どこにも出かけなかったGW明けのある日
研究室にて,
研究を今後どうやって進めていくかについて
助教の先生と相談した。
そのあと,本論とは関係ない雑談をした。
研究の話よりこっちの雑談の方が興味深かったので,メモしておく。
国際会議
どういう話の流れかは忘れたが・・・(たしか,今年度末に国際会議:10月アブスト提出・A41枚,で発表してもらう,ということを助教の先生から言われたからだった気がする)
助教の先生から
「国際会議,どれくらい出てみたい?」
と聞かれた。
ちょっと不意を突かれた格好になったので
「例年だとどれくらい出るんですか?」と聞き返してみた。
すると
「どうだろう...1回かな。
でも,今はオンラインが多いし,回数は考えなくていいよ。
前までは,海外出張ってなるとウン十万円もお金がかかってた。」
とのこと。
ちょうど自分が研究室に配属されてから,今までずっと,学会はすべてオンラインで行われてきている。
学会ついでの旅行ができなくて残念だなと感じているが,
お金の制約がない点からは,先生方はちょっとラクなのかもと思った。
助教の先生が学生(D)だったときは,白板に会議が並べて書かれていて,
それに出席する学生の名前が書かれるシステムだったらしい。
で,助教の先生は自分から「これ行きます」って名前を書いていたそうだ。
「だから,何か参加したい会議を見つけたら,僕とか(ボス)先生に提案してくれればいいよ」
たしかに。教授はそんなに暇じゃないから,発表したい(論文書きたい)なら,こっちからどんどんアクションすることが必要だと思った。
論文の話
「そうですね・・・オンラインで出やすいと思うので,頑張ってみます」
と,先の国際会議の話をしめくくった。
そのあと,論文(あるいはプロシーディング)について聞いてみた。
「何本も発表するとなると,ある程度まとまった成果とか,大きい進展が必要じゃないですか・・・?」
助教の先生からのこたえは
「論文(あるいは発表)は,すべてが新しい内容じゃなくていいんだよ。
むしろ,前の発表と被っているところがないと,司会者以外の聴講者がついていけなくなるからね」
とのこと。
「だから,複数本の発表で内容が被っててもOK。あとから出すものに
- 新しい結果
- それに伴う新たな考察
がひとつでもあれば,それは『新たな知見を得た』ことになるからね~」
なるほど,論文や発表はすべてが新しい内容でなくていい。
今までは,論文1本(あるいは発表用のプロシーディング)は,それぞれが全く異なる内容のものだと思っていた。だから,この話を聞いて,ちょっと気が楽になった。そういうことなら,論文や学会発表もやってみたくなるものだ。
失敗できるのは学生の間だけ
「まあ,学生の間にできるだけ発表するようにするといいよ。
学生の間は失敗できるからね(先生のせいにできる!)。
社会に出てからは,たとえば会社での研究成果を発表する場合,
会社を代表して発表するから,失敗すると上司に叱られたり会社から責任を負わされたりすることもあるだろうね。」
これは,裏を返せば,今やっている研究は教授(あるいは助教)の先生の下でやっているにすぎないということだ。
つまらないといえばつまらないかもしれないけれど,失敗できるという点は良い。
まとめ:英語
今年度中に国際会議で発表することは,ほぼ決まったようだ。
英語でProceedingを書くなんて,今の自分には到底できっこない。
ましてやプレゼン・質疑応答なんて・・・。
とりあえず専門・専門外の知識,そして専門用語
これらをしっかり英語で持っておく必要がありそうだ。
何をすればいいのかわからないが,とりあえず英語の論文をどんどん読んでいこうか。。
あと,英語論文の書き方も勉強していこう。