トミーテックの修理サービスに「入院」していたEF64が,
ピカピカに修繕されて,めでたく帰還した。
車両は,ほとんど買ったときの状態に戻っていた。
トミーテックさんへの感謝の気持ちも込めて,車両の修繕具合などをブログに書いておく。
トミーテックの修理サービスが完了
修理からの返送は,ヤマトの宅急便だった。
戻って来た日は,今月上旬(7月1日)。
修理に出したのは6月上旬だったので,約1か月で返送されてきたということになる。公式ページや修理申込依頼書から,修理期間は「2か月程度」と読み取られた。だから,思っていたよりも早く帰って来た。
修理期間については,修理内容やパーツの在庫状況,引き受けている修理の数によってだいぶ変わってくると思われるので,1か月というのは参考程度。
代引手数料および返送料込みの修理費用は,製品受取時に現金代引きで支払った(カードとかQRコード決済は使えなかった)。
受け取ったのは,こちらの段ボール箱。「TAKARA TOMY」と印字された段ボールを受け取る23歳の大学院生ってどうなんでしょうか(いつまでも幼心と遊び心を絶やさない模範的学生ということにしておきましょう)。
トミーテック修理サービス:作業内容
上記の段ボール箱を開けてみると,まず2枚の白い紙が入っていた。
1枚目は,「修理完了報告書」と書かれた用紙だ。
ここには,商品コードや商品名,申込時に記載した購入店舗や症状に対して
「作業内容」および「取り付け・交換部品・部材の数量・技術料」が記載されていた。
作業内容は,以下の通り記載されていた。
<作業内容>
(一部読みやすいように改行・強調/追記)
ご依頼いただきましたEF64-1000貨物PSにつきまして
点検を行いましたところ
(i)2エンド スカート全体的に破損,台車分状態,
(ii)1エンド スカートステップ破損
(iii)2エンド 手すり,解法テコの変形
が確認できました。
今回,(I)1,2エンドスカート交換,(II)1(2?の間違い)エンド動力台車の交換作業を行いました。
(III)手すり,解法テコの変形が確認できましたので修正作業を行いました。
他,(iv)2エンドJRプレート付近に傷が確認できました。(IV)位置的にJRプレートの位置を少し移動つけ直し傷が目立たないようさせていただきました。
中間台車につきましては動き方は自由に動く必要がありますので特に異常はこざいません。
ちなみに,依頼時に記入した症状は以下の通り。
2エンド側台車の破損,排障器の歪み,カプラーの脱落,中央台車のゆるみ,金属部の歪み(手すり等前面部)
今回の修理前検査では,このほか1エンド側のスカート(排障器)ステップも破損していたと記載されている。
以上の故障は,上記:作業内容(I)-(III)にあるように,しっかり修理してもらえたようだ。
また,依頼時に気付かなかったが,(iv)2エンド側JRプレート付近に傷があったようだった。これも,依頼時には記載しなかったが,トミーテックさんが気を利かして直してくれたようだ。
なお,中間台車がグラグラするな~と思っていたのは,購入当時からそうだったようだ。基本的にユニトラックに載せていることがほとんどで,台車部分をじっくり見る機会がなかったから,このグラグラが故障したのかと思ってしまった。実際には,これくらい自由に動かないと,半径の小さいカーブをうまく曲がれないのだろう。
トミックス修理代金
以上の修理にかかった費用は以下の通り記載されていた。
- (I)スカート:600円×2+技術料1000円=2200円
- (II)動力台車組:2400円×1=2400円
修理代金小計は4600円。これに消費税(460円)を加えて,合計5060円だった。
(III)2エンド前面の手すりおよび解放テコにおける歪みの修正と(IV)JRプレートの取り付け位置修正は,無料で作業してくれたようだ。このあたりの作業は,消費者自身でもできるだろうから,お金はとらないよ~ということだろう。
修理代金のみならず,別途
- 発送料:770円
- 代引き手数料:330円
も加わって,合計代金は6160円となった。
故障した車両を段ボールに詰めて送るだけで,1カ月くらいで綺麗に直してくれる。しかも,自宅まで返送してくれて,この価格。
一生飾って・走らせて遊べるものを,この価格で直してくれるなら,全然安い。
丁寧に梱包された車両本体
書類を一通り見終わったところで,いよいよ車両本体と対面。
まずは,段ボール箱から,外箱を取り出す。
発送時と同じか,それ以上に丁寧に,プチプチで梱包されていた。
箱の上の真ん中に置かれていたのは,修理作業中に取り外された台車やスカートだった。一応,ユーザーの方に戻してくれるみたい。
プチプチを慎重に剥がし,外箱を開けると...購入時の保護袋に包まれたEF64-1000の姿が!1か月近くの「入院」を経て,久しぶりの対面。
はやる気持ちを抑え,心を落ち着けて開封する。
修復されたEF64
開封したら,ディスプレイ用のユニトラックに載せてみた。
本棚の上から落として破損させたときは,ユニトラックにすら載らない絶望的な状態だったけど,,トミーテックさんの修理によって,しっかりとユニトラックに載るようになった!
ユニトラックに載せられたEF64-1000をじっくりと見ていく。
まずは車両側面。2エンド側の台車およびスカートは,新しいものに交換されている。購入当時の状態にばっちり戻っている。
JRプレートの位置も少しずらして傷が目立たないようにしてくれたみたいだが,ちょっとここだけはわからなかった。修理前すら気づかなかったのだから,これはまあ仕方ないといえる。
全体像を引きで見てみるとこんな具合。
パンタグラフも,修理前と同じようにしっかり上がる。
一部真鍮によってつくられていたエンド前面の部品(手すり,解法テコなど)の歪みも,しっかり修正されていた。
プレステージモデルは,この部分の作りこみが大変すばらしい。しかも,走らせたりディスプレイしたりするときに,もっとも目に入る部分なので,ここが修正されてよかった。
最後に1エンド側。
こちらは,2エンド側と同様,スカートが交換され,綺麗なものに変わっていた。カプラーもしっかりついていて,短いタキと連結できる。
以上のように元通りになって戻って来たEF64-1000は,タキ1000 2両の牽引役に復帰した。
現在は,以前と同じように,本棚上線の主力機として活躍している。
以上,トミーテックの修理サービスから,修理に出していた鉄道模型が戻って来た話でした。
事前に依頼した症状はもちろん,検査時に見つかった不具合まで,きっちり修理してくれていたおかげで,車両は故障前よりいい状態になって戻ってきました。修理期間も1か月ほどと,当初予想していたより早く帰ってきて,総じて満足度の高い修理サービスでした。
またお世話になることのないよう,車両は大切に扱うことにします!が,もし何かあれば,また利用しようと思います。
トミーテックさん
ありがとうございましたm(_ _)m
☆☆☆今回紹介したサービス☆☆☆