【特急乗り放題】予讃線いしづち10号で高松に行ってうどんを食べる|夏休み四国満喫きっぷの旅(1)

「夏休み四国満喫きっぷ」の旅

JR四国全線 及び
土佐くろしお鉄道・阿佐海岸鉄道・JR四国バスが乗り放題,
特急列車自由席も乗り放題の4日間フリーきっぷにて,
四国をじっくり堪能する鉄道旅.

1日目,まずは松山から高松へ,予讃線の特急いしづち10号に乗車.

快適な8000系の自由席で瀬戸内海の車窓を楽しみ,高松では美味しいうどんに舌鼓!

夏休み四国満喫きっぷ

今回の旅では,JR四国ツアーが発売している夏休み限定の企画きっぷ「夏休み四国満喫きっぷ」を利用する.

ホームページから取り寄せ

このきっぷは企画きっぷであり,また,旅行商品でもある.

みどりの窓口では買うことができず,JR四国ツアーから直接取り寄せが必要だった

レターパックで郵送されてきたきっぷ

  1. JR四国ツアーのWebサイトで会員登録
  2. きっぷの購入ページへ進む
  3. ホームページにて必要情報を入力
  4. きっぷ発送

ざっくり上のような流れできっぷを手に入れた.

説明通りに進めば難しくない.わからないことはJR四国ツアーとメールや電話でやりとりができる.今回の購入では,登録住所(下宿)とは違う,実家への発送だったので,ちょっと手間どった.メールで質問して,無事にきっぷを実家の方へ送ってもらえた.

取り寄せはちょっと面倒かもしれない.しかしながら「夏休み四国満喫きっぷ」は面倒な手続きを踏んでも購入する価値のあるきっぷだった.

特急列車乗り放題!4日間の全線フリーきっぷ

夏休み四国満喫きっぷは

JR四国の路線が4日間乗り降り自由
特急列車の自由席に乗り放題
土佐くろしお鉄道・阿佐海岸鉄道・JR四国バス(路線バス)も乗れる

これだけ特典がついて,1枚13,000円

採算が取れるかどうかは知らないけど
とにかくコスパ最強のフリーきっぷ.

まさに夢の特急乗り放題きっぷだ.

今回はこのきっぷを使って,JR四国未乗路線及び土佐くろしお鉄道・阿佐海岸鉄道の完乗を達成したいと思う.

特急乗りまくるぞ~!

いしづち10号自由席|松山→高松

松山駅にて8000系入線

松山から4日間の乗り鉄旅スタート.

松山から高松に行くか,宇和島に行くか迷ったけど
予讃線宇和島方面は今年の正月に18きっぷで乗ってきたばかりだったので,高松方面に決めた.今回はフリーきっぷだけど,特急列車に乗れる.自由席限定だけど,特急に乗れるというだけで行動範囲が広がり,気楽に旅を進められる.

伊予西条・観音寺・高松方面の特急列車が発着する1番線.

発車案内には,僕がこのあと乗車するいしづち10号と
JR四国の人気観光列車「伊予灘物語(大洲編)」が案内されている.

高松方へ目を向けると…踏切の向こうに8000系3両編成の姿が確認できる.伊予西条方面からやってきた下り列車(折り返しで運転される8000系5両編成)の入線を待ってから,1番線へ入線するのだ.

踏切が鳴ってやってきたのは8000系アンパンマン列車.こちらに向かって飛んでくるアンパンマンの絵柄が,流線型の8000系の顔によく似合っている.結構かっこいいと思うのは自分だけ?

いしづち101号

到着列車は5両編成だ.いしづちとしおかぜは基本的に宇多津=松山間は併結(しおかぜ5+いしづち3=8両)運転.しかし1日のうち何本かはいしづち単独運転の列車があって,今回入線した8000系5両編成はそのうちの一つ.

朝の下り:101号,103号
夜の上り:102号,104号,106号
がいしづち単独運転.100番台が与えられる.

5両編成のいしづち101号からは,高松からの乗客がどっさりと降りてくる.

そしてこの後は,折り返し「しおかぜ10号岡山行き」として運転.瀬戸大橋線経由で本州へ向かう列車,乗客数はJR四国の中で1,2を争う.この日は日曜日で,大勢の乗客が乗車を待っている.

いしづち10号

併結するしおかぜ10号の入線が完了したところで,すぐにいしづち10号の8000系が入線.

手際よく併結して…しおかぜ+いしづちとなって出発準備完了.

1010M
いしづち10号高松行
0810松山=1039高松

いしづち10号

いつも名古屋へ帰るとき,しおかぜはよく乗車する.しかし,高松へ行く用事はほとんど無いからいしづちには乗ったことがなかった.同じ8000系だけど,列車名が違うだけでなんだか新鮮な気分.

8000系いしづち自由席

今回利用するきっぷは特急列車自由席が乗車可能(指定席には乗車できない,別途指定席特急券が必要).さっそく6号車自由席へ.

8000系の自由席はシンプルな座席.ほどよいホールド感があって,特急列車としてはまずまずの掛け心地.窓際に座るには,足下の排気管?部分がちょっと気になるけど,それでも瀬戸内海の景色を眺めたいから左側・窓側に座る.窓の向こうには黄色い国鉄型汽車「伊予灘物語」が入線に向けて準備中.

全体的に座席は古くなってきているけど,新車の8600系よりは座り心地はいいと感じる.8600系は指定席も自由席も,ちょっと薄い…

8000系のリニューアルされた指定席は,自由席より数段掛け心地がいい.瀬戸内海を見ながらくつろぎたいなら指定席もおすすめ.
普通車指定席 8000系の車内イメージ
画像引用:しおかぜ8000系・8600系JRおでかけネット

予讃線を振り子で駆ける

8:10定刻通りに出発.

VVVFを盛大に響かせ,流しノッチをキメてから加速.

松山から海沿いを走って北条方面へ抜ける.早速振り子全快で飛ばしていく.制御付き自然振り子方式でカーブになると車体を傾ける.「制御付き」だから,振り遅れや振り戻しがない.制御はフィードフォーワード制御,事前にマイコンにプログラミングすることで車体傾斜をコントロールするらしい(Wiki情報).

車両が大きく傾くのを感じる

最近は「空気ばね車体傾斜装置」が主流.だけど,JR四国の2000系後継車両の2700系気動車は,「制御付き自然振り子装置」が搭載された.時代遅れ,ではなく,空気ばね方式では土讃線のカーブが多すぎて空気の量が足りないから,らしい().実際,先行して造られた2600系は空気ばね方式が搭載されていたけど,土讃線を走らせてみたところ「カーブ多すぎて空気足りない問題」が発生したから,2700系を造ったそうだ.

参考:車体傾斜式車両 – Wikipedia

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8:23伊予北条着.いしづちにはほとんど乗車がなかった.

 

大西あたりの工場地帯.並行して走る車より,20~30km/h速く走っている.

今治に近づいてくると,遠くに来島海峡大橋(しまなみ海道の一部)が見えてくる.今日は曇り空ではっきりとは見えない.

今治到着前に検札.夏休み四国満喫きっぷに2つ目のはんこが押される.車掌さんは高松運転所の方だ.

瀬戸の花嫁が流れる今治駅に到着.

いしづちの自由席から数人下車があった.短区間の利用者も意外といるんだな.

また,今治からは数人の乗車があった.いしづち自由席の乗車率は6~7割といったところだろうか.あまり混雑している様子はない.うしろに繋いでいる岡山行きのしおかぜ自由席は,今治・伊予西条あたりで満席になることもあるけど,いしづちの方はしおかぜほどは混雑しない.

 

今治のあとは,壬生川,伊予西条,新居浜,川之江と,東予の主要駅にコツコツ停車.

新居浜ではしおかぜに大量の乗客が乗車していった.あの感じだと,しおかぜはほぼ満席に近い状態だと推測される.一方のいしづちは各駅数人の乗車にとどまっており,まだまだ自由席には余裕がある.

宇多津でしおかぜ切り離し

単線区間が多い予讃線,途中の駅で下り列車と交換しながら進む.

箕浦駅にて交換

電化区間だけど,単線ゆえに高速化・本数増加が難しいと考えられる.

香川県に入りしばらく走ると,海沿いすれすれの絶景区間.海に落ちるんじゃないか?というほど,海のすぐそばを走る.晴れていたらもっと景色がいいんだけど・・・今日はどんより曇り空.重たい空が広がるのみ.

多度津で留置線に2600系の姿を発見.多度津駅は土讃線の分岐駅.カーブが多すぎて土讃線を走れない2600系,基本は高徳線特急「うずしお」で運用される.土讃線「しまんと」や「いしづち」の代走,団体列車としてこの辺(琴平・多度津~高松)を走ることもあるらしい.

今後2700系が量産されると,途中で製造中止となった2600系は希少となってくる.

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瀬戸大橋線の分岐・宇多津駅にてしおかぜ号を切り離し.

いしづちが先に高松へ出発し,あとからしおかぜが瀬戸大橋線に入る.
したがっていしづちに乗っていると,車外から切り離しの様子を見ることはできない.

でも車内から,後ろのしおかぜが離れていくのを見ることはできた.

いつもはしおかぜに乗って後から出発だから,先に宇多津駅を出て行くのは新鮮だ.

 

宇多津から引き続き予讃線を進む.左側には,瀬戸大橋線の上下線が通るデルタ形の高架線.

高松方面のマリンライナー・うずしお・しまんとは右側の線路,高知・松山方面のしおかぜ・南風は左側の線路を走る.

坂出駅では多少下車があった.いつもマリンライナーに乗車する駅だ.

坂出から高松までは停車なし.

雨の降ってきた予讃線末端区間を快走.

高松駅到着

松山から約2時間30分の乗車で高松駅に到着.

8000系が2両並ぶ.こちらは貫通顔.

高松駅は四国一のターミナル駅.

予讃線・瀬戸大橋線の電化車両と高徳線の非電化車両が一同に会す.普通列車や特急列車が,地上ホームにずらっと並ぶ姿は壮観.

JR四国の特急列車はどれもデザインがいい.

その中でも8000系の非貫通顔は,一番好きなデザイン.

流線型の顔が好きで,子どもの頃は新幹線だと思っていた().

8600系の登場で,そのうち引退してしまうだろうけど,末永く走ってほしい.

高松といえば「うどん」

高松に来たなら,うどんが食べたい.

ちょうどお昼前の時間,朝が早かったのでお腹もすいている.

外は雨だったので,駅前にあるめりけんやで食べることにした.

 

釜玉うどん&かしわ天.

コシがあってうまい!

きしめんもいいけど,やっぱり讃岐うどんはいいなあ.

めりけんや 高松駅前店 · 〒760-0021 香川県高松市西の丸町6−20
★★★★☆ · うどん屋

高松には他にも安くておいしいうどん屋がたくさんある,時間が許せば「うどん屋巡り」をやってみるのも楽しい.

 

食後は高松駅にあったスタバでアイスコーヒー.

スタバ入ったの久しぶり,店員さんが愛想よくて恥ずかしくなった,,,

まとめ:名車両8000系

松山から高松へ特急いしづち10号に乗り,高松でうどんを食べた午前中.

8000系は今までで一番たくさん乗車した特急車両だけど,何度乗っても快適で楽しい.

 

午後からは高徳線と牟岐線に乗ろう.

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せっかく特急乗り放題だし,
2日目以降はJR四国の特急列車をじっくり楽しんできた.

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