台風14号が,3連休中の日本列島を縦断した。
そののち,この台風は,三陸沖で温帯低気圧に変わり,大陸から秋の空気をもたらした。
おかげで朝晩は,自転車に乗っても汗をかかないくらいの,快適な気温になった。
そんなひんやりとした秋の空気に連れだされるようにして,研究おわりに1時間ほどサイクリングしてきた。コースは,よく走りに行く「矢田川堤防」だ。
夕方の矢田川堤防道路サイクリング
今日は,愛知県道30号(砂田橋あたり,ゆとりーとラインと並行する道路)から,矢田川堤防道路へと入った。
夕方の堤防道路(愛知県道202号)は,帰宅ラッシュのクルマで混んでいたので,すぐに堤防下の河原に降りた。河原といっても,最初の数百mを過ぎ,名鉄瀬戸線の高架下あたりから,舗装された歩道が下流に向かって伸びているので,実体はサイクリングロードに近い。
ここからしばらく,クルマのこない舗装路を快走。台風から吹き返す西風が,ちょうど向かい風になっていて,脚への負荷は高い。
そうはいっても,空気は涼しく汗をほとんどかかない。まして人通りは皆無なので,「向かい風がつらい」よりは「楽しい」気持ちの方が大きい。
何か所か「洗い越し」があったほかは,快調に下って行けた。
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堤防道路を5kmほど走ると,右手から庄内川が合流してくる。ちょうど,名古屋高速1号楠線と国道41号線が交差するあたりだ。
この付近,左岸側の堤防道路の左脇には,「あいち自動車学校」がある。また,河原の舗装路には,この自動車学校の練習コースがある。
それゆえ,この先を下っていくには,いったん堤防道路へ上がる必要がある。
しかし今日は,堤防道路へ上がり,庄内川を下るまでの気力はなかった。ということで,今日の往路はここまで。
堤防道路を遡上し,「ふれあい橋」という橋へ上がってみた。
ちょうどマジックアワーに差し掛かっており,空が綺麗だったので,写真をいっぱい撮った。
この橋から見える景色には,高層建築物が少ない。空が広く見える。
橋のうえに立ってぼーっと下流側を眺めていると,風が吹いてきて気持ちいい。もうすっかり秋の空気だ。半袖・短パンだと,汗が冷えて,肌寒さを感じるほど。ついこの間までの厳しい残暑はどこへやら。
身体が冷えるまえに,上流へ向けて引き返した。帰りは,右岸堤防(矢田川下右岸第1号線)を遡上した。川をさかのぼるわけなので,ゆるやかな登り勾配だ。でも,きょうは猛烈な西風が追い風となっている。おかげで,シクロクロスでも30km/hで巡航できた。
こうやって走っている間にも,どんどん日は暮れていく。時折うしろをふりかえると,背にして走るのがもったいないような景色が広がっていることに気付く。
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国道19号との交点で,天神橋を市内方向へ渡り,左岸堤防へ戻った。
堤防道路は信号が少ない。気持ちよく走れる一方,一般車の抜け道ともなりやすい。夕方などは交通量が増えがちだ。
しかも,対面通行なので,車列の先頭に立つと,なかなかつらい。
今日も,後続車両のヘッドライトに追い立てられながら,JR中央西線の高架をくぐり,名鉄瀬戸線との交点まで走った。
瀬戸街道(愛知県道15号)との交差点は,100mくらい渋滞していた。ここは,もともと交通量が多いうえに,交差点のすぐ近くに名鉄瀬戸線の踏切がある。すべての車両は踏切で一旦停止を余儀なくされる。したがって,ここの交差点は,慢性的に渋滞している。
いつもは右岸堤防をずーっと遡上していくから,この渋滞にはかからないのに。。。左岸堤防へ戻ってしまったことを悔やんだ。
まあ,焦っても仕方ないので,15分くらいかけて渋滞を抜け,そのあとは県道30号(今日のスタート地点)まで戻った。
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最後の渋滞には参ったけど,秋の空気のおかげで気持ちいいライドになった。1時間で20㎞弱。最近は,定期的な運動習慣として,ランニングを取り入れているけど,脚への負荷が高くなりがち。それに比べると,サイクリングは割と楽に走れて,そして楽しい。
研究終わりや,研究前のサイクリング,定期的に続けていきたい。
コロナの状況も落ち着いてきたし,暑い暑い夏も終わったので,機会を作って週末のサイクリングへも出かけたい。
(おわり)
【過去記事】名古屋のリバーサイドライド
矢田川堤防道路をカメラ片手に朝ポタリング【名古屋自転車探訪記】