かねてから欲しかった時刻表を
ついに買いました.
念願の初時刻表です。
今回購入したのは
交通新聞社「JR時刻表12月号」
です。
紙時刻表のいいところ
念願のマイ時刻表ゲット!
amazonで発売日に購入しました。
大学生協の旅行センターで帰省のきっぷを買うとき,窓口の傍に置いてあったJR時刻表をぱらぱらと読んで「目的の列車を選ぶのに使いやすそうだな~,あと,純粋に読み物としても面白そう!」と思ったのがきっかけでした.
しばらく紙の時刻表を読んでみて感じた,紙の時刻表のいいところを紹介します.
のりかえ・乗継の計画を立てやすい
パッと見たときの情報が多い!
これが紙時刻表の最大のメリットだと感じました.
鉄道旅において考えるのは主に以下の2つ.
- 前後の列車の接続
- 乗る列車の通過駅・停車駅
これらを,一目で確認できるのが紙時刻表ですね.
もちろん,インターネットの乗換案内サービスでも,乗換・のりつぎは調べられます.
しかし,インターネットでは,しばしば「最適化」されたのりかえ・乗継が示されます.
18きっぷ旅や長距離の特急旅など,「鉄道に乗ることが目的の旅」において,最適化されたのりかえ・乗継は,必ずしも鉄道ファンにとって「最適」ではないのです.
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僕が「一覧性が高い」という利点を活用するのは,主に2つの場面です.
- 目的地に着く時刻から出発時刻を逆算
- 乗りたい列車への(からの)乗継
たとえば以下のような場面には,紙の時刻表が活躍するのではないでしょうか?
上記のような鉄道旅(特に青春18きっぷ旅)において,紙の時刻表の「一覧性が高い」という利点は重宝します.
2色刷りが見やすい
2つ目の利点は,「JR時刻表」特有のものです.
「JR時刻表」は特急の時刻が赤色で色分けされているのです。
この利点は,相対する2つの場面
- 青春18きっぷ旅
- 特急のみ乗る場合に時間帯を選ぶ
において活躍すると考えられます.
1つ目の場面について,
青春18きっぷで列車を利用する場合,原則特急列車には乗ることができません.すなわち青春18きっぷを用いた鉄道旅の計画を立てる場合,特急列車を避けて計画を立てなければなりません.
その「特急を避ける計画」作成において,JR時刻表を読む場合は,シンプルに赤文字を避けて計画を立てればよいということになります.わかりやすいですね.
2つ目は特急のみを利用する場面.
例としてあげると,「名古屋から長野まで行きたい,夕方までに長野につけばいいけど,どの「しなの」に乗ろうか」という場面です.
この場面において,JR時刻表であれば,赤文字だけを見ればいいです.目的の「しなの」はすぐに選ぶことができるでしょう.
お得な情報がたくさん
時刻表の最初の方(カラーページ)には
- 期間限定のきっぷ
- 通年販売されている回数券
- そのほかお得なきっぷ
など,JR各社が発売する特色あるきっぷが紹介されています.
きっぷのページを眺めていると,日本全国津々浦々さまざまなきっぷが発売されていることがわかります.目立たないけどお得なきっぷを見つけると,なんだかうれしくなります.
加えて、巻頭カラーページには「巻頭カラー企画」と称された旅行に便利な情報が掲載されています.
12月は北海道!
冬の北海道行きたいなあ・・・
追記:行ってきました.
さらに後ろのページには,主要駅のりば案内も掲載されていました.
全国の主要駅の構内図がカラーでまとめられています.
東京駅や大阪駅など複雑なターミナル駅について,事前にのりつぎでどう歩けばいいかを確認できていいですね.
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こんな風に時刻表には、時刻以外の情報もたくさん載っています.
ここら辺を読んでいるだけでも,旅情がかき立てられて楽しいです.
鉄道以外も掲載
巻末の方に目を向けると、鉄道以外の
- 主要高速バス
- JR路線バス
- 航空(国内線)
- 船の便
などが掲載されています.
鉄道と,それ以外の手段を組み合わせる場合などに,活用できそうです.
まとめ:じっくり計画を立てたいときに
以上,紙の時刻表のいいところについて紹介してきました.
今はスマホの乗換案内アプリや,インターネットの各種サービスが充実しています.
出張や帰省など,ちょっとした「移動」においては,これらのデジタルツールのほうが便利です.
でも,鉄道に乗ることが目的の「鉄道旅」をする方なら,1冊持っていおいて損はないです.
ずらっと並んだ数字の羅列を華麗に読みこなしながら,旅の計画を立てたり,遠い路線を走る列車に想いを馳せたり・・・,紙の時刻表は鉄道趣味の醍醐味のひとつだと思います.