名古屋に住み始めてもう1年以上になりますが、実は今まで中部国際空港(セントレア)に行ったことがありませんでした。
名古屋駅はよく利用するのに・・・
ということで、テスト勉強の息抜きにセントレア散歩へ行ってきました。
まずは名鉄名古屋駅から、常滑線・空港線準急でセントレア駅まで。
名鉄でセントレアへ行く
名古屋市内からセントレアへのアクセスは名鉄が便利です。
毎時3~4本、名鉄名古屋駅から常滑線を経由して中部国際空港へ向かう列車が設定されています。
所要時間は
準急なら1時間弱。
特急・ミュースカイなら30分ほどです。
今回は特に急ぐ理由は無いので、
行きは準急
帰りだけ【ミュースカイ】を利用することに。
久しぶりに名鉄乗車に乗れる!
ワクワクしながら名鉄名古屋駅へ向かいます。
”迷駅”の僕的攻略法「軸」で覚える
JRや市バスのある名古屋駅中心部から
やや外れたところにある名鉄名古屋駅まで歩いていきます。

名鉄線には空港マークがつけてある

JR・名鉄は地上では繋がっていない
名古屋駅は地元民から「名駅(めいえき)」と呼ばれますが、その複雑さゆえに「迷駅(めいえき)」と揶揄されることもしばしば。
その原因となっているのが駅ホームの位置。
「JR・名鉄・近鉄・地下鉄・新幹線」など
複数会社路線の駅が統一感なく配置されているのです。
そのせいで利用者が多い【JR線⇔名鉄・近鉄線乗換】が非常に不便。
「新幹線→地下鉄」「新幹線⇔名鉄・近鉄」など
他社路線へ乗り換えるときは、慣れていないと乗換にかなり時間を要します。
(「JR:新幹線⇔在来線」や「名鉄⇔近鉄」の乗換はそこまで複雑ではありません)
はじめて名古屋駅で乗換をする方は、以下の地図を頭に入れておくと良いと思います。
Image source : https://ekitan.com/station/TimeEkiinfoFacilitiy?SFCODE=4455
そして各社線の位置関係を「南北&東西の軸」で覚えれば、名駅は攻略可能です。
南北 | 【銀時計】南|新幹線→在来線→地下鉄|北【金時計】 |
東西 | 【大阪】西|市バス→JR→名鉄・近鉄|東【東京】 |
こんな感じ!
空港や関西地区から名鉄近鉄で名古屋駅へ移動する方は、是非参考にしてみてください。
また、「名古屋駅で待ち合わせ」とか言われると、どの名古屋駅で待っておけばいいのかわからなくなります。
なので待ち合わせ場所は
- ナナチャン人形
- 金・銀時計
あたりがおすすめですね。
間違っても”名古屋駅で集まろう”で会話を終わらせないように・・・!
セントレアまでの切符を買う
それでは名鉄名古屋駅ホームへ行きましょう。
セントレアまでの切符を買います。
名鉄名古屋⇔セントレア(中部国際空港駅)の運賃は以下の通り
特急(特別車以外)・快急・急行・準急
870円
特急の特別車&ミュースカイ(指定席)
870円+360円(μチケット)
ミュースカイ、特急、準急はそれぞれ毎時2~3本ずつ運行されています。
(急行&快速急行は一部時間帯のみ)
これだけ本数があると、かなり便利ですよね。
来た電車にさっと乗っていける、乗れなくても30分待てば同じ種別の電車が来るわけです。
【カオス】平日朝の名鉄名古屋駅
いよいよホームへ。
中部国際空港行きの電車は、4番ホームから。
ほとんどJRしか利用しないので、名鉄名古屋駅は久しぶり。
前回利用したのはいつだったか・・・?
もしかすると大回り乗車をしたとき以来かも。

今日は平日。
ホームでは溢れんばかりの人が、1分~2分間隔でやってくる電車を待っています。
2つある【乗車専用ホーム】のうちの1つ、4番ホームからは
- 豊橋・知立
- 内海・河和
- 中部国際空港
方面の列車が発車。
そしてこの3方面の
普通・準急・急行・快速急行・特急・快速特急・ミュースカイ・回送が
全部同じホームからの到着&出発。
この日は、事故か何かがあった影響で3~6分ほどの遅れが生じていました。
ただでさえホームが2本しかないのに・・・遅延の影響でもうひっきりなしに電車がやってきます。
ひどいときは30秒間隔。。。
▼▼そんな様子を発車標に再現した動画▼▼
これを【カオス】と呼ばずしてなんと呼べばいいのか。
準急【中部国際空港行き】に乗る
そんなカオスな様子を観察しつつ、やってきた準急列車に乗ります。

中部国際空港行 準急の停車駅
カオスな駅なので、乗車位置が行先・車両数・種別で違います。
人が多いからって前の方で待ってたら、車両数の少ない準急には乗り損ねる可能性もあるわけです。
もう、わけがわかりません。
やってきたのは3500系。
名鉄カラーの赤い電車です。
さあ、乗るぞ。
前面展望が楽しい!
準急の一番前の座席が空いていたので、思いっきり前面展望を楽しませてもらうことに。

回送前のしらさぎ
名鉄名古屋駅を出てからしばらくは、JRと並走します。
左には中央本線、右側には東海道本線。
金山駅までで、JR・名鉄それぞれ2,3本はすれ違いました。
やがてJRの各線とは離れ、名鉄単独の線路が延びていきます。
中部国際空港からやってきたミュースカイとすれ違い。
小雨の聚楽園駅。
微妙に太陽も顔を出すときもあるような天気。
神宮前駅から、名鉄名古屋本線と分岐して常滑線に入っています。
だいぶ前に知多半島をサイクリングしたときに通った景色が、左側に見えるようになりました。
自転車だとあんなに時間かかったのに・・・電車だと一瞬。

常滑線から空港線に至るまでずっと複線。
結構な本数、すれ違います。
さすがは空港アクセス線に繋がる路線、という感じ。
太田川駅が見えてきました。
右側の高架は・・・河和線の上りホーム(3F)ですね
(河和線は太田川駅から分岐)
なんだか車両基地みたいな駅で、入線していくのが面白い!
河和線が分岐してからは、ちょこちょこと停まっていきます。
神宮前と金山にしか停まらないミュースカイや特急に比べると、停車駅は多いです。
常滑~神宮前の区間利用者を準急が拾っていく感じでしょうか。
ワンハンドルマスコン。
停車中のコンプレッサといい、このハンドルといい名鉄の3500系は良い味出してますねえ~
空港線に入る前に、もう一本ミュースカイとすれ違い。
時間2本運行のミュースカイなので、空港まで1時間弱の準急に乗っていれば大体2本すれ違うことになります。
やがて高架に戻って、常滑線と空港線の境界駅・常滑駅が見えてきました
海の上を走る空港線
空港から名古屋へ向かうミュースカイとはすれ違ったけど、名古屋から空港へ向かう下りのミュースカイに抜かれてないな
と思っていたら、常滑駅でようやく後続のミュースカイが追い抜いていきました。
ここまでずーっと逃げ切った準急ですが、さすがに最速列車には先を譲ります。
常滑駅からは空港線へ。
中部国際空港は海を埋め立てて造った空港なので、アクセスには海を渡る必要があります。
りんくう常滑駅を出発すると、列車はなが~い高架橋「中部国際空港連絡鉄道橋」を渡っていきます。
隣には知多横断道路から伸びる中部国際空港連絡道も並走します。
空港の管制塔がだんだん近づいてくる景色は迫力満点。
セントレアに到着!
連絡橋を渡りきったら、中部国際空港駅に到着です。
初セントレア!
名鉄のホームは「アクセスプラザ」の一角にあり、2面3線の高架駅。
なかなか立派です。
ホームと空港内は一面ガラス張りで隔てられています。
わざわざガラスで囲ってしまうのはなんで・・・?と思って調べてみると
海上にある駅であり、また「鈴鹿おろし」と呼ばれる強風が吹き込むのを防止し、冷暖房効率を上げるためにホームはガラス壁(フルスクリーンタイプのホームドアに近いが、2・3番ホームのものは自由に出入り可能)で覆われている。
なるほど。そういうことだったんですね。
そういえばここは海の上。
強風が吹き荒れるのも納得です
まとめ:個性溢れる名鉄に乗ろう
以上、名鉄名古屋駅からセントレアまでの準急乗車記でした。
名古屋駅から中部国際空港までは、やっぱり名鉄が便利です。
空港から名古屋市内への観光に使ってみてくださいね
個性的な車両と全国随一のホームが、名古屋で待ってますよ!
長くなってしまったので「セントレア散策&ミュースカイ乗車記」は次の記事で紹介します。
それでは、タケでした!
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