【京急】八ツ山跨線線路橋(品川第一・第二踏切)

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品川駅すぐ近くにある有名撮影スポット「品川第一踏切」にて,京急「八ツ山跨線線路橋」をわたる列車の写真を撮って来た。鉄橋にあるS字カーブを,たくさんの列車が行き交う,お手軽撮影スポットだ。

八ツ山橋の場所と行き方

品川駅 「高輪口」から,国道15号(第一京浜)を南東方向に約10分歩くと,「八ツ山橋」交差点に行当たるので,これを斜め左方向へと進み,八ツ山通りに入る。

八ツ山通りにかかる「八ツ山橋」を渡ると,八ツ山通りと京急本線が「品川第一踏切」で交差する。

踏切を南東側にわたったところで,後ろをふりむくと,鉄橋を渡るS字カーブの線路が見える。今回はまず,ここから京急本線を走る列車を撮影した。

京浜急行 本線 「八ツ山跨線線路橋」付近。中央付近の赤丸で囲ったのが,「八ツ山跨線線橋」で,その南西側を横断しているのが,「八ツ山橋」。八ツ山通りと京急本線がクロスする部分に「品川第一踏切」がある(国土地理院地図より引用)

八ツ山跨線線路橋を渡る京急本線

まずは京急の電車から。

こちらは1000形。2023年時点では,もっとも在籍数が多い形式となっている。アルミ車(2002年~)とステンレス車(2007年~)とがあるらしい1

2100形。登場はこちらの方が古い(1998年)。1000形とよく似ているが,2扉のオールクロスシート車で,ウィング号,快特など,優等種別の列車に充当されるらしい。

こちらは1994年登場の600形。これも1000形,2100形とよく似ている。

現行形式の最古参は1500形。ちょっと昔風の顔をしている。

写真では伝えられないが,京急の車はどれも,ブレーキ緩解音や警笛音が独特なものだ。JRではまず聞けないような,クセになる音を奏でる。音鉄にとっては,これも楽しい。

京急本線には,都営地下鉄浅草線・京成線・北総鉄道の列車も乗り入れているようで,赤い列車の合間をぬって,これらの列車も頻繁に行き交っていた。

京成3100形。前面には,飛行機のマークがあしらってある。都営浅草線を経由して,羽田空港や成田空港へのアクセスを担っている。

東京都交通局の5500形。イチョウのマークが東京都交通局のシンボルマークだ。

北総鉄道の車両も多くやってきた。7500形,7300形,9200形。

これだけ多くの形式を見られるのは,相互直通運転が盛んな関東の大手私鉄ならではだ。

「品川第二踏切」からも撮影

「品川第一踏切」のすぐ南側には,「品川第二踏切」がある。ここからは,急カーブを走る列車を見ることができる。

同じく京浜急行 本線 「八ツ山跨線線路橋」付近。中央左付近の赤丸で囲ったのが,「品川第二踏切」。すぐ南西側に,北品川駅がある(国土地理院地図より引用)。

踏切付近を走る2100形と1000形。踏切出口も急なカーブになっている。

連続立体交差事業が進行中

「品川第二踏切」で撮影した写真からもわかるように,踏切周辺では大規模な工事が行われていた。

これは,「八ツ山跨線線路橋」の周辺にある踏切を解消するための連続立体交差事業の一環として行われているもの。この事業は,品川駅を地平化し,現在の「八ツ山跨線線路橋」を架けかえたうえで,「品川第一踏切」「品川第二踏切」をふくむ3つの踏切を除去することを目的としている2

これにともなって,今回撮影した「八ツ山跨線線路橋」は廃止され,役目を終えることになりそうだ。街中にありながらも,昔の風情を残した鉄橋は,コンクリート造の巨大な高架橋に取って代わられることになる。踏切もなくなって撮影はむずかしくなる。写真を撮るなら今のうちだ。

(おわり)

  1. 京浜急行電鉄(KEIKYU):「京急の電車紹介」,URL: https://www.keikyu.co.jp/ride/train/ (Access: 2024.8.29) ↩︎
  2. 京浜急行電鉄(KEIKYU):「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)
    連続立体交差事業」,URL:https://www.keikyu.co.jp/shinagawarittaikousa/index.html (Access: 2024.8.29) ↩︎
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