今年も桜が咲き誇る季節になった。
満開になると,散っていくのが寂しくなるので,ついカメラを持ち出して写真を撮りたくなる。
ということで,ちょうど満開になった日に写真を撮って来た。
今年の名古屋市の桜は,ちょうど3月最後の週末に合わせて,満開になった。うちの近所にあるソメイヨシノの木々も,今にも散らんとする,目一杯の花弁を咲かせていた。ソメイヨシノにとっては,いちばん輝かしい時期だが,あいにくの曇り空。小雨もぱらついていた。
ただ,小雨にしっとり濡れる桜も,味があっていいと思う。
枝のさきには,毬(まり)のようにまるまるとした花が咲き誇っている。
枝だけではない。幹に直接咲いている,根性のある桜もいた。
ソメイヨシノの木は,ある程度の高さに枝を広げている。そこに咲く花たちを撮るときには,必ず顔をあげて撮ることになる。桜をみると気持ちが高まるのは,こうやって上を向いているからかもしれない。
よく見ると,木の枝ぶりによって,咲いている花の形がちがう。こちらは,少し華奢(きゃしゃ)な花ぶりをした桜だ。もうすぐ散ってしまいそう。
一方,こっちの桜は,まだしっかりとしていて,もう少し散らずにがんばれそう。曰く,花弁の中心がピンク色だと,まだまだ散らない証拠だとか。
*
ということで,今年の桜は,小雨の中で撮ってみた。
ちなみに,去年(2022年)の桜は,快晴の青空の中撮っていたようだ。これはこれで,華やかでいいなあ。
おととし(2021年)は,桜の名所・山崎川沿いで写真を撮った。これもいいなあ。
もういっちょ前,2020年の春には,散り始めた桜の写真を撮っていた(これもう2年前なのか…なつかしい。コロナが流行していて,さんぽばかりしていた記憶がある)。このときはまだ,Limitedレンズをもっていなくて,ふつうのズームレンズで撮っていたと思う。
花鳥風月の写真なんて,年寄りくさい!40年早い!ような気もするけど,なんだかんだで毎年撮っているようだった(来年も,飽きることなくLimitedレンズで撮っているだろう)
(Photos taken by PENTAX K30 + smc PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited)
(おわり)