東海道線直通
1575E 普通 熱海行
宇都宮 15:05→18:43熱海

乗車時間は3時間超の長距離乗車.2019年現在ではかなり少なくなってきたE231系での運転.

自分にとっては人生初めてのグリーン車.

思う存分満喫させていただいた乗車記録を以下で紹介していく.

2×2で広い

今回は2階席に乗車.都心を走る列車のグリーン車は基本的に2階建て車両となっている.

座席は2×2の配置で,通勤電車のロングシートやクロスシートとは大違い.

ゆったり座ることができる.

青色のシートは2階席のシート.

ちなみに1階も2×2の配置.

2階建てという構造上,空間的には若干の窮屈さはあるが,,,都心の電車のクロスシートに比べればかなり快適で広いと思う.

座席周りは充実

背面テーブルリクライニング荷物用フックが各座席に設置されている.なお,2階建てなので荷物をおける網棚・荷棚の設備はない.

背面テーブル

背面テーブルは結構な大きさ
パソコンで作業できるくらい.

ただし,コンセントはないので注意.

窓枠はスマホをおける広さあり

各座席にはリクライニング機能がついており,普通車にはない優越感にひたることができる.

リクライニング用ボタン

ちょっと座席を倒した状態で,2階席の車窓から見下ろす都心の通勤電車.これほどの優越感たるや他にない.

座席の質感イメージは”特急列車の自由席下位互換”.

1,000円を切る料金に対しては,十分快適に作られている.

グリーン車には車内販売あります

グリーン車にはグリーンアテンダントが専任で乗車しており,車内販売のサービスがある.

飲み物,軽食など

駅で買い忘れた場合は利用したい.

2階席は静か

今回乗車した2階席は線路や走行機器から離れているので

騒音がなく非常に静かだった.

都心の喧噪の中を滑るように走って行く.

ゆったり好きなことができます・・・

ビジネスマンや読書を楽しみたい旅行者には

2階席がオススメ.

静かで快適な空間を満喫することができる.

長距離乗車の醍醐味

都心の在来線グリーン車を長距離乗車する醍醐味は

移り変わる車窓」.

特に関東地区から東海地方へ抜ける
上野東京ラインや湘南新宿ラインは
車窓を眺めるだけでも楽しい.

埼玉県の大都市・浦和

東京駅では発車を待つ北陸新幹線E7系がすぐ横に見られた.

横浜駅,夕方のラッシュ前でかなりの乗降があったが,グリーン車には大きな混雑はなかった.

車内でちょっと豪華な食事

東海道線に入ると3時間乗車も終盤.

外は暗くなってきた.

グリーン車デッキから撮影

せっかく背面テーブルがあるので,熱海に着く前に夕ごはんを食べることにした.

普通のロングシート車両ではできない贅沢.

通勤電車を見下ろしながら食べる食事...おいしい!

戸塚駅で行われた急病人救助の影響で,10分ほど遅れて熱海駅に到着.

人生初グリーン車,圧倒的な優越感,コスパ抜群の座席だった.

まとめ:混雑する都心の”オアシス”

18きっぷシーズンには、長距離を普通列車で移動する方も多いはず.

そこで1000円ほど課金すれば
混雑知らずの快適空間が手に入るのです.

グリーン車は都心のプチ”オアシス”.

18きっぷ旅に,会社帰りに,都心で遊んだ帰りに,グリーン車に乗ってみませんか.


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