2019年お正月3が日明けに、18きっぷで松山⇔宇和島日帰り旅を敢行。
予讃線の終点・宇和島駅に到着し、市内を軽~く散策。
松山→宇和島のようすは
前編にて紹介しています
松山から宇和島へは「愛ある伊予灘線」経由で来たので、
帰りは「内子線」経由で帰ってみることにした。
途中、八幡浜で乗り換え待ちがてら「八幡浜みなっと」へ!
おいしいものたくさんでよかったなあ。
宇和島→八幡浜→松山(内子線経由)
宇和島駅周辺を1時間弱散策し、宇和島駅に戻ってきた。
予讃線の宇和島⇔松山区間は、普通列車の本数が多くない。ということであまり散策時間はとれなかったが、まあ宇和島は何度も来ているし今回はこれで帰る。
帰りも予讃線
宇和島駅に停車中のキハ54単行。
松山から乗ってきて、宇和島駅に着いたときに洗車されていた車両だ。
そのまま伊予長浜経由で松山へ戻るみたい。
なかなかハードな運用ですな・・・ご苦労様です。
キハ54のずっと奥に、「鉄道ホビートレイン」が見えている。
松山行き列車が出発した後に、予土線を走る予定になっているはずだ。
0系新幹線をモデルに造った車両。
四国に新幹線はあります、と鉄道ホビートレインが紹介されることもある。
(皮肉たっぷりに)
宇和島駅2番ホームにあった注意書き。
これホントに重要。
JR四国の普通列車にはトイレありません。
(途中駅で停車時間がやたら長いからそもそも要らないけれども・・・)
この松山行きの列車は「伊予長浜経由」なので、これに乗って松山まで行くと内子線は通れない。
だからどこかで乗り換えが必要だった。
まだ昼の2時過ぎだし、どこにも寄らずに帰るのは時間的に早すぎるから
途中の八幡浜で下車して1時間ほど暇をつぶして、そのあと伊予大洲まで行って内子線普通列車に乗り換えることにした。
八幡浜駅
宇和島から八幡浜までは1時間弱。
八幡浜(やわたはま)は港町で
愛媛県の海の玄関口でもある。
宇和島運輸フェリーが別府⇔八幡浜航路を運行中。
四国から九州へのアクセスは、船の方が意外と便利だったりする。
ちなみにこの案内板、いかにも国鉄って感じがするけど
別に国鉄は九四連絡船の運航をしていなかったらしい。
案内板がただ古いだけか。
名物がいっぱい「八幡浜みなっと」
八幡浜駅から、港の方へ歩いて「八幡浜みなっと」へ行ってみる。
駅からはだいたい20分ぐらい歩いたかな。
八幡浜市街は車通りが多くてかなり活気があった。
「八幡浜みなっと」到着!
「八幡浜みなっと」には
名産品売り場はもちろん
新鮮な魚介類をBBQで食べられる施設もあるし
オシャレなカフェもある!
駅から歩いて20分ぐらいだし、乗り換えの時間つぶしにはぴったりだ。
とりあえず店内をぶらぶらしながら、小腹が空いていたことに気づいたので
南予名物「じゃこカツ」と
「アゴラパン工房」の塩パンとくるみパンをゲット。
「八幡浜みなっと」の前には、広い緑地公園が隣接しているのでそこで食べることにした。
お正月の夕方、公園はかなりの親子連れで賑わっている。
ベンチに座って、じゃこカツをいただく!
さっくさくの揚げたてでおいしい!
南予地方は全国でも有数の漁業地域。
リアス海岸からもたらされる海の幸はどれも絶品!
南予に来たら海の幸を愉しむべし。
ここの緑地公園は、海がすぐ目の前にあって
なかなか景色が良い。
一面に広がる段々畑の裾野には、港に面した家が建っている。
斜面を最大限活用した段々畑の織りなす風景は圧巻。
海と山がよく調和している。
あと緑地公園にはこんなものもあった。
なんじゃこりゃ。
愛媛県名物のみかんを使ったみかんオブジェ。
みかんでみかんをつくる、愛媛魂。
緑地公園で休憩したら,駅へもどる。
帰りしなに八幡浜みなっとのすぐ隣にある
フェリーターミナルを見て帰った。
やけに年季の入った建物だが、これはこれで風格があっていい。
今度九州ツーリングから帰るときに利用するかもしれないから、来られてよかった。
だいぶ日が傾いてきた。
駅までは裏道を通って戻った。
川沿いにあったちょっと面白い駐車場。
川の橋に蓋をかぶせて駐車スペースを造っていた。落ちそうでコワい・・・
八幡浜駅に戻ってきた。
ここから再び松山方面を目指す。
八幡浜→伊予大洲駅
次の松山方面の列車も伊予長浜経由のキハ54。
普通列車は基本的に伊予長浜経由の列車が多い。
特急「宇和海」は全列車が新線(実質的な短絡線扱い)の内子線を通るからだ。したがって内子線の普通列車が伊予大洲・八幡浜方面へ直通することはほとんどないと思われる。
内子線に乗るために、分岐駅である伊予大洲まで行くことに。
お約束のワンマンカー・ロングシート。
でもJR四国のロングシートは、海が見える向きに座れば景色を楽しめるから全然苦痛じゃない。
伊予大洲駅の手前。
大きく左へカーブしながら肱川を渡る。
対岸に見えるお城は「大洲城」。
大洲も歴史情緒に溢れるいい街なんだけど、駅から市街が若干離れているから
今回は駅に降りるだけになってしまうのが残念。
伊予大洲駅で、下り特急「宇和海」と交換。
宇和海は毎時1本近くの高頻度運転なので、宇和島松山を普通列車で乗り通すと何度も追い抜かれる。
乗ってきた普通列車を見送ってから、
次の列車内子線の列車が来るまで
伊予大洲駅の待合室で時間をつぶす。
あたりはもうだいぶ暗くなった。
1月になり少しずつ日が長くなっているが、それでもまだ冬。
早々に日は沈んでしまう。
日没前後の駅、こういう中~小規模な駅の雰囲気が好きだ。
線形のいい新線・内子線
すっかり暗くなった頃に、やってきた内子線経由伊予市行きの普通列車に乗り込む。
夜の寒風を避けるように、次々と乗客が乗り込んでくる。
客層は学生からスーツの上に厚手のコートを着込んだサラリーマン、年老いた婦人など。
内子方面への通勤・通学輸送を拾う列車って感じだ。
内子線は初乗車。
ローカル線であることには変わりないが、行きに乗ってきた伊予長浜・下灘経由の旧線「愛ある伊予灘線」よりは線形がいい。おまけに駅数も少ないから、普通列車でも結構なスピードで走る。
旧線に比べると所要時間が短くて済むゆえ、内子線には特急「宇和海」が全列車乗り入れる。
内子線の中心駅「内子駅」で、20分近く停車。
ここで上り下り両方の特急(と普通列車もあったかな?)と交換。
特急が中心の単線区間だから、普通列車の長時間停車は致し方ない。
そのあとも遅れることなく単線を快走。
右側車窓が明るくなってくると伊予市内。
「愛ある伊予灘線」との分岐駅「向井原駅」まで戻ってきた。
伊予市から本日初”電車”
向井原駅から松山方面へ一駅、終点の伊予市駅に到着。
伊予市駅から高松方面は全区間電化。
朝からずっと気動車に乗ってきたが、この日最後の乗車でようやく「電車」に乗ることになった。
電車の普通列車は松山からそのまま、伊予北条・伊予西条方面へ直通することが多く
この列車も例外では無い。行先は「伊予西条」だ。
久しぶりのVVVF音を聴きながら、電車に揺られて松山駅へ。
松山到着!
19時前に松山に戻ってきた。
これにて今日の行程は終了。
乗ってきた普通列車を見送って家路についた。
帰りもダイヤモンドクロッシングで伊予鉄の車両を見てから帰った。
おしまい。
まとめ:のんびり鈍行旅は楽しい
お正月特有の、のんびり気分で電車に揺られる旅だった。
地元を鉄道で旅するというのも、新しい魅力が発見できて楽しいものだ。
これで予讃線は完乗したことになる。
また地元へ帰ってきたときに四国を鉄道で旅しよう。
今度は高知県の方へ行ってみたいな。
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