宇和島バス城辺・宿毛線にて宇和島から宿毛へ【乗り鉄のバス乗車記】|夏休み四国満喫きっぷの旅(6)

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「夏休み四国満喫きっぷ」の旅

JR四国全線 及び
土佐くろしお鉄道・阿佐海岸鉄道・JR四国バスが乗り放題,
特急列車自由席も乗り放題の

4日間フリーきっぷにて,
四国をじっくり堪能する鉄道旅.

 

今日は3日目.JR四国内で残る未乗路線のうち南西部の路線,

  • 土讃線(高知~窪川)
  • 土佐くろしお鉄道/中村・宿毛線(窪川~中村・宿毛)
  • 予土線(宇和島~窪川)

に乗りに行く.

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宇和島バス城辺・宿毛線

前回の記事で,予土線乗車記を紹介した.

予土線の終着駅・宇和島駅から,3日目午後をスタート.

宇和島バスを使う理由

未乗路線である「土佐くろしお鉄道中村・宿毛線」に乗りたかったので,再び宇和島から南下することを考えた.日程的には今日行かないと中村・宿毛線は未乗のままになってしまう.中村・宿毛線の始発駅は,高知県西部の宿毛駅.現在いる宇和島とこれから向かう宿毛の間には,鉄道路線がない

だからといって,

宇和島→(予土線)→窪川→(中村・宿毛線往復)→(土讃線)→高知

というルートをたどると,今日の宿がある高知には深夜の到着になってしまう.予土線の本数が極端に少なく,また,時間もかかるためだ.

これはいかん,ということで宇和島から宿毛への最短ルートとなる「宇和島バス」を活用することにした.

宇和島→(宇和島バス城辺・宿毛線)→宿毛→(中村・宿毛線)→(土讃線)→高知

上記のルートをたどれば,中村・宿毛線の無駄な往復がなくなるし,予土線よりも本数が多い.

宇和島バスは夏休み四国満喫きっぷの適用範囲外だけど,こればっかりは仕方がない.限られた日程での未乗路線乗破には多少の課金は惜しまない.

宇和島バス料金・時刻表

宇和島バス城辺・宿毛線
毎時1本程度の間隔で運行されている.

路線バスなので特に予約は必要なく,乗車後に整理券をとって下車駅で支払う仕組み.

宇和島→宿毛の運賃は
1,850円

日中の定期便のうち,
宇和島から宿毛へ直通する
バスの運転時刻は以下の通り.

宇和島駅>>宿毛駅
06:36>>>>08:30
07:45>>>>09:39
08:35>>>>10:29
11:50>>>>13:44
12:50>>>>14:44
14:15>>>>16:09
15:15>>>>17:09
16:00>>>>17:54
17:15>>>>19:09

詳しい停留所は以下の通り.

時刻表引用: 松山線 城辺・宿毛線|宇和島バスHP

所要時間は1時間54分,毎時1本程度の運行があり,利便性は高い.

時刻表・運転時刻はダイヤ改正により変わることがあります.最新情報はホームページからご確認ください.

宇和島駅を出発

南国の雰囲気漂う宇和島駅前.

バス停は駅前のロータリーに沿うように設置されている.

宇和島駅は中心部から若干離れた場所にあって,大きなスーパーなどへ行くにはは駅からしばらく歩かないといけない.ということで,昼食は駅隣接のセブンイレブンで買っておいた.

宇和島バス
城辺・宿毛線 宿毛行
宇和島1250=宿毛駅1444
バスの外観写真,撮影するのを忘れていた…

車両は普通の路線バス.2時間近くの乗車だけど,高速バスのような座席ではないのがちょっとだけ残念ポイント.でも,路線バスにしては上等な座席だと感じた.

宇和島市街から城辺へ

最初は,昼すぎの宇和島市街をのろのろと走る.松山や今治に比べると規模は小さいけど,それでも南予一の都市である宇和島.市街地は車も多く,利用者もいるため,頻繁にバス停に停車する.

宇和島市街を抜けると,国道56号を快走

右手には松山自動車道が見える.

この先宇和島道路は通らないのかな?と思ったりしたけど,ずっとR56を走っていった.

まあ,R56は流れがいいし,交通量はそこまで多くない.停留所も下道の方が造りやすいし,わざわざ宇和島道路を走る必要はないのだろう.

宇和島市を抜け,松山自動車道の西予宇和ICとの交差点に到着.西予宇和インターチェンジは,僕が小学生くらいのときは,松山道の終点だった.現在は延伸工事が進み,宇和島道路に接続して終点は津島岩松IC(執筆当時)となっている.宇和島道路自体は昔からあって,それが2012年に松山道と完全に繋がった.

岩松から先は,四国横断自動車道として「津島道路」が供用される予定.完成すると宿毛はもう目と鼻の先のところまで近づくけど,津島道路終点・内海インターと宿毛の間は計画段階で現在調査中らしい.

宇和島から宿毛まで高速道路が完成したら,「四国8の字ネットワーク」は西半分が完成する.南西部の移動がグッと楽になりそうだ.

 

津島岩松IC出口を右側に見てしばらく走ると,津島町から内海町の海沿いに出る.

穏やかな南予の海,綺麗だな.

海沿いからしばらくぶりの都会は,愛南町.

城辺・南宇和・御荘は,近距離の乗客が多くなる.

「南レク」があるのもこのあたり.松山からはかなり遠い.高速道路を使っても2時間以上かかるはず...愛媛県は意外と横に長いのだ.

バスは城辺営業所に到着.運転手が代わったりすることはなく,ぐるっと営業所を回ってすぐに宿毛方面へ出発した.城辺までで1時間20分ほど.

山間地域を走り抜ける

愛南の市街地を抜けると,再び車窓は田舎の風景.

国道56号線を走ったり,横道にそれて集落のバス停に停車したり,を繰り返す.

四万十まで41km.宿毛まではあと19kmだ.

バスの車内はガラガラ.一人だけおばあちゃんが乗っていたけど,県境にたどりつくまでに降りた.貸し切り状態.

山道に入ってカーブの多い国道56号をしばらく走る.

もうそろそろ県境かな?というところで国道56号を降りて,横道に入っていく.そしてわかりやすいバス停を通過.

「県界」

普通の家の前に置かれていたバス停,このバス停をもって高知県に入った.

長いトンネルを抜けて下り坂を走る.

もうすぐ宿毛市街だ.

依然として車内は自分一人.みんなマイカー使うのかなあ・・・

宿毛駅到着

山道を降りると一気に街の景色.

高知県宿毛市だ.

一応高知県,と名乗っているけど,実際は愛媛県との結びつきの方が強いのでは?と思う.TVとか愛媛県の放送が入るらしい(TV朝日系列eat)

土佐くろしお鉄道の高架が見えてきたら,宿毛駅に到着.

特に遅れることもなく定刻の到着.

2,000円近い運賃を整理券と一緒に運賃箱に入れる.運賃箱にお札なんか入れたことないから,ちょっと手間取った.お金を入れ終わってバスを下車すると,すぐに出発していった.宿毛駅が終点ではなく,宿毛営業所が終点.

急いで写真を撮ろうとするも・・・残念な仕上がり.まあ,バスが写っているからヨシとしよう.

宿毛駅は立派な高架駅.

土佐くろしお鉄道宿毛線の列車が出発するまで,喫茶店でも入って時間をつぶそう.

宿毛の喫茶店「トリップトリップ」

Googleマップで検索して見つけたのが「トリップトリップ」.土佐くろしお鉄道の高架の近くにある.

広々とした店内で,
ホットコーヒーを飲みながらPC作業.

店内ではなんと無料のWi-Fiが使えた.穴場スポットだ...!

まとめ:長距離路線バスの旅

画像引用:宇和島自動車 宇和島バスHP

以上,宇和島バス城辺・宿毛線乗車記.

長距離路線バスだけど,車窓は海あり山あり街もあり,飽きずに楽しむことができた.予土線よりも本数が多い上に運賃もそこまで高くないので,鉄道旅で大いに活用できる路線バスだ.

久々のバス旅,新鮮で楽しかった.

 

このあと宿毛からは,土佐くろしお鉄道中村・宿毛線を高知方面へ向かう.

【1日目・2日目はこちら】

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