先日の富山アタックの影の目的?
だった北陸新幹線乗車。
高山本線「特急ひだ」
が豪雨で運転休止中だったので(※2018.10月当時)
特急「ひだ」も含め、全線区運転を再開しました。
富山名古屋間を
北陸新幹線と特急しらさぎで帰ってみた.
富山から名古屋へ|北陸本線経由
高山本線運休中→金沢経由に変更
富山から名古屋へ抜ける鉄道ルートとして考えられるのは2つ。
1つ目は
高山本線、高山・下呂経由で名古屋へ
行くルート。
高山線経由なら特急「ひだ」
で乗り換えなしで行ける.
2つ目は
金沢まで北陸新幹線→
金沢から「特急しらさぎ」で名古屋
へ行くルート。
乗り換えが必要になるけれど
本数が比較的多く電化区間を走るので
時間的に自由度が高く、快適。
今回富山アタックは10月半ばに行ったが、
1つ目のルート「高山本線」は豪雨の影響で
岐阜富山県境付近が運休中。
特急「ひだ」は飛騨古川までの部分運転(飛騨金山→下呂は8月に運転再開)になっていて、富山から乗り通すことはできなかった.
これに伴い、特急「ひだ」も名古屋富山間の直通運転も再開されました。参考:JR東海「高山本線 運転再開について」|JR東海ホームページ
なので2つ目のルート、
富山から金沢経由で名古屋まで
帰ることにする.
「つるぎ」で金沢へ
富山駅新幹線ホーム。
まずは富山から北陸新幹線「つるぎ」で金沢へ.
流線型に乗っかった鮮やかな青がカッコいい
「つるぎ」は金沢富山間のみで運転される都市間新幹線.
- 速達タイプの「かがやき」
- 各停タイプの「はくたか」
に比べると知名度は劣るけれど,
金沢富山間のみの利用ならつるぎが便利.
途中、新高岡に停まるだけ.
利用者の数は
「かがやき」や「はくたか」に比べると少ないので,自由席でも十分座ることができる.
なので今回は自由席利用.
車内に入った.はじめての北陸新幹線.
自由席の座席.
ほとんど東海道新幹線しか利用しないので
座席の色が赤色なのはかなり新鮮!
ヘッドレストが可動式なのも、東海道新幹線と違うところです。
E7系とW7系・車内放送で見分ける
まもなくして出発.
わずかなモータ音だけが車内に響くほかは
音もなく滑るように発車した.
北陸新幹線はE7系とW7系があって
E7系はJR東日本、
W7系はJR西日本所有.
E7W7の違いは車内放送でわかる.
今回はJR東日本の車内放送→E7系だった.
いつも聴いている西日本N700の
「いい日旅立ち」もいいけれど
東日本の車内放送も好きだ.
【JR】何度でも聴きたい,お気に入りの車内チャイム7選【音鉄】
金沢までは20分少々.
バラスト軌道の東海道新幹線に比べると,
舗装された軌道の北陸新幹線は,身体に感じる振動がかなり少ない.「滑るように」走るという表現がピッタリ.
新高岡に停まったあと,あまりの快適さと富山アタックの疲労で眠りに落ちた.
_ _
そして気がつけば車内放送
「まもなく金沢...」
は、はやい!!
もう金沢に着いてしまう.
あまりの快適さに熟睡してしまったみたいだ.
金沢に到着.富山から22分.
金沢から特急しらさぎ16号
金沢駅で乗り換え.
米原経由で名古屋へ向かう
特急「しらさぎ16号」
金沢から名古屋まで直通する1日8本のしらさぎ(2,4,6,8,10,12,14,16号)の
最終電車(18:53発→21:52着)だ.
しらさぎ乗車はこれで3回目.
前回しらさぎに乗ったのは半年前のGWツーリングだった.
【能登島・和倉温泉】デカ盛り食堂「みず」と和倉温泉~GW北陸能登キャンプツーリング(最終日)
だいぶ慣れてきた感は否めないけど,それでも特急列車に乗るのは楽しい.
金沢から名古屋まではちょうど3時間.
北陸地方の主要駅に停車しながら北陸本線を進んで行く.
だいぶ見慣れた景色に
うとうとしながら、くつろいでいると
ちょっとした事件が.
しらさぎ→「鹿轢いたわw」
北陸本線走行中、
北陸トンネルを抜けたあたりだったと思う.
駅でもないのにものすごい急ブレーキで停車.
これにはさすがにびっくり(゚_゚;)
何か轢いたのかな・・・と思っていると車内放送が入る.
「ただいま線路上で障害物と接触した模様で、停車しております。乗務員が点検を行っておりますのでしばらくお待ちください・・・」
とのこと.
結構なブレーキだったから、ひょっとしたら車とか・・・それだったらまずいよなあ
あ、
そういえばここら辺は、敦賀~南今庄にあるデッドセクションの近くのはず。
デッドセクションとは、電化された鉄道において、異なる電気方式や会社間の接続点に設けられる、架線に給電されていない区間・地点のことである。死電区間(しでんくかん)、無電区間(むでんくかん)、死区間(しくかん)、もしくは単にセクションともいう。
Wikipedia「デッドセクション」冒頭文より
結構面倒なところに停まっちゃったなあ・・・
すると案の定、車掌から
「ただいまから点検の都合上、車内の電気・エアコンが一時的に消灯・停止します・・・お客様には大変ご迷惑をおかけいたします。もうしばらくお待ちください・・・」
との放送が入り、
しらさぎ、消灯。
やっぱりデッドセクション付近で停車したっぽい.
非常用のバッテリーで多少の灯りは確保されてますが,急激に訪れた暗闇と静寂に一瞬戸惑い...
電車の中がここまで静まりかえることは
まずない.
電車からは必ず何かしらのモーター音とか空調音とかが聞こえるの.
行く先の踏切は遮断器がずーっと降りたまま.
車掌さんも慌ただしく車内と線路上を行き来している.
_ _
電気が消えてから10分以上停まっていただろうか.
ようやく車掌から
「ただいまの緊急停車ですが・・・線路上を点検した結果、当列車先ほど【子鹿】と衝突したようです。安全点検の結果、走行に支障をきたす異常はありませんでしたので運行を再開いたします・・・」
子鹿!?
まあ、ツイテナイ...子鹿に20分以上停められる羽目になるとは・・・
そのあと列車の電気が復帰し
一度無電区間を抜け出してから
再び消灯→点灯し無事に本線走行を再開しました。
めでたしめでたし.
米原以降は順調に走行
子鹿を轢いたしらさぎは
そのあと30分以上遅れて、途中の米原駅に到着.
接続するはずの東海道新幹線はとっくに出発してしまい,乗換が大変そうだった.
東京方面へは
「こだま三島行→名古屋からのぞみ東京行」
などと案内されてた.
車掌さんもお客さんも大変だ.
米原駅からは東海道本線に入り
先ほどまで災難に見舞われた
JR西日本の乗務員は交代.
米原でたくさんの乗客が降りて、半分くらいの乗車率になった車内に
JR東海の乗務員が何事も無かったかのように放送を流している.
JR東海の運転士に代わったしらさぎは
いつもより2割増しのモーター音を唸らせ
ものすごいジョイント音を立てながら
大垣に向かって関ヶ原を全速力で駆け抜けていった
そんな感じでずーっと東海道本線を駆け抜け、名古屋到着時には遅れは20分弱ぐらいまで縮まっていた.速い.
無事名古屋に到着
そんなわけで
なんとか名古屋に帰ってこられた.
北海道でもないのに、自分の乗っていた特急列車が鹿を轢くなんて想像だにしないトラブルに巻き込まれた富山から名古屋の帰路だった.
まとめ:今度は高山本線に乗りたい
以上、富山から名古屋まで北陸新幹線&特急しらさぎ乗車記.
途中、鹿を轢くというトラブルに巻き込まれた以外はとっても快適な帰路だった.
今度は高山本線にも乗ってみたい.
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【乗車記】高山本線普通列車を乗り継いで岐阜から富山へ【2019春の18きっぷ旅①】
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