中央本線まわりで名古屋から東京へ行ってみよう(前編)【関東18きっぷ旅①】

春休みの終わり、青春18きっぷが3回分ほど余っていたので

これまで乗ったことのなかった

首都圏の在来線路線の鉄道に乗りに行きました。

普通に東海道線で行くのでは面白くないので、中央本線まわりで、しかも普通列車で行ってみました。

普段JR東海しか利用しないので、首都圏の車両は見るだけでもかなり新鮮でした!

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旅程

今回は名古屋発で1泊2日の旅。

細かい旅程はあとでまとめますが

ざっくりとこんな感じ。


1日目
  • 中央本線(名古屋→甲府→東京)
  • 首都圏路線(山手線・京葉線・総武線etc)
  • 高崎線(東京→高崎)
  • 新前橋駅近くで宿泊
2日目
  • 両毛線・宇都宮線(→宇都宮)
  • 東北本線(→那須塩原)
  • 東北新幹線撮影(那須塩原駅)
  • 上野東京ライン・東海道線(→名古屋)

旅の目的

旅の目的は次の3つ。

首都圏の在来線に乗る!
18きっぷを消費する!
「鉄道写真」を一眼レフで撮影する!

こういう鉄道に乗るだけの旅は人生で初めてです。

ひとりで鉄道に乗りまくれる!しかも乗り降り自由!

18きっぷひとり旅のはじまりです。

それでは行きましょう。

旅の記録

当記事では

1日目前半:中央本線(名古屋→塩尻→甲府)

を紹介します。

自然豊かな景色の中を駆け抜ける中央(西)線は、都会にはない風光明媚な路線です。

早朝の千種駅

出発は名古屋市内のJR千種駅。

平日だと7時~8時ごろは通勤通学でごった返す千種駅も
日曜日だったこの日、しかも早朝ということで駅構内は静まり返っています。

まずは中央本線で中津川駅を目指します。

入線してきたのは211系5000番台。

よく利用するなじみの車両。ロングシートの通勤列車です。

 

18きっぷ利用期間終盤ということもあってか、車内は同業者(?)の姿もちらほら。

ですが中津川駅まで、早朝ということもあり利用者は少ないです。

 

ちなみに名古屋→中津川の区間には

  • 大曽根
  • 多治見
  • 高蔵寺

など、ベッドタウン的な駅がいくつもあり
時間帯によってはかなり混雑します。

また、大曽根駅はナゴヤドームのJR最寄り駅。
中日ドラゴンズのナイターゲームがあった日は、すさまじい混雑を見せます.

 

そんな中央本線も、都市部を離れれば田園風景ののどかな車窓が広がります。

山の中にある,古虎渓駅に停車.

古虎渓(ここけい)

古虎渓は名古屋に近い秘境駅として,定光寺駅とともに有名.多治見のひとつ手前の駅でありながら,まわりの雰囲気は秘境駅.

【秘境駅】JR中央本線古虎渓駅にて通過列車を動画で撮影【2019春の18きっぷ旅番外編】

中津川まではあっという間。

ここから松本行のワンマン列車で
塩尻へ向かいます。

JR東海の主力車両313系。

クロスシート仕様の最新列車です。

つやつや。

 

中津川駅塩尻側の前面展望

車内は先ほどまでの211系の車内と違って

車両の座席すべてが埋まる勢いで乗車がありました。

 

さきほどの前面面割の写真を撮っていた僕は
座席確保ダッシュに完全に乗り遅れて、しばらく「立ち」でした(*_*)

普段は特急を使う人が、
18きっぷ期間だから普通で行こう

ということで利用しているのでしょうか。

211系に比べて短編成だったのもあるでしょうが、

それにしても乗客の多さに驚きです。

まあ前面にかじりついていれば、1時間くらいなら平気なので( ˘ω˘ )
座席が空くまでのんびり前面展望を楽しむことにします。

風光明媚な木曽の渓谷・深山地帯

中津川駅を出発すると

岐阜→長野と、木曽の渓谷を走っていきます。

その車窓はのんびりですが、その分見ていて飽きません。

このときは4月だったので、沿線の桜が美しく咲いていました。

坂下駅

中津川駅の次の次の駅

だいぶ山深くなってきた中央本線
岐阜県中津川市の「坂下駅

ここで特急列車・名古屋駅始発の「しなの1号
通過待ちです。

ちなみに中津川から塩尻まで、しなの1号に乗車すれば
1時間少々で行けます。

鈍行だと2時間少々。

1時間ほど差がつきます。

313系を追い越す383系しなの

中央本線の主力2車両の交換は迫力満点です。

383系、近代的なデザインのかっこよさはありませんが
どこか憎めない、愛着の湧く列車です。

列車が通過すると、駅にはまた静寂が戻ってきます。

車の通る音や都会の喧騒がほとんどないので、非常に静かな雰囲気が
気持ちのいい春晴れと相まって、駅に立っているだけでリフレッシュできるようでした。

坂下駅を出発すると、線路はどんどん山深い地帯へ入っていきます。

塩尻駅までは意外と多くの駅があって、乗車時間が長く感じます。

トンネルが多く、線形も悪いところが多いので
スピード感には欠けます。

のんびり電車旅という言葉が似合う路線ですね。

南木曽駅で383系と交換

中央本線の主要駅の一つ「南木曽駅

ここで383系の長野駅始発「しなの2号」と交換です。

南木曽駅ではちらほらと乗り降りがあり、僕もようやく座席を確保することができました。

よかった~( ˘ω˘ )

・・・(-ω-)スヤア

 

気付いたら寝てしまっていたようです・・・

朝早かったせいか、やはり眠くなってしまいました。

うーん。「寝覚の床」の写真を撮れず。残念です。

起きた時はどこかの駅に停車中。

211系と交換していました。

長野カラーの211系です。
これを見ると東日本が近づいてきたなあと感じます。

 

そしてしばらくの乗車で、定刻通り10時前に塩尻駅に到着です。

初めての長野の駅!

JR東日本の緑色の駅標

塩尻駅で乗り換え

塩尻駅の改札

「古代集落とワインの里」だそうです。

全然知りませんでした。

ちなみに塩尻駅には6月にまた来てます。

【初夏・信州の高原】高ボッチ・霧ヶ峰~ビーナスライン日帰り絶景ライド
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このときは「しなの」利用で。高ボッチ高原とビーナスラインを自転車で走りました。
景色良くて最高でした!

 

というわけで塩尻駅のホームです。

塩尻駅はJR東日本の駅なので、駅標は緑の東日本カラー

車両もJR東海のオレンジ色車両と同じくらい
JR東日本(長野)カラーの車両がいます。

到着番線側には、中津川・名古屋方面に向かう313系383系が停車中です。

一方長野・東京方面の発車番線には
JR東日本の普通列車はもちろん、特急「あずさ」E257系
そして新型車両の「スーパーあずさ」E353が停車します。

E353系は将来的には、中央東線の特急すべてに導入予定だそうです。

近代的なデザインと「あずさ」という名前にぴったりな色のラインが特徴的で、個人的にこれから乗ってみたい車両の1つです!

こうやってみると、この塩尻駅はターミナル駅だということがよくわかります。

さあそれでは普通列車に乗り込んで、甲府駅を目指します。

塩尻→甲府:高原地帯を走行

中央東線は、塩尻から徐々に高度の高いところを走ります。

諏訪・小淵沢・茅野・岡谷など

「日本のスイス」と呼ばれる
アルプスや八ヶ岳の麓の街を走っていきます。

のんびり絶景大糸線&日本最高所を走る秘境路線・小海線乗車記【2019春の18きっぷ旅③】
糸魚川から松本まで「大糸線」、中央本線で移動して小淵沢から小諸まで「小海線」に乗ってきた。どちらも信州の険しい山々の間を縫うように走る路線で車窓からは普段見られない山々の絶景を満喫できた。

車内は町から町への移動利用者が多い感じ。

諏訪・茅野などは割と大きな町なので、そこで結構な人数の乗り降りがあります。

 

塩尻から甲府まではちょうど1時間半の乗車。

午後の首都圏での計画を
時刻表をぱらぱらとめくりながら、考えたり

Kindleで小説をよんだり、カメラをいじったりしながら過ごします。

普段はこういう時間があまりとれないので、一人旅はやっぱり大事。

 

1時間半後、定刻通りに甲府に到着です。

いよいよ山梨県まで来ました!

鈍行で来たので、謎の達成感がありました( ´∀` )

甲府駅改札

甲府駅の改札は、各方面への乗降客でごった返しています。

発着路線が意外と多く、週末ということもあるのでしょう。

開府500年。おめでたい!

お昼ごはん「ちりめん亭」

甲府駅南口

さて、到着は正午前になったのでここでお昼ごはんにします。

甲府といえば「小作」のほうとう!

駅前にある甲州ほうとう「小作」

を食べたいところですが、結構混んでいたのでここはあえて・・・

ラーメン!しかも地元の!

ちりめん亭」というところへ行きました。

最近ラーメン不足だったのでちょうどいい()

濃厚豚醤ラーメン(ライス付き)

ああ・・・おいしい!

豚の甘い脂と醤油ベースの濃厚スープ・麺がよく絡んで美味です。

孤独のグルメ的な。

ひとり旅だと、毎食ですね(笑)

まあこれもひとり旅の立派な楽しみ。

地元のおいしいものを食べるのが楽しいです。

ごちそうさまでした!

ちりめん亭 甲府丸の内店 (甲府/ラーメン)
★★★☆☆3.01 ■予算(夜):~¥999

甲府駅前の武田信玄像

山梨県甲府市は武田信玄公のお膝元。

駅前にはいたるところに
武田信玄にまつわるものがあります。

歴史好きの人なら、駅周辺をぶらぶらするだけでも楽しいと思います。

次の記事:甲府から東京へ!

当記事ではここまで。

1日目の午後からは

  • 中央線快速
  • 山手線一周
  • 総武線快速

などなど、いよいよ首都圏の路線に乗ります。

【次の記事】

中央本線まわりで名古屋から東京へ行ってみる(後編)【関東18きっぷ旅②】
18きっぷ片手にめざすは大都会東京。中央本線の普通列車を乗り継いで名古屋から東京への乗車記録(後編)

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