夏のツーリング前,愛車の点検と足りないツーリング用品の買い足しも兼ねて,名古屋の街中をサイクリングしていたとき
急にフロントのブレーキから
「バチンッ!」
と異音が…
慌てて購入店舗に持ち込んだら,
「ディスクブレーキのキャリパ内にあるスプリングが死んでしまっている」
とのこと.
というわけでキャリパを交換してもらった.
機械式ディスクブレーキのキャリパ交換
ディスクブレーキの異音
愛車はKONAのシクロクロス「JAKE2017」
もう2年以上乗っている.
そんな愛車で,今年も夏の北海道に出かけることにしているのだ.
点検も兼ねて,今日も猛暑日の名古屋の街中をぶらぶら走っていた.
ボトルやベルを購入して,お昼ごはんを食べてそろそろ下宿まで戻るかというところで
フロントのディスクブレーキから
「バチン!」
と異音が.
その音がしてから,ブレーキを握るたびに
「カツン,カチーン…」
と,ローターを弾くような嫌な音が続いた.
挙げ句の果てには,スコンスコン…とブレーキが効かなくなってしまった.
これはいかん,と停まって確認.
ワイヤー切れたかな?とも思ったけど,この間(2ヶ月前)に交換したばかりで,実際ブレーキを引いてみると,ちゃんとキャリパ側のワイヤーは動いている.
キャリパ側を引っ張って元の位置に戻せば,一応元通りにはなるけど,異音は取れなかった.何が起こってるんだ・・・?ローターは真っ直ぐだしワイヤーも大丈夫.STI側にも異常は無い.
一旦,家まで帰ろうかと考えたけど
購入した自転車屋まで近かったので,持ち込んで確認してみることにした.
キャリパ内のバネが死んでいた
クソ暑い中ゆっくりゆっくり走って,自転車屋に到着.
症状を伝えて,ブレーキを握ってもらって
「キャリパの中にあるバネ(スプリング)が死んでますね」ということだった.
ああ…なるほど,
だから金属音のような音がしていたのだ.
修理というわけにはいかず,キャリパごと交換することになった.
KONAのJAKEのブレーキは機械式ディスクブレーキ
「Hayes CX Comp」
残念なことに店頭には同じメーカーのキャリパはなかった.
もうすぐツーリングに出発するのに,取り寄せで時間を食うのは嫌だったし,とにかく安全に止まれれば高い機材は必要ないので
店頭にある汎用のキャリパに変えてもらうことにした.
工賃込みで7500円.安い.
TEKTROのキャリパ
30分ほどでささっと交換していただいた.
「TEKTRO LYRA」のキャリパ.
低価格帯の完成車ディスクブレーキではよく見かける,サードパーティー.
キャリパのSPECIFICATION(商品ページより引用)
Single-Piece Aluminum Body Automatic Caliper Centering (A.C.C) Inside Pad Adjustment Automatic Pad Angle Adjustment Via Floating Plates Finish : Silver |
片方のパッドのみが動いて,ローターを挟むタイプ.これは以前ついていたHayesと同じ.調整はワイヤーと内側のパッド出し入れで行う.
慣れればカンタン,でも輪行直後に擦れていたりするのが結構ストレスではある…機械式ディスクブレーキの難点.
ブレーキの効きはまずまず,Hayesとそんなに遜色無い.
制動距離は多少長くなった気がするけど,シッカリ停まってくれる.
これからアタリが出て,効きが悪くなることもあるっぽいのでそのときはクリアランスをちゃんと調整して安全に停まれるようにしよう.
まとめ:点検整備は安全の基本
ツーリング前に気づけてよかったブレーキの不備.
もしこれが長い下り坂を下っているときだったら…恐ろしくて考えたくもない.
普段の点検・整備は安全の基本.
ワイヤー,チェーンは交換したことがあるけれど,
その他のコンポーネントについては,未だに納車当時のものばかり.
もう納車から2年が経ったし,走行距離もかなり長くなってきているので,今年の冬くらいにコンポを総取っ替えする必要がある(ブレーキパッド,クランク,ディレーラー等)
高い機材は望まないけど,古い機材の更新は必要.
ケチらずに,事故になる前に更新しよう.
TEKTRO テクトロ ライラ MD-C500 自転車 ディスクブレーキ