
常磐線沿線に用事があったので,常磐線の特急「ひたち」に乗って日帰り出張してきた。
常磐線特急「ひたち」「ときわ」

往路は下りの「ひたち9号」,復路は上り「ひたち22号」に乗車した。
常磐線の特急は,後述のように,臨時列車をのぞいて上野東京ラインを直通して品川発着となっている。
常磐線特急には「ひたち」と「ときわ」がある。「ひたち」が速達タイプで,「ときわ」が停車駅の多いタイプだ。
「ひたち」「ときわ」のいずれも,7時~20時台まで,毎時1本ずつ運行されている。平日・土休日ともに,「ひたち」が毎時45分,「ときわ」が毎時15分に品川を出発する。
一部をのぞいて,「ひたち」はいわきまで,「ときわ」は勝田まで走る。例外として「ひたち」のうち3本(3号・13号・21号)が,常磐線を仙台まで全線走破する。仙台直通の「ひたち」には,いちど乗車したことがある。詳しくは以下の記事を参照のこと。
関連記事 常磐特急「ひたち」の旅|品川→仙台|夏の東北鉄道旅(2)
特急券(指定席)は,事前に「えきねっと」で購入しておいた。チケットレス特急券を選択する,つまり,モバイルSuicaなど交通系ICカードに紐づけることで,特急券が100円割引になる。
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「ひたち」の実際
今回は,「ひたち」に品川から乗車した。

「ひたち」「ときわ」は,品川で折り返す場合,入線は早いものの,ドアを開けるまでに時間がかかる。品川駅の9・10番線に停まったまま車内清掃を行うからだ。
この日は発車の数分前まで車内清掃をしていた。プロのスタッフがやっているから、遅れることはないのだろうけど、待っている方はさすがにそわそわした。
そうはいっても無事にドアは開いて,出発までに着席できた。
金曜の午前10時台,10両編成の「ひたち」の車内は,通路側に多くの空席があった。ほかの車両を見てはいないが,混雑してはいないようだった。周りを見渡すと,私と同様の出張するサラリーマンか,そうでなければ,水戸や日立方面への地元客か,観光客か,のいずれかだった。
さて,この「ひたち」は,品川から上野東京ラインを経由して常磐線へと入る。東京,上野を出ると,水戸までノンストップで走る。速いことは速いのだが,そうはいっても水戸は遠いので,上野から水戸まで1時間かかった。
帰りは,上りの「ひたち22号」に乗車した。下り電車と対照的に混雑しているようで,乗車駅の案内表示板では「混雑のため,臨時特急『ときわ96号』が増発」する旨が案内されていた。実際,車内に乗り込んでから数駅のうちに「満席」の案内がなされた。夕方の上りの方が混むのは意外だった。
上野東京ライン直通が便利
さて,「ひたち22号」も,定期列車なので上野東京ラインへ直通し,品川まで走ってくれた。いっぽうで,後続の臨時特急「ときわ96号」は,上野止まりで設定されていた。

名古屋にいたころは,「上野東京ライン」や「湘南新宿ライン」の意義・ありがたみがわからなかったのだが,関東に来てから,この直通列車の意義がわかるようになってきた。JRの2線直通の話については,以下の記事にも書いた。
参考記事 仙石東北ライン・石巻線|仙台→女川|夏の東北鉄道旅(3)
とりわけ上野東京ラインを直通する常磐線の列車は,関東南部へのアクセス路線となる京急,横須賀線,それから,東海道新幹線へ直接接続してくれる。これは,南関東へむかう利用客にとって,大変利便性が高いのだとわかった。

おわりに
このあとは,品川駅構内でパスタを食べてから,帰宅した。金曜夕方の下り電車は,各線とも,遅い時間まで混雑しているので,普通列車グリーンに課金した。
出張・プライベート問わず,都心へと行き来するときには,普通列車グリーン車に乗車することがあたりまえになっている。贅沢なものだ。まあ,長距離出張なら,日当の範囲でまかなえるからいいか。。
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今後も不定期にて,出張記を更新していく予定。
(つづく)
次の記事 地下鉄の洗礼【出張記#2】
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