松山から岡山へ、
高速バス
「マドンナエクスプレス」
を利用しました。
いつもは予讃線を利用することがほとんど。
久しぶりにバスで渡る瀬戸大橋や、車窓に流れる瀬戸内海は新鮮そのものでした。
松山市駅から乗車
連休最終日、松山市駅から「マドンナエクスプレス」に乗車します。
写真は松山市駅前のバス乗り場。
松山市駅は地元の私鉄「伊予鉄道」が運行する
松山郊外線・市内線・各方面へのバスのターミナル駅です。
実はJR松山駅よりも利用者が多いんです。
(四国の鉄道駅で最も利用者が多いんですよ)
JR松山駅は松山市西部にあるのですが、
松山市駅は松山城・県庁などがひしめく市内中心部にどっかり腰を下ろします。
その堂々たる外観は、JR松山駅を圧倒的に凌駕しています。
がんばれ、JR松山駅・・・
バスの名前は、松山市内にある道後温泉ゆかりの
小説「坊っちゃん」に出てくる「マドンナ」からとったのでしょうかね~
松山感が出てて愛着の湧く名前です。
17:23発、少々遅れて発車
17:23発の予定でしたが、松山市駅バス乗り場(1番乗り場)
への入線は17:20。
松山市駅までに
- 大街道
- JR松山駅
を経由するので、市内の渋滞に巻き込まれたのかもしれませんね。
松山市駅で運転手さんが受付をしつつ、慌ただしく荷物を積み込みます。
連休最終日のこの日、松山から岡山、関西方面、そして東海方面へUターンする人が多いのでしょう。10人以上が乗車しました。
定刻より少々遅れての出発です。
松山側の停留所を経由
松山市駅のあとも
- 余戸南IC
- 松山IC口
- 川内IC
を経由していきます。
松山の停留所をすべて回り終えると、バスの中はほとんど満席でした。
この区間、利用率は普段からそれなりにあるようで。
連休最終日の上り便なら、満席になってもおかしくはないですね。
そういえば「余戸南IC」
松山外環状道路の開通に伴って、
伊予鉄が新たに設置した高速バスの停留所です。
まだまだ知名度は低いですが、松山市西部の利用者は、
松山ICまで行く必要がなくなるので便利です。
外環状道路はかなり高いところを走るので、
道路から松山市内が一望できます。
この日はよく晴れていて、
車窓からは松山市内の穏やかな街区がシッカリ見えます。
岡山まで2時間の旅路
川内ICを過ぎると、いよいよ松山自動車道を岡山に向かって走ります。
松山道・高松道・瀬戸大橋と、すべて2車線で線形もよい快走区間です。
夕方便だったこの日、
左手に過ぎていく瀬戸内海とまちの眺めが最高でした。
松山道から高松道へ・豊浜SAで休憩
松山道を快調に走るバスは、西条・新居浜・川之江を通過しながら
高松道に入ります。
法定速度は守りつつ、けっこう飛ばしてました。
出発が遅れたこともあってか、快走してます。
区間唯一の休憩は豊浜SAです。
休憩時間は10分。
豊浜SAには揚げ物の出店やお土産屋さんもあるので
「降車してゆっくり買い物でもしようか・・・」
と思いましたが、トイレに行ったらあと5分で出発(^^;)
もうちょっといろいろ見たかったな・・・と思いつつ
バスに戻ろうとしたら
なんと綺麗な夕陽が!
瀬戸内海がまるで鏡のように
美しいオレンジ色の夕陽を映しています。
瀬戸内海の作り出す穏やかな風景は、何度見ても飽きません。
僕のこころのふるさと。瀬戸内海。
みなさんも四国に来るときは、ぜひ瀬戸内海を見てください。
太平洋や日本海とは違う穏やかな雰囲気は
瀬戸内海にしかないものです。
坂出JCTから瀬戸中央道
豊浜SAを出発後はだんだんと日暮れが近づいてきます。
讃岐平野を走るこの区間、”讃岐山脈”と呼ばれる山が姿を見せます。
香川県に来ると、いつも印象に残るのが「山の形」。
バスからでもわかるのですが、綺麗な「富士山型」が多いです。
”山脈”と呼ばれるには、高さは足りないと思いますが・・・整った形は見ていておもしろいです。
19:30過ぎ、高松市内に入る前に坂出JCTを瀬戸大橋・岡山方面へ左折。
瀬戸大橋へ向かいます。
圧巻!夕暮れの瀬戸大橋
いよいよ岡山松山区間のハイライト「瀬戸大橋」
右手には瀬戸内工業地域の工場群。
名門「今治造船」のあの赤いクレーンが姿を見せます。
日暮れ前の赤く染まった瀬戸大橋はいつもに増して幻想的。
特急列車に乗っているときは、道路の下を通るので橋脚上部分が見えません。
高速バスなら巨大な橋脚を間近で見られてワクワクします。
ものすごい大きさの橋桁、
そこから伸びる太いケーブルは圧巻。
これぞ、瀬戸大橋の醍醐味って感じ。
橋とか巨大な建造物には男心がくすぐられます。
19:42頃 鷲羽山北を通過。
降りる客は特にいません。
このバスを利用するたびに思うんですが、
鷲羽山北停留所に利用者はいるんでしょうか。
鷲羽山ハイランドがあるので、それなりに需要はあるんでしょうが・・・
あと、関係ないですが
鷲羽山(わしゅうざん)って名前、カッコいいです。
そのあと瀬戸大橋を渡り終えて児島ICを通過します。
あたりはようやく暗くなりました。
7月過ぎのしぶとい太陽もようやく沈みました。
岡山県内の停留所へ
19:56 有城南停留所で停車します。
ここでは下車があります。
倉敷方面への乗客でしょうか。
車内放送で聴いたところだと、下津井電鉄のバスが出ているみたいです。
高速バスに乗っていて、高速道路本線上の停留所で停車するのは初めての経験かも。
20:00 早島料金所を通過。
ちなみにさっきの有城南は19:45着予定だったから10分遅れてます(-_-)
高速バスのデメリットは
ほとんど時間通りにつけないことですねえ。。。
岡山駅到着は25分遅れ
20:15 岡山ICを通過します。
ほどなくして津高のバス降車場に到着。
ここでも下車があります。
この時点でだいたい15分くらい遅れてます。
まあ、急がないので遅れても大丈夫です。
岡山市内の渋滞にはまりつつ、バスは岡山駅を目指します。
そして定刻より25分遅れ、20:40に岡山駅西口に到着です。
松山市駅から2時間10分ほどの乗車で到着です。
まとめ:高速バスは安くて早い
岡山松山間は「バス」「JR」の2択ですが
高速バスは約2時間、
JRの特急「しおかぜ」だと3時間弱
意外と高速バスの方が早く着けます。
高速バスは定時性では鉄道に劣ります。
高縄半島(今治・東予)をショートカットする高速バスは、
やはり特急よりも早いです。
それに料金も
高速バス「マドンナエクスプレス」は
片道4,400円(松山IC⇔岡山駅西口)
特急「しおかぜ」は
片道6,830円(普通車指定席・松山⇔岡山)
と、高速バスの方がかなり割安です。
瀬戸内海の穏やかな車窓を眺めながら、
瀬戸大橋を豪快に渡る!
JRの特急もいいですが、時間的に余裕があれば
岡山松山を高速バス「マドンナエクスプレス」で移動するのも
楽しいですよ~
それでは!
タケでした。
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