受賞のご報告。
M1夏に参加した学会での講演に対して,優秀論文発表賞を頂いた。
はじめての学会発表賞,うれしい!
はじめての受賞!
受賞したのは,M1夏の学会発表での講演と論文(予稿)。
B4からM1の現在まで,
B4:1回(3月)
M1:2回(7月,9月)
の,計3回の学会発表をしてきた。
そのうち3回目の発表に対して,学会から優秀論文発表賞を受賞した。
発表した内容とか
受賞した学会へは,B4時代の研究内容の1つを,予稿として投稿した。予稿の作成にあたっては,教授の先生にみっちりとご指導を頂いた。導入から,実験結果の見せ方,グラフのキャプションの位置,結語まで,事細かに修正をもらった。
そのあと,予稿の投稿から講演(発表)までの時間をつかって考察を深めた。予稿へ投稿した成果については,卒論では結果だけ述べるにとどまっていた。結構面白い結果(予想外?の結果)だったので,この学会発表を機に,改めて考察することにしたのだ。
考察にあたっては,過去の論文をいくつか読んだ。また,助教の先生とも何度も相談した。その内容を報告会の資料としてまとめて,教授からも指導をもらった。
おかげで,じゅうぶん深く考察が進んだ。これをもとにして講演資料(パワーポイント)をつくった。かなり深いところまで考察していたうえに,発表時間が10分と短かったので,スライドにまとめるのは苦労した。
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スライドにまとめた後は,何度も口頭での練習を繰り返した。学会発表では,口頭発表用の原稿までつくった方がいい,という意見をネット上で見たことがある。もちろん,人によってはその方がいいかもしれない。
でも,すでにA4 1枚の予稿をつくってあるわけだから,論理展開はそれでだいたい固まっている。考察の内容が加わっているとはいえ,それは研究報告会で資料としてまとめている。いずれも自分のアタマのなかで考えて書いたものだ。したがって,どういうことを喋ればいいのかは,自分のアタマの中とスライドに,すでに書いてある。
だから自分の場合は,発表用の原稿はつくらず,スライドにつくられた流れを見ながら,何回もしゃべる練習をする。効率は悪いかもしれないけど,原稿を覚えるより自然な発表になると思っている。
学会発表本番
研究室内でのオンライン発表会も経て,なんとか時間内に発表が収まるようになった。内容についても,淀みなく説明できるようになったところで,本番の日を迎えた。
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本学会は,おもに学生発表がメイン,かつ,東海地区の大学があつまって行われるものだ(いわゆる「地区大会」みたいなもの)。COVID-19の影響により,オンライン(Zoom)での開催となった。
発表は,その内容を基準として,いくつものセッションに分かれて行われる。自分が発表する分野は,この地区ではあまり競合がいない分野で,しかも研究室のほかのメンバーの発表もそういう分野なので,同じ発表セッションには研究室メンバーばかりが集まった。
研究内容を広く知ってもらう機会が学会なのに,このセッション分けだと,その目的が達せられないのではないか?とも思ったけど,これを決めるのは主催者側だからしかたない(教授の先生は,この点について不満そうだった)。
でも,セッションが開始されると,聴講者には研究室以外の人もちらほらと現れた。オンラインの学会なので,どこの誰が聴講しているのかが一目でわかるのだ。
発表順は,セッションの3番目か4番目だった気がする。少し緊張はしたけど,もう3回目だったし,オンラインなので,その緊張はすぐに収まった。発表は,練習通りうまくいった。そのあとの質疑については,過去の記事に書いた通りで,若干答えるのにつまったところがあった。
質疑応答でも,自分の大学の(講義を受けたこともある)先生から質問をもらった。専門外ではあるが,スライドの微妙なところを的確についてこられて,若干しどろもどろになってしまった。なんとか自分の解釈を答えたが,悔いの残る質疑対応となった。ただ,考察した内容について十分議論できたのでよかった。
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質疑には悔いが残ったけど,いいかえれば「発表内容について議論になった」というわけで,研究内容について示唆のある指摘をもらえた,いい発表だったともいえる。
受賞の連絡と表彰式
発表後は,国際会議のProceedingsを書いたり,中間発表のスライドを作って,発表の準備をしたりしていた。この学会のことはすっかり忘れて,忙しい毎日だった。
この学会に対して優秀論文発表賞を授与すると,学会事務局から連絡が来たのは,12月アタマの中間発表がおわった2日後の夕方だった。送られてきたのは以下のような文面のメールだった。研究内容や大学名については,匿名での発信ということで伏せさせてもらうが,雰囲気はこんな感じ。
==~~大学 (タケ)様
(▲▲先生)令和3年度 ※※大会事務局担当 ××と申します。
先般の令和3年度※※大会におきましてはご講演頂き、誠にありがとうございました。審査の結果、優秀論文発表賞 に選定されましたのでご報告いたします。(中略)
表彰式は、下記日程、オンラインでとり行いますので、ご参加いただきますようお願い申し上げます。ご都合が合えば指導教員の先生もご参加頂ければ幸いです。
(伏字はプライベート保護のため編集)
メールを受け取った時は,中間発表後でほっと一息ついたときだったので,素直にうれしかった。
ちなみに,同じ研究室の先輩も同じ受賞連絡をもらっていた(この先輩は,夏の学会でも奨励賞をもらい,そして後日,もう1つの夏の学会に対しても奨励賞をもらっていた。ちなみに昨年夏の学会でも優秀賞を受賞していた。発表した学会の半数以上で受賞するなんてすごい)
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メールを受信した12月から,年をまたいで1月下旬,オンライン表彰式の前に,賞状と副賞が研究室宛に送られてきた。表彰式にはこれらをもって参加する必要があったので,研究室内でささやかな授与式が行われた。りっぱな装丁の賞状と,副賞としてメダルと図書カードが授与された。
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そののち,表彰式へオンラインで参加した。
主催者によると,受賞者は22名。発表者のうち,受賞対象者は220名だったから,22/220で10%に選ばれたわけだ。これは素直にうれしい。
表彰式に参加して改めて名前を呼ばれると,この賞を励みにまた研究頑張ろう,と素直に思えた。
総括
発表に対しての受賞なのか,論文に対しての受賞なのか,研究内容に対しての受賞なのかは特に伝えられていないが,「優秀論文発表賞」という賞なので,そのいずれも加味されての受賞だったのだろう。
研究内容について,外からの評価を受けることは少ないのでよかった。自分がやっている研究が少しでも認められたような気がしてうれしい。
論文執筆・考察・スライド作成にあたっては,教授・助教の先生はじめ,研究室内の同期や先輩,後輩に多大なる助言と尽力を頂いた。今回の受賞は,そのおかげだとも思っている。感謝の気持ちでいっぱいだ。
今回発表した研究内容は,おそらく今年7月の研究会でも発表することになると思われる。また助教の先生としっかり打ち合わせをして,いい発表ができるように準備したい。
おわり。
B4・M1と研究をやってわかったこと
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