去年(2020年)は,満開の桜を写真に収めていなかった。
今年こそは写真に収めておきたい!ということで,
単焦点レンズをたずさえ,自転車に乗って山崎川の桜を見てきた。
山崎川の桜は,雨上がりでも毬のように丸々と咲き誇っていた。
花(Flower)を被写体とした写真を撮ることは少ない。
しかし,満開~散り際の桜は,その数少ない例外のひとつ。
柔らかく撮ってもしっかり撮ってもよく映える,満開の桜の記録。
山崎川・満開の桜(2021)
桜が満開になって数日たった日のこと。
ちょっと用事があって港区の方まで自転車で行くことになっていた。
昼前に港区まで行けばよかったので,
それまでの時間はゆったり自転車で走りつつ,満開の桜を眺めていくことにした。
*
山崎川は,名古屋ではかなり有名な桜の名所。
昭和区から瑞穂区にかけての流域沿いには,遊歩道が整備されており,沿道には桜が植わっている。
ちょうど今の時期には,これらの桜が満開となり「桜街道」の様相となる。
昨日は雨,しかも本降りの雨だったのだが
山崎川沿いの桜はまだまだ綺麗に咲き誇っていた。
ほのかなピンク色が,川沿い一面に続くようすに思わず見とれてしまう。
太い幹はまっすぐに伸び,左右均等に広がった枝には,毬のような丸々とした花が咲いていた。
山崎川緑道には,桜の他にも,さまざまな季節の花が植わっているらしい。
という情報が,看板に書かれていた。
が,これらの季節の花たちは,桜の時期だけは存在感が薄れてしまう。
それだけ,桜の本数が多い。
*
昨日の雨にも負けず,丸々と咲き誇る花を撮ってみる。
わずかに付着している水滴が美しい。
散っているものはわずかで,緑の葉も見えない。それでいて,つぼみもほとんど見当たらない。
ほんとうに「満開」状態の桜だ。
このあたりには,川をまたぎ左右両岸をむすぶ橋が,一定の距離をおいて整備されている。
遊歩道を散歩する人の多くは,この橋で足を止めて桜を眺めたり写真を撮ったりしていた。
遊歩道におおいかぶさるようにして,枝を広げ花を咲かせる桜たち。
まるで映画のワンシーンのような,そんな美しい風景だ。
コロナの影響もあってか,飲食をともなう花見客はまったくいなかった。
そもそも山崎川沿いの桜は,花見をするより散歩しながら眺める方がよさそう。
めずらしく露出補正をプラスにして,春らしい雰囲気を出してみる。
そしたら,今日イチの写真が撮れた。これは紙にプリントして,部屋に飾ってもよさそうな写真!
瑞穂区・パロマ瑞穂スポーツパークのあたりで,桜街道はおしまい。
山崎川は,自転車で軽く走るだけでも,今年の桜をじっくり味わえるいいスポットだった。
まとめ:桜は散るからこそ美しい!
面倒になって後回しにしていると,桜はすぐに散ってしまう。
満開かつ晴れの日は,毎年数えるほどしかない。
このタイミングを逃さず,じっくり味わうことができてよかった。
*
本記事の写真は,PENTAX K30 + smc PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited にて撮影しました。
関連記事
去年(2020年)に撮影した桜の写真。
単焦点レンズの購入記についてはこちら。