名古屋から木曽三川へ|愛知県道29号・125号サイクリング【名古屋自転車探訪記】

荒天の土曜日から一転,日曜日は,風は強いものの春らしい快晴となった。

こういう日は,おでかけしたくなるもの。18きっぷ期間(3/27)だったので,何日かかけて鉄道旅,というのも考えたが,4/1に3回目のコロナワクチン接種が控えていたので,長期のお出かけは控えることにした。

その代わり,午後から,オーバーホール明けのJAKEにまたがり,木曽川堤防サイクリングを目標として,木曽三川の方まで行ってみることにした。

(本記事は,名古屋から木曽三川までの記録です。)

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名古屋から蟹江まで|愛知県道29号

目的地である木曽川堤防へ向かうため,まずは,愛知県道29号(以下,K29)を東から西へ走ってみた。

K29は,名古屋弥富線であり,その名前の通り,名古屋と弥富を結ぶ。K29の東端は,名古屋市昭和区「檀渓通4」交差点であり,ひたすら西へ進むと,名古屋市熱田区・中川区および愛知県蟹江町を経て,弥富市境の東まで至る。

参考:愛知県道29号弥富名古屋線 – Wikipedia

K29は部分的にこそ走ったことがあるが,全線走破するのは初めて。

昭和区からスタート

まずは名古屋の都市部を走る。はじめは昭和区内を走行。昭和区内のK29は割合よく走るので,いつもと同じ景色を眺めつつ,ウォーミングアップ。

桜山交差点

桜山の交差点。今日は3/27,名古屋市内の桜はどんどんと開花が進み,満開に近づいていた。4車線が交わる交差点の一角にも,桜の木が存在感を増している。

いくつもの大通りと交差

熱田の手前まで来ると,JR東海道本線および名鉄名古屋本線をオーバーパス(沢上さわかみ跨線橋)する。

名鉄名古屋本線金山ー神宮前は,全線で唯一の複々線区間で,ここに並走するように東海道本線が走る。名古屋地区ではなかなか見られない,6本の線路が並行するポイントだ。

タイミングよく列車がやってきたので,動画を撮ってみた。なかなか壮観だ。

この高架を降りると,金山駅へと至る大津通に突き当たる。K29はひきつづき直進。

直進すると,熱田区に入り,R19(伏見通)に突き当たる。R19へ左折すると,R1(四日市・豊橋)方面,右折すると岐阜・多治見方面(R22)へと至る。

先ほどの大津通と言い,この伏見通といい,とにかく道幅が大きい。そして車線数も多い。観光名所の少ない名古屋にも,「名古屋らしい」景色はいろいろあるが,自分個人としては,このデカい道路が交差する景色がイチバン名古屋らしいものだと思う。

伏見通と交差する手前で熱田区に入る

R19との交差点をさらに直進すると,名古屋駅・名古屋港を結ぶ名古屋市道江川えがわと交差する。この上には,名古屋高速4号東海線が走っている。江川線を南へ行くと,途中から名古屋市営地下鉄名港線が下を通るようになり,最終的にガーデンふ頭へと至る。

なぜ名古屋港と名古屋駅とを南北に結ぶみちに,「江川線」という名前が付けられているか,いままでよく知らなかった。調べてみると,どうやらその昔,「江川」という川が流れていたそうだ。これが暗渠になって,その上を走っているのが今の江川線ということらしい。なるほど,川が見えないのに江川線という名前がついているのは,川自体が暗渠になっているからなのか。勉強になった。

その昔、堀川の流れに沿うようにして、江川が流れていた。江川は西区の稲生町から分流し、中川(中川運河の前身)に注いでいた。万治三年(一六六〇)の大火の時には、復興用の資材を、志段味の山から切り出し、江川を経由して運搬したという。今も地名として残る柳橋は、江川に架かっていた橋の名前だ。

江川は大正時代に暗渠となって、下水道の幹線となった。道路となった江川の上を浄心から柳橋を通り、船方までのんびりと江川線と呼ばれた市電が走っていた。そして、市電も姿を消して、現在は高速道路が高架の上を走っている。

沢井鈴一の「名古屋広小路ものがたり」 補講 名古屋駅~栄 第4回「公孫樹(いちょう)の大木」

都心から郊外へ

江川線を過ぎると,交通量は少しばかり少なくなった。周囲の風景に高いビルも少なくなり,徐々に都心から郊外へと移り始めた。

東海道新幹線の高架をくぐり,江川が注いでいた中川運河をまたぐ。右手には,小さく,名古屋駅のビル群が見られた。

中川運河を渡る,左側に小さく見えるのは名古屋駅のビル群

さらに進むと,こんどはあおなみ線の高架をくぐる。K29のあたりには,ちょうど荒子あらこが位置していた。同駅付近はJR貨物のターミナルになっており,この日は福山通運のコンテナを積んだ貨物列車が見られた。

あおなみ線・荒子駅

荒子駅から100mばかり西へ進むと,地下鉄東山線の終点・高畑たかばたに至る。ここが,名古屋都心部の西の端といったところだろうか(ただし,まだしばらくは名古屋市中川区)。東山線に乗っているとよく聞く地名だが,実際に街へ来たことはなかったので,なんだか新鮮な気持ちになった。

庄内川・新川を渡る

高畑からまた西へ行くと,庄内川,ついで新川を渡る。相当川幅が大きいが,木曽三川はもっと大きい。R23は,これを「庄内新川橋」というひとつの橋で跨ぐが,K29はひとつずつ別々の橋で跨いでいく。

庄内川を渡る,すぐ西側には新川が流れる

名古屋市から蟹江町へ

庄内川・新川を超えたあたりから,ようやく交通量が落ち着いてきて,また体も暖まってきて,ペースよく走れるようになってきた。

そのあと,近鉄の立派な高架をくぐった。この辺りまで来ると,JR<<近鉄という力関係が,線路設備から如実に感じ取られて面白い。

さらに,名二環(環状2号)を過ぎ,周囲の雰囲気も郊外のそれになってきたことに気づくと,いつのまにか名古屋市中川区から愛知県蟹江かにえへ入っていたようだ。地図で見ると,福田川という小さい川が,中川区と蟹江町の境界のようだった。そういえば,いくつか渡った小河川のたもとに,「蟹江町」と書かれた標識が立っていたかも。

蟹江町中心部にまで入ると,西尾張中央道と交差する。先ほどの庄内新川橋と同様,ラジオの交通情報でよく耳にする道だ。青看板によると,一宮と国道1号線を結んでいるらしい。

蟹江町中心部で西尾張中央道と交差

蟹江町西部まで至ると,左手になにやら温泉街への入口を示す,ゲートのようなものがあった。ちょっと古びていたが,車通りは多く,利用客が大勢いることがうかがえた。こんなに海に,都会に近いのに,温泉が湧くのだろうか?(気になって調べてみたら,たしかに温泉が湧いているようだ。日本の名湯100選らしい↓)

参考:尾張温泉 – Wikipedia

唐突に現れた温泉街の入口を横目に,日光川を越えてゆくと,丁字路に突き当たった。

大野字茶木交差点

どうやらここで,いったんK29は終了のようだ。これ以上西へ進めないし,名古屋市から20㎞弱走って来たので,ここで休憩にする。

写真右側に写っている,セブンイレブン(愛西大野町店)にて休憩。ちょうど一番暑い時間で,ウィンドブレーカを脱いで,熱を逃がしつつ休んだ。

今日の燃料は,ダブルクリームパン。うまい!

休憩!
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蟹江から木曽川まで|愛知県道125号線

さて,ここから木曽川方面へ抜けるため,丁字路を右に進む。すると,JR関西本線の踏切と突き当たった。この踏切むかって右側(東側)に永和えいわがあった。さっきの近鉄と比べると,線路設備・駅設備が見劣りする。

踏切の手前にある青看板をみると,直進すると愛知県道125号線で,津島方面へ行けることがわかった。この道をしばらく走ってみることにする。

愛知県道125号線,JR関西本線とクロス

K125に入ると,先ほどまでのK29とは異なり,のどかな田園地帯の中を走れるようになった。交通量・信号も少なく,ようやく快走できるようになった。

K125を西進すると,名鉄尾西線の踏切にあたった。地図で調べると,ちょうど佐屋さやの近くみたいだ。「準急 佐屋ゆき」なんて耳にしても,どこへ行くんだ?となっていたけれど,なるほど,佐屋とはこのあたりのことを言うんだな。勉強になった。

佐屋駅西交差点

3県をまたぐ県道

あとで調べると,この県道の正式名称は,「愛知・岐阜・三重県道125号線(佐屋多度たど線)」となっており,3県にまたがる県道だった(愛知県愛西市佐屋町~三重県桑名市多度町)。末端区間は木曽三川をまたいで,岐阜県(長良川・木曽川の間)へ至り,次いで,K23と重複しながら揖斐いび川を渡って三重県へ入るルートをとる。それゆえ,K125は,短いながらも3県を跨ぐ県道となっているのだ。

ちなみに,K125は永和のあたりから続いているのに,名称が「佐屋多度線」となっているのは,このK125が,佐屋町のR155と多度町のR258を連絡する役割を持っているからだろう。

そういう道路なので,交通量は佐屋町付近から急激に増えた。大型車も多い。ラジオの交通情報で,県道であるもののこの道路の名前をよく耳にするのは,幹線道路を接続する役割をもっていたからだったのだ。

この道を,さらに西へ,しばらく走ると,道の駅(「ふれあいの里 立田」)が左側にあった。休日(日曜日)だったので,駐車場はほとんどいっぱいだった。さっきセブンイレブンで休憩したので,ここはスルー。

木曽三川が一同に会すポイント

県道125号線は,愛知県の西の端まで至ると,いよいよ木曽川に突き当たる。木曽川は「立田たつた大橋」という橋でまたぐ。

先ほど渡った庄内川・新川でも,(えひめ生まれの私からすれば)かなり川幅が大きく感じられた。しかし,やはり木曽川はデカい。庄内新川より格段に川幅が大きい。真っすぐに延びる立田大橋は,どこまでも続いているかのように錯覚された。

立田大橋で木曽川を跨ぐ

立田大橋を渡り終えると,すぐに長良川だ。今日の目的は木曽川右岸堤防サイクリングだが,せっかく木曽三川が一同に会すポイントにやってきたので,長良川・揖斐川の方へも進んでみる。

この写真の交差点左側から延びる道路(K168)は,木曽川・長良川の輪中地帯を進む道路で,長島まで至る。

木曽川と長良川の間にある交差点

長良川は,「長良川大橋」という,そのものずばりな名称の橋で跨いだ。長良川は,愛知・岐阜の県境となっており,橋の上に岐阜県境の標識が見られた。木曽川ほどではないけれど,この橋も大きい。

長良川大橋の上には愛知・岐阜県境がある

長良川大橋を渡ったところには,「岐阜県海津かいづ」の標識がご丁寧に掲げられていた。が,この親切とは裏腹に,この道をさらに直進するとすぐに揖斐川を渡り,三重県桑名市に入ってしまう。県境を構成する大河川が一同に会すゆえ,今走っている県が目まぐるしく変わるわけだ。

長良川大橋西交差点。

この長良川大橋西交差点から左に伸びるのは,県道106号線。長良川と揖斐川の背割堤せわりていをゆき,国道1号線の橋の上にある交差点に至る,面白い道路だ。国道1号側の信号は何度か見たことがあるけれど,こちら側まで来たことは無いので,今度また走ってみたい。

参考:午後からサクッと,秋の国道1号サイクリング|名古屋→亀山

ちなみにこのあたりは,「木曽三川公園」となっており,いろいろな施設があるようだ。マンボウ明けの週末,快晴ということで,交通量も多く,河川敷に設置された駐車場はほぼ満車の状態だった。

木曽三川公園の河川敷駐車場。右側に伸びるのは県道106号線。

長良川大橋から直進すると,長良川と揖斐川の輪中を経て,すぐに揖斐川に至る。揖斐川は,先ほども書いたように,岐阜・三重県境となっていて,K125は,これを「油島大橋」という橋で跨ぐ。

油島大橋。今回は渡らなかった。

今回は,木曽川右岸堤防が目的なので,この橋は渡らなかったけど,木曽川・長良川を跨ぐ橋と同じように大きい!また機会を作って,揖斐川沿いを走り,サイクリングルートを開拓してみたい。

まとめ:木曽三川周辺の道路群は面白い

以上,名古屋から木曽三川公園へ至るまでのようすを紹介してきた。

県道29号は,途中,熱田区から弥冨方面まで,国道1号線の南を並行するように走る。ちょっと信号は多いけど,国道1号線ほど交通量は多くない。なので,名古屋から西へサイクリングへ出かけるときには,この道をバイパス的な手段として知っておくといいかもしれない。

県道125号は,永和・佐屋から,木曽三川にまで至る県道だった。末端部は,木曽三川を巨大な橋梁で次々と跨いでおり,走るだけで面白かった。

あと,橋詰交差点から南北には,それぞれの川の堤防を行くように,面白そうな道(県道106号・168号etc)が,いくつも延びていた。

今回のサイクリングでは,ここから木曽川堤防の右岸を遡上したけど,また機会を作って,これらの道も走りに来てみたい。

(つづく)

>>春の木曽川右岸堤防サイクリング|木曽三川公園~笠松

【GPSログ】

関連記事①:R1を西へ向かうサイクリング

K125より,さらに南にあるR1は,木曽三川のそれぞれ下流側にあたり,これらを跨ぐ橋はさらに迫力があります。

>>午後からサクッと,秋の国道1号サイクリング|名古屋→亀山

関連記事②:名古屋から伊勢神宮へ

名古屋からずっと西へ向かうサイクリングとして,伊勢神宮を目的地とするのはオススメです。以下は,交通量の多いR23を回避するルートとして,旧伊勢街道を選定して走ってみた記録です。

>>【旧伊勢街道】名古屋から伊勢神宮へロングライド|その1

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