【18きっぷより安い】近鉄の鈍行で名古屋から大阪へ

先日大阪に用事があり、近鉄で名古屋→大阪を移動してきた。

「名古屋~大阪を近鉄で移動」といえば
近鉄特急「アーバンライナー」が真っ先に思い浮かぶ。

アーバンライナーは有料特急。特急券を支払って座席を予約する必要がある。

 

しかし今回は、午後からの用事であったため速達性は問わない。

アーバンライナーは使わず「急行・普通」
いわゆる「鈍行」で移動してみた。

近鉄の「鈍行」は、近距離移動で利用するイメージが極めて強いが
意外と長い距離を走る鈍行列車も運行されている。

所要時間は3時間ほどかかるが、片道であれば18きっぷよりも安い値段で移動できる。

今回は、そんな「近鉄鈍行」で名古屋→大阪を移動する方法をまとめた。

※各駅を出発する列車・時刻等の情報は、2019年2月28日現在での情報です。ダイヤ改正等により列車の時刻が変更になっている場合もあります。気になる方は近鉄のホームページなどで最新情報を確認してください。

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ルート(行き方)とのりかえについて

近鉄路線図PDFより引用

近鉄で名古屋~大阪を移動する場合の
代表的な経由ルートはこうだ。

近鉄名古屋
↓(名古屋線
↓【五十鈴川・松阪行 急行

伊勢中川
↓(大阪線難波線
↓【名張行 普通or大阪上本町行 急行
名張
【大阪上本町行 急行

大阪上本町・鶴橋

それでは各駅でののりかえについて見ていこう。

近鉄名古屋駅:伊勢志摩方面の急行

出発駅は近鉄名古屋駅。

JR名古屋駅から少し離れたところに、近鉄専用のホームがある。

近鉄ホームは「赤福」だらけ

近鉄名古屋駅では列車種別に応じて、乗降ホームが分けられている。

1番線:普通
2番線:準急(一部急行
3番線:急行(一部準急
4・5番線:特急

起点・終点駅であり、行先は違えど
伊勢中川駅まではすべての列車が近鉄名古屋線を走るため

行先に関係なく、種別毎にホームが分かれている。

 

大阪まで鈍行で行く場合は
以下の2列車が本数が多く便利だ。

急行 松阪行(毎時01分,21分発)
急行五十鈴川行(毎時41分発)

(時刻はいずれも平日・9~17時

どちらも伊勢中川より先まで行く列車なので
大阪へ行く場合は、終点より手前の伊勢中川で降りる必要がある。

寝過ごしたりしないように気をつけよう。

伊勢中川駅:大阪方面の急行or名張行普通

名古屋から大阪方面への主なのりかえは
伊勢中川駅のみである。

伊勢中川からは
大阪上本町方面への大阪線と
伊勢志摩方面への志摩線・鳥羽線が分岐する

伊勢中川駅を発着する大阪方面の列車は

急行 大阪上本町行(毎時48分発)
普通 名張行(毎時03分発)

だいたいこの2本が便利だ。

伊勢中川から大阪上本町方面へ直接行ける、48分発の急行は毎時1本と本数が少ない。

名古屋を出発した時間によっては
名張行きの普通列車で名張まで行き、
名張から大阪上本町行きの急行に乗るのもオススメである。

(参考)名張駅:毎時3~4本大阪方面急行

伊勢中川駅で大阪上本町行急行に乗れば、のりかえなしで大阪まで行ける。

ここでは参考までに、名張まで普通列車で移動した場合の
名張駅でののりかえ列車を紹介しておく。

 

伊勢中川駅と名張駅の間には、青山峠がある。

青山峠は三重県津市と伊賀市の境界。
近鉄はこの峠を長いトンネルで越えていく。

トンネルの先にあるのが名張(なばり)駅。

先ほどの伊勢中川駅からは大阪方面の急行は少ない。

それに対して、名張まで来ると大阪方面の急行はグッと本数が増える。

急行 大阪上本町行(毎時3~4本

名張始発の急行は毎時3~4本運行されている。
大阪到着時間に拘りたいのであれば、本数が少ない伊勢中川⇔名張間は普通で移動して

名張から時間を選んで急行に乗るのもいい。

名張始発の急行は本数が多い

所要時間|近鉄名古屋→大阪上本町

これまで紹介したようなルートとのりかえで行けば、どのくらいの時間がかかるのだろうか。

最速|3時間30分

名古屋→伊勢中川→大阪上本町

のりかえ1回で移動した場合、最も速い乗継ぎで

3時間30分

である。

ちなみに各区間の所要時間は以下。

名古屋=伊勢中川(急行):1時間20分
伊勢中川=大阪上本町(急行):2時間

伊勢中川駅でののりかえ時間は最速で8~10分(後述)

のりかえ時間や、列車種別によってはもっと時間がかかる。

伊勢中川駅でののりかえ時間

先述したように
伊勢中川⇔名張間の急行は本数が少ない。

もし全区間を急行で行くなら、平日日中は伊勢中川駅を出発する列車は「48分発急行 大阪上本町行」に固定される。

この「急行 大阪上本町行」に乗車する場合、
名古屋駅から乗車する急行列車によって、乗継ぎ時間が異なってくる。

最速で乗継ぎなら、以下で紹介する「CASE2(毎時21分名古屋発急行)」がオススメだ。

CASE1:名古屋01分発松阪行 急行

まずは名古屋駅を毎時01分に出発する「急行 松阪行」に乗車した場合。

到着時刻出発時刻
近鉄名古屋駅– –毎時01分
伊勢中川駅毎時19分(※)毎時48分

(※)列車によって数分の違いあり

近鉄名古屋=伊勢中川の所要時間はおよそ1時間20分。伊勢中川駅到着は毎時20分前後になる。

つまり、のりかえ時間はおよそ30である。

CASE2:名古屋21分発松阪行 急行

次に名古屋駅を毎時21分に出発する「急行 松阪行」に乗車した場合。

到着時刻出発時刻
近鉄名古屋駅– –毎時21分
伊勢中川駅毎時38分(※)毎時48分

(※)列車によって数分の違いあり

近鉄名古屋=伊勢中川の所要時間はおよそ1時間20分。伊勢中川駅到着は毎時40分前後になる。

つまり、のりかえ時間はおよそ10分である。

CASE3:名古屋41分発五十鈴川行 急行

最後は名古屋駅を毎時41分に出発する「急行 五十鈴川(宇治山田の場合もあり)行」に乗車した場合。

到着時刻出発時刻
近鉄名古屋駅– –毎時41分
伊勢中川駅毎時01分(※)毎時48分

(※)列車によって数分の違いあり

近鉄名古屋=伊勢中川の所要時間はおよそ1時間20分。伊勢中川駅には毎時01分前後になる。

つまり、のりかえ時間はおよそ40分である。

 

CASE3の場合について

CASE3:毎時41分発の「急行 五十鈴川行」に乗車すると、伊勢中川到着は毎時01分になる。

この場合は、大阪上本町行き急行を長時間(約40分)待つことになる。

したがって、接続列車である

毎時03分発「普通 名張行」

に乗車し、名張駅で急行に乗り換えるのがオススメである。

のりかえ時間が2分と短いが、時刻表上では接続列車になっているので
降車後、早足で移動すれば間に合う。

筆者は今回の移動ではこの方法を使ったが、
03分発の普通列車には難なく間に合うことができた。

到着前に発着番線を確認しておくのが大切だ。

他の手段と比較

所要時間を他の手段と比較してみる。

近鉄鈍行3時間30分~
JR東海道線(普通)3時間
近鉄特急2時間
東海道新幹線1時間

ぶっちぎりで新幹線が速い・・・

時間に余裕がある場合の「近鉄鈍行」という手段なので、所要時間はそこまで重要ではないと思う。

JR鈍行とはなかなか良い勝負である。(もっとも、JRが関ヶ原へ大回りすることを考えれば、直線的に大阪へ向かう近鉄の方が遅いのは解せないが・・・)

近鉄鈍行の運賃|近鉄名古屋→大阪上本町

最後に、運賃について。

鈍行での移動はいわゆる「きっぷ」、つまり乗車券だけで移動できる。

アーバンライナーや新幹線にのるときに必要な「特急券」は必要ない。

普通運賃のみで乗れる|学割もOK

近鉄名古屋→大阪上本町

普通運賃:2,360円
学割運賃:1,880円

近鉄名古屋から大阪上本町の営業キロは100km以上であるので、学割を適用することができる。
(近鉄はJRと同じように「学割」を使える)

他の手段と比較

近鉄特急(名張駅にて)

それでは、名古屋~大阪の移動料金について
他の手段と比較してみる。

近鉄鈍行2,360円[※1]
JR東海道線(名古屋→大阪)3,350円
青春18きっぷ(1回分)2,370円[※2]
近鉄特急4,260円[※1]
東海道新幹線のぞみ(名古屋→新大阪)6,560円[※3]

※1:大阪駅まで行くには鶴橋から「JR大阪環状線」の乗車が必要
※2:5枚綴り11,850円の正規料金を5で割って計算。
※3:のぞみ号普通車指定席の場合。ひかり・こだま指定席は6,350円、自由席は5,830円

この表だけ見れば、JRの青春18きっぷ利用より近鉄鈍行の方が10円安いことがわかる(片道の場合)

しかしながら、厳密に大阪(梅田)駅までの料金を考える場合

近鉄鈍行は、鶴橋⇔大阪(JR大阪環状線)乗車料金180円が別途必要になる。

つまり純粋に大阪(キタ)へ行く場合には、難波(ミナミ)を起点としている近鉄はちょっと不便である。この点だけがJRを利用しない場合のネックである。

 

それでも、近鉄鈍行はJR東海道線鈍行より1000円近く安い料金なのだ。

これは近鉄の方が近道(営業キロが短い)ことに起因するのだろう。

多少時間はかかっても鈍行で比較すればJRより近鉄の方が安いことがわかる。

計画を立てる際のコツ

最後に、名古屋→大阪を近鉄鈍行で移動する場合の計画のコツを紹介する。

 

基本的に本数が少ない区間を中心にして組み立てるのがベスト。

何度も紹介しているが、近鉄大阪線伊勢中川⇔名張間は本数が少ないので

伊勢中川駅を毎時48分に出発する急行」を基準にして、乗車する列車を決めるのがオススメだ。

 

近鉄の各駅時刻表は、以下のリンクから見ることができる。

近畿日本鉄道|時刻表

表示される路線図を拡大し、見たい駅をタップすればその駅の時刻表が表示される。

まとめ:のんびり鈍行も楽しい

鈍行列車は時間はかかるものの、沿線の風景をじっくり見られて楽しい。

時間に余裕があれば「近鉄鈍行」も選択肢に入れてみるのがオススメだ。

JRとも違う景色を楽しめるし、なんといっても安い。
「名古屋=大阪のJRに乗り飽きた」僕のような人も、近鉄なら楽しめるだろう。

参考:アーバンライナーもオススメ

今回は「鈍行列車」での移動方法を紹介したが

速達性を重視するなら近鉄特急アーバンライナーもオススメである。

新幹線より安く鈍行より速く行ける

非常にコスパのイイ列車だ。

毎時2本運行されており、
「甲特急」と呼ばれる最速達列車は
大阪難波⇔近鉄名古屋を2時間で結ぶ。

ちなみに今回の移動では、行きは鈍行・帰りはアーバンライナーを利用した。

アーバンライナーの予約方法、列車の利用方法については以下のページにまとめてある。

近鉄特急アーバンライナー予約まとめ|学割で名古屋大阪を安く移動する

鉄道コラム 鉄道・乗り物
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このブログを書いている人

タケ

自転車・鉄道で旅する理系大学生.一眼レフ片手に,ぶらぶら気ままに出かけます.自転車はロングライド,キャンプツーリング,鉄道は乗る・撮る・聴くのが好き.

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