清洲駅 撮影記|EF64[81レ]/EF65+ヨ8000[9863レ] など

東海道線下り普通列車で清洲へ。新しい望遠レンズの使い心地は如何ほどか?

貨物列車の記録用にと,新たに購入した望遠レンズの肩慣らしとして,JR東海道線清州駅へぷらっと撮影に行ってきた。

”ぷらっと”に嘘はなく,あてもなく計画もなく行ったのだが,それにしてはなかなか濃密な撮影になった。せっかくなので,記録に残しておく。

清洲駅撮影記(主にJR貨物)

正午すぎには名古屋駅に着いた。実は,この日の夕方から,名古屋市内で別の用事があったのだが,それまでの時間つぶしとして,写真撮影に出てきたのだった。それゆえ,名駅に着いた時点で,何処へ行くかは決めていなかった。

名古屋駅で撮影もいいかなあ~と思ったが,貨物を見たい,と考え,行先をJR東海道本線清洲駅に決めた。

券売機で切符を買ったら,まずは在来線ホームできしめんを食べる。

次いで,冒頭に示した313系普通列車岐阜行きにて,一路清洲駅へ。

まえがきはここら辺にして,以下,撮影の記録です。

今日はあいにくの曇り空。まずはEF210が登場。

2023.10.1 12:58ごろ:EF210-154(吹田機関区)+1070レ;熊本→東京(タ),高速コンテナ列車

そして,ついてからまだ10分少々くらいだったと思うが,いきなりEF64-1000が登場。

中央線を上る81レだ。本当に時刻表も見ずに行ったから,これはラッキー!

2023.10.1 13:08ごろ:EF64-1049(愛知機関区)+81レ;名古屋(タ)→北長野,高速コンテナ列車

貨物時刻表によると,EF64-1000牽引の中央線石油輸送列車は,臨時列車のみになってしまい,なかなか気軽に見られなくなった。この点,ぷらっといったこの日に見られたのはよかった。やっぱり,いいですね,国鉄電機。

名古屋方面も撮影してみる。

はるばる札幌からのコンテナを満載した3075レ。

2023.10.1 13:24ごろ:EF210-133(新鶴見機関区)+3075レ;札幌(タ)→名古屋(タ);高速コンテナ列車

駅には親子連れグループがおり,母親が「桃太郎だよ,桃太郎」と子に教えていた。3075レは,その目の前を豪快に通過していく。

ちょうどホーム前にジョイントがあって,ここを満載のコキが通過すると,猛烈なジョイント音がする。1本線路をはさんでいても,軽くのけぞってしまうほどの音だ。子供にとっては,さぞ強烈な体験だろう。桃太郎は力持ちのシンボル。鋼鉄の馬はこれを一手に引き受ける。

そこからしばらく時間が空いて,大垣方から回送列車が通過。見慣れない車両だと思ったら,飯田線を走る213系だ。大垣車両区から,豊橋あたりへ回送していくのだろう。

2023.10.1 13:42ごろ:213系H4編成(海カキ)回送列車

このあたりでトイレに行きたくなり,ついでに帰りのきっぷを買おうと思って,一度跨線橋をわたって駅舎へ行った。するとすぐ,稲沢からEF510(レッドサンダー)牽引のコンテナ列車が通過していった。なんと無慈悲な…

跨線橋を渡ってホームへもどるときにも,EF210牽引の上り列車が通過していった。これはなんとか,跨線橋から,縦アングルで収めた。EF210って,屋根上が意外とシンプルなんですね。

2023.10.1 13:59ごろ:EF210-324(吹田機関区)+1050レ;福岡(タ)→東京(タ);高速コンテナ列車

東海道線なので,313系が頻繁にやってくる。そのなかでも,311系はやや珍しい存在。

315系が東海道線名古屋地区へ入ってくると,この車両は撤退するだろう。華の東海道線を上り下りできるのも,あともう少しだ。

2023.10.1 14:03ごろ:311系G10編成(海カキ);東海道本線上り普通列車大府ゆき

この311系と入れ違うようにして,関西線からのDF200がやってきた。東海道線のコンテナ列車とは異なり,編成は短め。

2023.10.1 14:05ごろ:DF200-218(愛知機関区)+2080レ;四日市→名古屋(タ);高速コンテナ列車

ディーゼル列車特有の,噴きあがる排気がかっこいい。

残念ながらフレーミングに失敗してしまったので,この写真はトリミングしたもの。DF200はかっこいいが,空コキが多く,やや情けない編成。ハイパワーのDF200は手持無沙汰なようにみえる。

それはさておき,14時前くらいから,ホーム上が同業者で賑わってきていた。自分は,時刻表は見ず,計画も立てずに来たから,このあとやってくる列車はまったく把握していない。ただ,同業者が集まるということは,,珍しいあるいは注目の列車がやってくるに違いない。

そう思っていると,まもなく,東海道線名古屋方から,黄色い機関車が見えてきた。よく見ると,EF65のようだ。国鉄電機がやってくるなら嬉しい,そう思ってカメラを構えると,あれ?EF65単機のように見える。

で,もう少し近づいたタイミングでよく見ると,うしろにヨ8000を従えて,かわいい2両編成でやってきていた。ここまで,10両以上のコンテナ列車ばかり撮って来たから,フレーミングに焦る。

とりあえず,EF65がよく写るように撮ってみた。EF65,名古屋地区ではほとんどお目にかかれないから,見られてラッキー。(東海道線の定期運用は,日中の下りコンテナ列車一本のみ)

2023.10.1 14:26ごろ:EF65-2089(新鶴見機関区)+9863レ(ヨ8642[海セイ]);臨時専用貨物列車

あとで調べたところによると,ちゃんとスジの設定された列車だった(所定は,川崎から新南陽へ向かうスジ)。東京のほうのイベントで使われたヨ8000を持って帰って来たのだろう。ネット上で見た限りでは,そのような印象を受けた。

走り去っていく2両編成をみながら,

「こんな編成もあるんやな~」と感慨に浸っていた。

模型で再現するなら,単機をのぞいて,もっとも簡単な編成だろう。

とにかく,いままで見てきた貨物編成で,もっともめずらしい編成だった。貴重なものをみられた。

ホームにいた同業者のうち数名は,すぐにやってきた東海道線下り列車にのって,稲沢へ「追っかけ」ていった。熱心だなあ。

ほかの同業者は,しばらくしてやってきた上り列車で解散。

自分は,そのあと,もう1本だけEF210のコンテナ列車と,

2023.10.1 14:34ごろ:EF210-314(吹田機関区)+1072レ;広島(タ)→仙台(タ);高速コンテナ列車

681系しらさぎを撮影して,次の用事へむかった。「しらさぎ」は,北陸新幹線敦賀延伸後にどうなるのか気になるところだ。少なくとも,運用区間が短縮されることは決まっているので,金沢まで走っているうちに,もう1回くらいは乗りに行きたい。そしてできれば,グリーン車に。

2023.10.1 14:41ごろ:681系8M しらさぎ8号;金沢→名古屋

以上,清洲駅撮影記でした。

新しく買った望遠レンズ「HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE」は,以前つかっていたキットレンズ(smc版)比較して,AFが速かった。動体追従もまずまず。解像もじゅうぶん。

PENTAXは,他大手と比較して,動体撮影と動画において,周回遅れと評されている。が,今回の撮影では,このような気軽な駅撮りには,十分耐えうると思った。

途中,雨がぱらつくタイミングもあったが,ボディ(K-3iii)も,このレンズも防水装備で,安心だった。

なにより,このレンズ,新品なのに5万円出しておつりが来たのだから,コスパは十分といえる。

名古屋にいる間に,もう少し,このレンズをつかって貨物の写真を撮っていきたい。

※本記事に掲載している列車番号・行先は,『JR貨物時刻表 2023』を参考に書きました。

(おわり)

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