上越線を乗り通して宿泊した高崎。
最終日となる3日目は
高崎から横浜を経由して名古屋への帰路につく。
ホテルは高崎駅西口の目の前にある「アパホテル高崎駅前」
チェックアウトしてから出発まで時間ができたので、朝の高崎駅で撮り鉄しながら暇をつぶしてから横浜へ向かうことにした。
朝の高崎駅
3日目の朝は2日目新潟県の曇り空とは打って変わって、透き通るような青空。
ホテルの窓を少し開け、高崎駅から聞こえてくる音をBGMにして
思い切り冷たい空気を吸い込む!
朝起きてぼんやりしていた頭がシャキっとする。
今回は素泊まりだったから、身支度を済ませたらさっさとチェックアウトした。
高崎駅まで徒歩30秒
良い天気だ!
いろんな車両がいる
高崎駅からは各方面へ多くの列車が発着している。
必然的に使われている車両の種類も多い。
駅のNewDaysで買ったパンとコーヒーを、ホームの待合室で食べて
時刻表で乗車予定の特別快速の出発時間を確認してから、しばし高崎駅のホームを観察する。
吾妻線のキハ110。
電化された高崎駅には不釣り合いな感じもするけど、磐越西線ではお世話になったから悪いことはいえない。
真後ろから。
四角いなあ・・・ほとんど正方形、これはこれで愛嬌があってイイと思う。
高崎駅といえば、211系。
上越線や両毛線には211系が使われるから、発着本数も多い。
写真には写っていないが(かすかに写ってる・・・?)右の方にも211系が入線していたから、211系3本並びだった。
関東地区でも高崎駅ぐらいしか見られない光景だと思う(もうちょっと東京へ近くなるとE231系あたりが増えるから)
使いやすいんだろうけど、乗る側としてはロングシートだからあんまり来て欲しくない車両・・・
新幹線ホーム下、薄暗い7番線には特急列車が出発待ち。
特急「あかぎ」上野行きだ。
前橋・高崎と上野・新宿を結ぶ、上越線の特急列車。
上り列車は朝、下り列車は夕方に運転される。
イメージは「着席通勤列車」だろうか。
たしか「スワローあかぎ」という特急もあったはず・・・
”スワロー”の由来は
全車指定となった座席に「座ろう」という意味合いと、1950年の特急「つばめ」誕生から国鉄のシンボルとしてあり続けてきたツバメの英語表記「Swallow」をかけたところからきている
あかぎ(列車)- Wikipedia
スワローあかぎは全列車指定席なのに対して、あかぎには自由席が設けられている。
全席指定に「座ろう」ってことね!うまい!
あかぎが出発していった7番線の奥に
なにやら煙をモクモクはいている列車がいるなあ・・・と思っているとカメラを向けている人がちらほら、視線の先には・・・
ん・・・?
うお!SLだ!
「D51 498」ものすごい重厚感、近郊列車ばかりの高崎駅で異彩を放っている。
30周年の記念ヘッドマークがあしらわれている。
これから運行だろうか、整備員によって念入りに準備が行われている。詳しいことはわからないけど、まさか高崎駅にSLがいるとは思わなかった。朝からいいものを見られてよかった。
東海道線直通列車が主に入線していた番線(たしか2番線)
にはE231系と並ぶようにして651系の回送列車がいた。
朝の「あかぎ」は上り列車しかなく、この時間帯(8時後半)は前橋始発だから「あかぎ」としての運行待ちではなさそうだ。
そういえばこの651系は、ホテルから朝見た列車だ。
東京方面から朝の下り特急はないから、やっぱりこのあと運行されるのかも。前橋とかまで送り込まれて「あかぎ」になるのか、午後から「草津」あたりの運用につくのだろうか。
さっき書いた運用があってるか違ってるかは知らないけど、入線している列車をこうやって見ることは楽しい。
各方面へ路線が伸び、種別も多いJRでしかできないことだ。
E231系特別快速出発までの風景
あっという間に時間は過ぎて、そろそろ横浜へ出発する時間。
E231系特別快速がやってきた。
「湘南新宿ライン」と表示されている。車内には横浜・新宿方面・埼玉からの客がたくさん。
高速で滑り込んできた列車が、高性能のブレーキで停車する
どっとなだれ込むように降りてきた乗客と入れ替わるように、駅員と清掃作業員の方が車内へ入り込んでいく。
このあとの折り返し運用のための準備だ。
僕たちが電車を快適に利用できるのも、清掃作業員・車掌・運転士や駅員さんのおかげだ。
高崎までの乗務員が点検を終えて乗務員室から出てきた。
もう案内表示は「|特別快速|東海道線直通」となっている。
湘南新宿ラインとはつまり「新宿経由」ってこと。
東京駅や上野駅は通らない。
ちなみに側面の案内表示はこんな感じで、2つに分けて表示してくれる。
高崎線から新宿・横浜を回って、そのまま東海道線に直通して小田原まで行く。
よくよく考えれば高崎から小田原まで乗り換えなしで行けるのはスゴイ。
車内はいつものE231系。
始発駅の先頭車両はガラガラだ。
乗務員は引継ぎ中なのか、運転席にはまだ誰もいない。
運転席からの風景をしばし楽しむ。
運転席はすっかりデジタル化されている。
このあたりをみると、E231系は新しい車両だなと実感する。
青いボタンを押すと、画面にそれに関する情報が表示されるのだろう。
右端のSuicaってやつはなんだろう・・・?気になるな・・・
湘南新宿ライン特別快速|高崎→横浜
高崎→横浜は2時間くらいかかった気がする。
それくらいの長距離区間だと、思い切ってグリーン席を買ってもいいと思う。
ただ、今回は始発駅から乗るし
特別快速だから、以前乗車した宇都宮線の普通列車ほどは乗車時間は長くない。
だから普通席で横浜まで行くことにする。
というか今回の旅で2時間ぐらいの普通席に耐性がついてしまったから、グリーン券を買おうという考えはすっかり立ち消えしてしまった。
耐性がつくのがいいことなのか、悪いことなのかは
わからない・・・(´・ω・`)
埼玉の近郊区間
高崎駅を出発してしばらくは、首都圏北側の郊外を走る。
特別快速だから、主要駅にしか停車しないのかと思いきや、熊谷までは各駅停車。
でも線形がいいから列車は快走する。
晴天だから車窓が気持ちいい!
籠原駅でちょっと長めの停車。
この間、後ろに5両を増結する。
埼玉の大都市、大宮・浦和からの乗客を少しでも余裕をもって運ぶためだろう。
そして次の熊谷から快速運転となり、埼玉の主要駅のみ停車していく。
浦和、大宮くらいまで来ると車内は立ち客も大勢いる。この日は祝日だったが軽い通勤電車の様相を呈している。幸い始発駅からの乗車だったから座席は確保できている。
前に座っていた大学生(高校生?)カップルは、池袋で下車していった。
楽しい首都圏の前面展望
池袋、新宿あたりからは降りる乗客のほうが増える。
車内はすっかり空席が目立つようになり、立ち客はほとんどいなくなった。
先頭車に乗っていた僕は、運転席後ろの特等席を確保した。
首都圏を走るときの前面展望はとても面白い。
各方面のさまざまな列車とすれ違うことができる。
埼京線、湘南新宿ラインの下り線が入線している
何かの高架の下をかっ飛ばす。
線形のいいところなら、100km/h以上は軽く出すことができる。
林立するビルの中を縫うように線路が走っている
すれ違うのは同じ湘南新宿ラインのE231系近郊電車。
武蔵小杉のマンションが見える。
高級住宅街らしく、整然とした並びだ。
品川・新横浜あたりまで来ると東海道新幹線も並走するようになる。
首都圏の区間では騒音防止で徐行している新幹線だが、在来線とすれ違ったり追い抜きを見せたりするとやっぱり速い。
左側に並走するのは山手線。
駅間距離が短い山手線は、湘南新宿ラインのE231系を追い抜いたが
すぐにE231系が抜き返した。
山手線の前面展望も楽しかったが、駅間距離が長い湘南新宿ラインの前面展望もなかなか面白い。
横浜駅に戻ってきた!
2時間ちょっとの乗車を経て、1日目ぶりの横浜駅に到着。相変わらず人が多い(*_*)
乗車してきたE231系を見送って、横浜駅での用事のため待ち合わせ場所へ向かった。
まとめ:普通席でも快適なE231系
普通席で高崎から横浜まで2時間乗り通したが、ほとんど乗り疲れは無かった。
座席こそ固いけれど、車両性能がよく
加減速のショックが少ないE231系は快適だ。
首都圏輸送の大黒柱。これからも頑張ってほしい!
最後までお読みいただきありがとうございました。
冬の18きっぷ旅は次の記事で最終回です。
1日目に地獄を見た静岡区間を、ホームライナーで華麗にすっ飛ばします
1日目に地獄を見た静岡区間、参考までにどうぞ。