2019春の18きっぷ旅、2日目は大糸線・小海線という秘境線に乗って、高崎で宿泊。
そして最終日の3日目.
高崎駅を朝の9時過ぎに出発する
【湘南新宿ライン】特別快速・小田原行きに乗車.
長時間(2時間)の乗車になるので
18きっぷ+追加料金(980円)でグリーン車自由席を利用.
前回普通グリーン車を使ったときは2階席だったので
気分を変えて「1階席グリーン車」に座ってみた.
地面スレスレの1階席は,2階席とは全然違う雰囲気だった.
乗車列車とグリーン車について
グリーン車自由席の乗車は2回目.
1度目は2018年春,
上野東京ライン宇都宮~熱海間で乗車した.
乗車方法については1度目の乗車記事で詳しく書いているので,「グリーン車の乗り方よくわからない」という人はそちらを記事をどうぞ.
【グリーン車の乗り方解説】上野東京ライングリーン車乗車記|宇都宮→熱海
乗車列車と区間
4821Y 特別快速 小田原行
高崎 9:16→小田原 12:15
朝の高崎駅.雲一つない青空,いい天気だ.
グリーン券買い方【自動券売機】
グリーン車自由席は,乗車券+グリーン券で乗車することができる.
グリーン券は車内で購入すると割高なので,事前購入がいい.
JR東日本では以下のように,距離・平日休日によって料金体系が決められている.
営業キロ | 事前料金 | 車内料金 | ||
---|---|---|---|---|
平日 | ホリデー | 平日 | ホリデー | |
50kmまで | 770円 | 570円 | 1,030円 | 830円 |
51km以上 | 980円 | 780円 | 1,240円 | 1,040円 |
今日は平日&51km以上の長距離&事前購入なので980円。
みどりの窓口は混雑していたので,
コンコース改札横設置の自動券売機で購入.
自動券売機からは小さいオレンジの切符が出てくる.
グリーン券と18きっぷを改札で見せて,構内に入る.
E233系「特別快速」
ホームにて.高崎駅は2度目..以前来たときも同じアングルの写真を撮影した.
出発時刻はちょっと違うけど・・・
探してみると・・あった.これだ.
やっぱり、ほぼ同じだ.
※ 上越線をご利用のお…
(まで同じタイミングなのはさすがに笑った・・・)
今回乗車する湘南新宿ラインは東京・上野は通らないので注意が必要.
東京・上野へ行く場合は,上野東京ライン.
入線してきた特別快速E233系.
ちなみに,2018年の冬に横浜まで乗車したときはE231系だった.
湘南新宿ライン・上野東京ラインは,徐々にE233系が増えてきた.新しい車両の方がいいけど,音鉄の自分としては魅力的なE231系の「墜落インバータ」が聴けなくなるのはちょっと寂しい.
1階席の車内
高崎にてグリーン車に乗り込む.
今回は1階席.
らせん状の階段を降りていく.
着席.始発駅なので座れた.
上着を掛けて,リクライニング.
今日はPCを持ってきた.
背面テーブルを開いてしばし作業.
小田原=高崎は何度も乗車しているので,
車窓は気分転換でたまに観るだけ.
そして今日の秘密兵器は,ビジネスホテルの使い捨てスリッパ.
座ってみると,1階席は2階席に比べると若干の圧迫感があった.
天井が低いせいだろう.
それでも座席の幅十分に取られているので,座った感じは2階席と変わらない.
___
余談.
埼玉県のあたりだったかな・・・
新元号が発表されたみたいだ.僕がブログの下書きに没頭している間に,右側の座席に座っていたおばさんのLIVE中継音声が聞えてきて気づいた.
「新元号は…ぃわ、新元号は…rぃわです」アナウンサーのちょっと興奮気味の声がきこえてくる.
なんちゃら和、僕もスマホでニュースを確認.速報で流れてきていたのは
新元号は「令和」 官房長官が発表
おっ結構いいんじゃない?
平成よりなんとなくパリッとしててカッコイイ.
乗車日は2019年の4月1日なのでした.
余談終わり.
1階席からの車窓
1階席からの車窓は,普段列車から観る車窓とは全然違う.
過ぎてゆく風景は、いつもより迫力があるように感じる.
走っている列車やホームの様子を見上げる恰好になるのだ.
京浜東北線が走っている区間まで来ると,車内はかなり人が多くなってきた.
やがて満席に.Suicaをタッチして着席確認するランプはすべて緑色だ.
首都圏を過ぎると,再び車内は空いてくる.
東海道線区間に入ると列車は快調に飛ばす.
直線区間ではかなりのスピードが出ているようだ.
デッキへ出て外を眺めると,ドアの隙間からかすかに風が吹き込んでくる.
火照った顔に気持ちいい.
小田原までの3時間はあっという間だった.
作業していたこともあってか
普通列車よりもかなり早く到着したように感じた.
小田原から普通列車で熱海へ
小田原からは普通列車にのりかえて熱海へ向かった.
小田原12:26→熱海12:55
このあと、熱海から先の話は次の記事で紹介する。
グリーン1階席と2階席の比較
以前,18きっぷ旅で乗車した
上野東京ライン普通列車グリーン2階席
と比較しての感想をまとめておく.
乗り心地:2階席の方がいい
まずは乗り心地.
良い点
- ホーム上の人と目が合うことがない←2階席も同じ
- PCでも作業できる(コンセントはない)←2階席も同じ
悪い点(太字は1階席特有)
- 横揺れがちょっと大きい(線路に近いため?)
- ジョイント音がそれなりに響いてくる
(2階席はほとんど響かない) - 荷物入れがない←2階席も同じ
- 2階席からの足音が気になる(ドスドス…コツコツ…)
こんな感じだ.
今回は珍しくPCを持ってきていた.
暇だったので,背面テーブルを広げてPC作業をやってみた.
1階席は,駅に停車するときの周囲の視線が遮られるため作業に集中できる.
それでもちょっと気になるなと思ったのは
- ジョイント音がそれなりに響いてくる
- 2階席からの足音が気になる
この2点.
ゆっくり眠りたい人,のんびりしたい人は2階席の方がいい.
ゴトンゴトンというジョイント音は,僕みたいな鉄道ファンには全然気にならないけど・・・
2階席の方が静かなのは間違いない.
2階席乗ったときは,ジョイント音なんてほとんど聞えなかった.
電車に乗っているとは思えないほどの静粛性を持っているのが2階席.
混雑具合:1階席の方が空いている
平日の午前中,やや遅い時間に首都圏を通過する列車だったので
ビジネス利用とレジャー利用は半分ずつくらいだった.
以前冬の18きっぷ旅で
同じ特別快速で横浜まで普通席に乗車している.
ダイヤ改正されているので,まったく同じとは言えないが
この特別快速は数少ない東京方面の優等列車なので,首都圏手前で普通席はかなり混雑する.
したがって,グリーン席もそれなりの混雑.
首都圏手前で1階席は満席.
デッキには一時立ち客もいた.
特別快速は全体的に混みがちなので,1階2階で混雑の度合いはあまり変わらないが,
あえて比較するなら1階席の方が空いていた.
高崎にて乗車するときは,
明らかに2階席に乗り込んでいくお客さんの方が多かった.
やっぱりグリーン車を利用する客層は
- ゆっくり休みたい
- 普通車では楽しめないので、2階から景色を見たい
- 静かな2階で作業をしたい
という気持ちを持った人が多いと思うので
2階の方が混雑するのは必然だと思う.
2階席とどっちがいい?
基本的には2階席の方がオススメ.
静粛性や景色の良さは1階席より格段にいい.
ただし、混雑を避けたいなら
1階席や平屋席に乗るのもいいかもしれない.
※普通席より快適なのは1階も2階も同じ.
まとめ:グリーン車で快適な旅を!
以上,グリーン車1階席乗車の記録と2階席との比較.
2階席の方が静かだし,景色も見えるしで1階席よりは快適だと感じた.
そうはいっても,座席設備自体は1階席と2階席は同じ.乗り心地も十分.
18きっぷ旅中の長距離移動や,
ちょっとお疲れの時の移動には
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