2年間つづけた塾講師のバイトを辞めることにした

題名の通り.

大学1年の5月から2年間勤め続けてきた塾講師のアルバイトを辞めることにした.

3年になる今年の4月に,
「実験と授業が忙しくなるので,もしかするとシフトに入れなくなるかもしれない」ということを一応教室長に相談していた.

実際に3年生が始まって1ヶ月が過ぎて,「これはちょっとキツいな・・・」ということになり,退職したい旨を教室長に伝えた.

そして先週正式に退職した.

 

1年のときからずっと担当していた教え子を,受験まで教えられないのが心残り.
バイトを辞めることで定期的な収入がなくなってしまう.

それでも,これからの将来を見据えれば
自分のやりたいことに向かっていく」ためには,バイトは必須の条件ではない.

なぜ辞めようと思ったか,辞めるまでの経緯をここにまとめておく.

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とりあえず伝えたいこと4つ

「忙しくなってきた」のが,バイトを辞めようと思った最大の理由.

だけど,それ以外にもいくつか考えたことがある.それは以下の4つ.

「あのときもっとバイトしていたら」<<<「あのときもっと勉強していたら」
自分の代わりになる人間は意外とたくさんいる
時間>>お金:奨学金を借りられるのは学生の特権
塾講師は知能労働かつ相手が人間→心身が疲労…

それぞれについて詳しく書いていく.

「勉強しておけば…」と後悔したくない

よく,中高年の人は

学生時代もうちょっと勉強を頑張っていたら,
今頃はもっと良い仕事に就けていただろうな・・・

と云う.

口癖のようになっている人もいる気がするが,それくらい「勉強してこなかった」ことを後悔している人が多いのだろう.

逆に,

もうちょっと学生時代に
バイトをしておけばよかった・・・

というのはほとんど(まったく)聞かない(少なくとも僕の周りでは)

このような中高年の人たちの口をつく言葉からわかるのは

人生において大切なのは

バイト<<<勉強

だということ.「何を当たり前のことをいってんだコイツは」と思ってもらってかまわない.

 

学費を稼がないといけない,とか諸々の事情があってお金をバイトに頼らないといけない場合は,アルバイトはした方がいい.でも,特にこれといった重要な目的がなく「ただ周りがやってるし,大学生だからやった方がいいだろう」でバイトを続けるのは,少々もったいないことだ.

バイトを無理に続けて生まれるのは,少々のお金だけ…

B3になってから,バイトに学業の時間・体力まで奪われてしまっていた.毎週お腹も空いていないのに早めに夕食を食べ,前日に行った実験のレポートが中途半端なところで終わってしまう.夕方の帰宅ラッシュに巻かれて立ちっぱなしで出勤.出勤したら生徒のことを考え,試験週間までのスケジュールを立ててわからないところはアタマをフル回転させて教えてあげないといけない.帰りは23時を過ぎ,夜の時間が使えない.実働時間は80分×2なんだけど,実際は夜の時間が丸々つぶれてしまう.それが週2~3日.

B3になってから僕は,「この教科のこの単元,もうちょっと時間をかけて考えたい」ということが増えた.また,学生実験のレポートは,毎週ホッチキスの針が通らない量までこなしている.とにかく学業の時間が欲しいと感じることが多くなったのだ.「学業の時間が欲しい」という感情は人生でそうそう生まれてこない気がする,一生に一度のチャンスと捉えれば,このチャンスは逃すまい!とするのが賢い考え方ではないか.

将来を見据えて,やるべきことは学業とか経験になることであって,バイトではない.

だから塾講師のアルバイトを辞めることにしたのだ.

自分の代わりになる人間は意外とたくさんいる

「バイトを辞められない」理由のひとつとしてよく挙げられるのが

もし自分が抜けてしまったら,塾に申し訳ないし担当していた生徒が可哀想.後任は見つかるのだろうか

という,強い責任感だ.

たしかに,自分が辞めてしまったら担当していた生徒の面倒は見られなくなり,生徒の気持ちを考えるとツラい面はある.雇い側の社員は,後任の先生も雇ってこなければならない.そんな状況で「自分が抜けてしまって大丈夫だろうか」と思うのは当然.

でも,ちょっと考えて欲しい.

大学生の塾講師なんて,所詮「非正規雇用」だ.大切な「ああしたい,こうしたい」という欲望を殺してまで続ける必要はないのだ.

意外と,自分の代わりはたくさんいるから,気にしなくていい(だれでも塾に入ったときは「誰かの後任」なのだから!)

おそらく僕が辞めた塾も,来週から再来週には後任の先生が着任しているはずだ.

 

むしろ,大学での勉強に本腰を入れて,「何者にも代えがたい価値をもつ人材」を目指す方が賢明ではないか.これからは「価値主義」の時代.知識だけの人はAIに取って代わられる.

せっかくの奨学金を活用したい

幸いなことに,これまでの2年間で使っていない奨学金がそれなりに貯まっている.学業が忙しくなってきた今,これ以上時間を犠牲にしてアルバイトをつづける意義が見いだせなくなった.アルバイトは「人間育成,社会勉強」の場所だと言われるけど,正直僕のモチベーションは「お金」だった.

その「お金ほしい」という気持ちより「時間がほしい」という気持ちが勝ってきた.だから辞めるなら今しかない!と思って思い切って辞めたのだ.

定期の収入はなくなるけど,奨学金は定期的に入ってくるし幸いなことに利子も低い.

「奨学金」という大金を簡単に借りられるのは大学生の特権.積極的に活用していきたい.

【大学生】JASSO奨学金は将来への投資?|返済や使い方を考える

遊ぶお金はこれまでの貯蓄と,当ブログの広告収入で何とかなると思っている(あとは不定期でバイト?).

塾講師は意外と大変なアルバイト

退職してから,同期の数人と食事をした.僕が退職してしまう,ということでの食事会(いい同期を持ったものだ.)

実は今までの2年間,(ほぼ同じタイミングで雇われた)同期だけで食事をする機会というのはほとんどなかった.これがはじめてだったかもしれない?

最初は,世間話をしながらおいしい食事をしていた.

で,食べ終わったあたりから2時間

テーブルに置いてあるお水が,3回底をつくほどの時間,塾での話(生徒のこと,教え方,新人講師の出来不出来・・・)をひたすら同期で話し続けた.おいしいオムライスの香りが,いつの間にか口から消えていた.とめどなく口をつく仕事の話に思わず自分でもびっくりした.2年間勤めた塾講師の仕事は,こんなにも濃密だったのか.

たしかに,塾講師は,飲食店や単純労働のバイトとは違い,相手は【人間】だ.しかも成長途上で不安定な中学・高校生.コミュニケーションには他の仕事よりも格段に気を遣う.また,(当然のことだけど)塾講師は知能労働.中学生を教えていたけど,意外と大変なのだ.教える内容は優しくても,それをわかるように説明し,わかったかどうかを確認するのはかなりの手間と「脳みその体力」が必要になる.講義後の片手間でちょろっとできるような甘い仕事ではないのだ(それを2年間やりきったことで,それなりの自信はついたと思っている)

本当に「教師」という仕事は大変だ.塾講師のバイトを通じて身をもって感じた.日本の教育に携わっている先生は,もっと尊敬されるべきだと思う!

塾講師を辞めるまでの流れ

ここまで,僕が塾講師のアルバイトを辞めた理由について思うところをツラツラと書いてきた.

次に塾講師を辞めるまでの流れを簡単にまとめておく.

週2~3回・1対3の指導

僕がつとめた塾は,先生1対生徒3の個別指導スタイル.

週2~3回の出勤で,実働時間は19時からだいたい22時ぐらいまで.

移動時間・準備時間をふくめると拘束時間はもっと多い.

塾講師のバイトは,比較的時給が高いのが特徴だけど,休憩時間に時給が発生せず,単純作業ではなくそれなりの責任(生徒を育てる)が伴うため負担も大きい.「割に合わない」仕事でもあるのかもしれない.

新年度はじめに保険をかけておいた

この記事の最初の方にも書いたけど,突然辞めたわけではなくて

新年度の始まるころ(3月下旬)に,
僕は教室長に

大学の講義が始まってみないとわかりませんが,実験等が忙しくなるとシフトに入れなくなるかもしれません」と伝えておいた.

まあ,ある意味で「保険」と言えるかもしれない.

僕には長く担当している生徒が2人いた.

「保険」はかけたけど,その後しばらくはその2人を中心に,個別指導は続けた.

退職1ヶ月前に辞意を伝える

新学期スタートと同時に,授業が始まった.

【新学年】学部3年でやるべき(やりたい)ことと抱負_学部生活あと半分

学部3年生にもなってくると,専門系の授業が増え内容は重い.

また,学生実験もはじまり,毎週のようにレポート地獄に陥った.

 

そして,気付いた.

「あ,これはバイトしてる時間はないな」

 

これまでも何度か「バイトやめたいなー」と思ったことはあった.でも思っただけで辞めることはなかった.しかし,今回は違った.レポートにかなり追い込まれていたこともあってか,心身に不調をきたす(といったら大げさかもしれないが)レベルでツラかった.(最近まで耳鳴りで苦しんでいた...)バイトがあることで,時間が有意義に使えないのだ...

だから,思い切って決断した.「バイト辞めよう」と.

ある日の終業後,教室長と面談した.
シフトについての面談」ということで事前にアポをとっておいた.

辞意を伝えると,保険をかけておいたこともあってか,何とか受け入れてくださった.もろもろの調整を重ねて1ヶ月後に退職することが,意外なほどすんなり決まった.

できれば年度替わりのタイミングがいい・・・

そんな感じで辞めることになった.

僕は年度途中での退職になってしまったが,塾講師の退職は「年度替わり(学年の切り替わり)」がベストタイミングだと思う.学年途中での退職は,担当生徒に少なからず迷惑がかかってしまう.僕はそのことが唯一,心残りだ.

まとめ:2年間で良い経験ができた

以上,バイトを辞めた話.

なんだか塾講師のバイトは悪いことばっかり,みたいな文調になってしまったけど実際はそんなことはない.

塾講師のバイトで

相手がわかるように教える力
初対面の相手とのコミュニケーション力
雑談力
話を「聞く」力

を身につけることができた.特にコミュニケーションは,生徒と1対1で離さなければならない先生には必須のスキル,しかも社会でも役立つ貴重なスキル.身につけられて良かった.

これからは,しばらく自分の好きなことに没頭したい.

勉強はもちろんそうだし,趣味も,お金に無理のない範囲で楽しみたい.

この決断がプラスに働くと良いなあ.

 

おわり.

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