東京出張の直前の土日に,FA31mm Limitedレンズの調子が悪いことに気づいた。
PENTAXは,最近,ピックアップリペアサービスなるサービスを展開しているそうだ。Limitedレンズの修理にもこのサービスを使おうかと考えた。ただ,せっかく東京出張に行くんだし,しかもきっぷの経路が新幹線→中央線だし,途中下車して新宿にあるリコーイメージングストアへ直接持ち込んだ方がラクだ。
そういうわけで,新宿にあるリコーイメージングスクエアに行ってきた。レンズの修理と一緒にK30(ボディ)の点検もお願いしたら,快く引き受けてくださった。
リコーイメージングスクエアに行ってみた!
中央線沿線にある出先での用事を終えたのが16時過ぎ。
関連記事: 【ほぼ‘‘のぞみ”】速達ひかりで混雑回避!名古屋→東京出張記
それから中央線快速電車に揺られて新宿駅までやってきた。
リコーイメージングスクエアは,新宿駅西口から歩いて数分のところにある,新宿センタービルのMB1にあるらしい。
東京の地理にはまったく明るくないので,新宿駅西口を出て,構内の地図を眺めながらそろそろと歩いていく。
新宿センタービルは,都庁方面へ行けばいいことがわかり,地下歩道を進む。すると,案内標識にセンタービル文字が現れたので,地上へと上がる。そして,センタービルをMB1(中地下1階)へと降りて,吹き抜けを囲う店舗群を見ていくと,リコーイメージングストア東京を発見。
店の前面には,ポスターやらフォトコンテストのお知らせやら掲示されている。
店内に入ると,左側にはフォトコンテストの優秀作品を掲載した展示スペースがある。右側の方には,修理など受け付けるサービスカウンターがある。
今回は持ち込んだ機材の修理依頼なので,整理券を発行してしばらく店内を見て回る。
サービスカウンターの前には,PENTAXの主力ボディが,人気のレンズとともに展示されている。
どのボディも実際に持って撮影することができた。K-1 II や K-3 IIIなど,いずれは手にしてみたいフラッグシップ機を触ることができて興奮した。今使っているK30でも十分写真は撮れるんだけど,やっぱり高い機材の操作性は素晴らしく,シャッターフィーリングは桁違いに官能的だ。
ボディを触るのもよかったし,K-3 IIIに装着されていたHD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WRを触れたのもよかった。
20-40mmの焦点距離ってどうなの?と思ったけど,ちょうど肉眼に近い写り具合で,被写体の微妙な出し入れもできて,非常に感触がよかった。しかも防塵防滴なので,K30と組み合わせることで雨天でも使える。
やっぱりLimitedレンズって,いいレンズなんだと気付かされた。今使っているsmc FA31mmも十分素晴らしくて,他のLimitedレンズにもますます興味が湧いた。
カットモデルなんかもあったが,光学機器の構造には詳しくないのでよくわからなかった。
Limitedレンズの修理とK30の点検以来
さて,一通り展示機を触り,レンズを眺めたところで,サービスカウンターにお呼ばれした。
今回持ち込んだレンズの不調は,ピントリング(距離環)が回転しないというものだ。一応,AF設定であれば動くのだけれど,MFにすると何か所か引っかかりがあって,撮影に支障が出ている状態だ。
不調に気づいた日,状況を伝えると,Limitedレンズを丁寧にチェックしてくださった。書類に記入している間に一通りのチェックをしてくださったようで,確かにピントリングの修理が必要とのことだった。
見積書を出してもらう前に,ボディのK30もいっしょに点検してもらうことはできるか?と聞いてみると,大丈夫とのことだった。
K30を手渡して,その場でひととおり動作確認をしてもらったところ,結構なゴミが入っているとのこと。やっぱり,もう4年近く使ってきているのに,一度もセンサクリーニングしてないわけだから,それはゴミが入っていてもおかしくない。
内部のゴミのほか,以下の不具合も確認された。これは,自分自身も認識しているところ。
- 電池ロック用ツメ折れ
- バッテリー挿入時の日付のリセット
不具合については,こちらの記事
>>PENTAX KPが気になる【K30の買い換え機種考案】
にも記載した。
以上の修理および返送について,説明があったあと,見積書が発行された。Limitedレンズのピントリング不具合の修理代は,¥22,000だった。痛い出費だが・・・自分の保管環境と,悪い個体を引いた悪運が悪いと思って,受け入れることにした。
見積書を受け取り,気持ちよく対応してくださった店員さんに感謝しながら,駅に戻った。
展示品を見ていたらレンズが欲しくなったので,出入り口にあったカタログを持って帰った。
K30の点検後日談
後日,詳細な点検の結果,K30は若干後ピン気味であることがわかった。これとファームウェアアップデートについては,修理で対応可能とのことで直してもらった。
ピントが甘いことは多々あったが,自分の腕の問題だと思って気にしなかった。まさか後ピン気味だとは気づかなかったなあ。。。直してもらえてよかった。
また,電池ロック用ツメと日付リセットの不具合は修理不可と,後日連絡が来た。
これについては,K30の生産および保障修理がすでに終了しており,同型の部品がないのが理由。K30はもう10年以上前のモデルで,後継も2台(K50,K70)出ているのだから,同型部品がないのも仕方がない。
まとめ: 新しい機材が欲しくなった
新宿からは中央線快速電車で東京まで戻り,新幹線で名古屋へ帰った。
Limitedレンズとか,スターレンズとか,カメラを始めた当初は見向きもしなかったけど,今使っているFA31mm Limitedの撮れ高が素晴らしいので,徐々に興味が湧いてきている。そして,今回リコーイメージングストアで実物をいろいろ触って,さらに興味が高まった。
そんなホクホクの状態で,新幹線の車内で,持って帰ったカタログをじっくり読んだ。そしたらもう,レンズが欲しくてたまらない状態になった。暇さえあればレンズのリサーチをしている。
あと,カタログには,レンズラインナップだけでなく,PENTAXのレンズについての基礎知識も掲載されていた。意外と知らないことが多かったので勉強になった。
また,LimitedレンズとK30が戻ってきたら,記事にて紹介しようと思う。
【2022/1/9 追記】
FA31 Limited,K30ともに1/8に戻って来た。予定では1/20ごろまでかかるような話だったが,思っていたより早かった。佐川急便によって,福井県から配達された。
関連記事
今使っている機材についての記事
単焦点レンズsmc PENTAX FA31mm F1.8AL Limited
FA31mm Limitedレンズの作例
珍しくスナップを撮ったときの記録です。
>> 名古屋・熱田神宮末社 鈴之御前社の桜(と猫)【PENTAX単焦点】
鉄道旅行にも持って行っています。