名古屋市内から20kmほどにある
JR中央本線の知る人ぞ知る
秘境駅・定光寺(じょうこうじ)駅。
自転車で定光寺へ紅葉を見に行ったついでに、断崖にへばりつくような異様なところにある定光寺駅を探検してきました。
狭いホーム、当然のように無人駅。そこを高速で通過する中央本線の列車たち。
名古屋市からちょっとしか離れていないのに、こんな秘境駅があるとは・・・
駅の場所は・・・川の上!
国道15号線を多治見方向へ進む途中にある、定光寺への入口。
その付近の川の対岸、上の方を見てみると・・・
ありました、定光寺駅。
断崖にへばりついてます・・・なんじゃありゃ。
橋をわたって駅の方へ。
駅前商店街、閑散としてます。
駅の入口を発見・・・。
20段以上ある、ホームへと直接繋がる階段です。
こちらからは1番ホーム(名古屋方面)へ行けるようです。
奥側にはもう一つ入口があり、2番線(多治見方面)へはその奥側からのみ行くことができるようです。
バリアフリーなんて概念は皆無。
奥側入口。
当然のように無人駅。
入出場用のICカード機がついてますが、切符売り場や券売機はありません。
2番ホームへ登るべく、線路の下を通る地下道を歩きます。
おお・・・雰囲気ありますねえ・・・
これぞ山の中の秘境駅、って感じです。
狭い・・・ホーム上のようす
ホームへ上がってきました。
2面2線の対面ホーム
山側にへばりついている2番ホームからは
中津川・多治見方面の列車が発車していきます。
両側はトンネル、後ろ側は迫り来る山、
前側はもちろん川。しかも超高い。
こんな場所によくもまあ駅を造ったなあ・・・という感じ。
意外と多い通過列車
線路の線形はゆるやかなカーブ。川に沿うように曲がっています。
カーブを高速で走れるようにカントが設けられています、しかもホームが狭いので列車通過のときはかなり怖い・・・
と思っていたら、特急しなのがやってきました。
轟音で高速通過していきます。
はえ~~・・
あっという間に通過していきました
そのあとも快速列車や普通列車がドンドンやってきます。
普通列車は1時間に2~3本。
快速列車も同じくらいの間隔でしょうか?中央本線は幹線なので本数は多いです。
秘境駅でありながら、たくさんの列車が往来する。
なんだか変な感じです。
いつも街中の駅で見る中央本線よりも、少しだけかっこいい気がするのは僕だけでしょうか・・・?ロケーションの力ってスゴい。
足がすくむ・・・川側の1番ホームへ
訪問は日曜午後。
紅葉のシーズンということもあって、名古屋方面の1番ホームには結構多くの人がいます。
人の少なくなった頃合いを見計らって、例のトンネルを通り1番ホームへ。
先ほど下から見上げた階段。
すんごい坂。
この駅がいかに高所にあるかがわかります。
先ほど通ってきた赤色の城嶺橋も見えます。
昭和10年代に造られたそうで。それにしてはコンクリート造で立派です。
庄内川(ここら辺はもう土岐川かな?)上流方面。
横に走っている道路は多治見へと続く国道15号線。
ちなみに中央本線側(川を挟んで山の下)にあるのが
竜泉寺街道と呼ばれる国道205号線
駅から205号線に入って見える巨大な建物は、廃旅館「旧千歳楼」です。
数年前につぶれて着々と廃墟化が進んでいるらしく・・・バキバキに割れた窓ガラスとすすけた壁が、恐ろしい雰囲気。
こんなにデカい廃墟、ほったらかしておいていいんだろうか・・・
1番線ホームにもたくさん列車がやってきます。
名古屋側にも多治見側にもトンネルがあるので、そこを列車が出入りしていく様子はけっこう絵になりますよ。
そのあとは再び2番ホームへ戻り、
特急しなのをもう1本撮影して探検終了。
今日は写真だけ。
ロケーション的には動画の方が
迫力のある絵が撮れそうでしたね。
名古屋市からすぐ来られるので、いずれはビデオカメラでも買って動画撮影したいなあ・・・
名古屋に住んでる動画撮影好きの方、定光寺駅、おすすめですよ。
帰りに城嶺橋から川をバックに。
ホント、よくあんな所に駅を造ったなあ・・・
まとめ:都市にある秘境駅「定光寺駅」
というわけで、名古屋から20kmほどにある秘境駅「定光寺駅」を紹介しました。
2面2線で列車の本数が多い駅、しかもロケーションはインパクト抜群。鉄道撮影にはピッタリの駅です。
ただホームが狭いので、撮影は十分に気をつけて!
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