鉄道模型の修理にトミーテックの修理サービスを利用してみる

記事内に広告が含まれています。

TOMIX(トミックス)のHOゲージを,ディスプレイしていた棚から落下させて壊してしまった。落としたのは,EF64+タキ1000の編成。このうち,タキ1000については,車輪が外れたのみで,自力で修理できた。

一方,EF64の方は自分の手で修理できないレベルで破損していた。高価で思い入れのある車両なので,プロの手によって修理してもらえたら,それがイチバンいいと思って,トミーテックの修理サービスを利用してみることにした。

この記事では,

  1. 故障した車両の状態
  2. 修理可否についてトミーテックへ問い合わせ
  3. 修理に必要なもの
  4. 梱包・発送のようす

を紹介する。

スポンサーリンク

トミーテックの鉄道模型修理サービス

今回,修理に出すのは,トミックス製のEF64-1000形電気機関車(JR貨物,プレステージモデル)[HO-173]だ。

タンク車を連ねて,山深い中央西線へむかう姿に惚れて,購入した。

修理に出すことになった要因は,,,ディスプレイしていた本棚から,ついうっかり車体を落下させてしまって,自分の拙い技術では修理不能になってしまったからだ。

EF64が故障した!

故障個所は,車両下部の台車部分に集中していた。

まずは,2エンド側の台車周り。

排障器が車体床板から剥がれてしまって,台車側へ歪んでしまっている。

排障器にあったはずのカプラーも,緩んで脱落してしまっている。

これにともなって,プレステージモデル特有の,車体前面にある金属部品も湾曲してしまっている。

次は,車体中央の台車。ここは,台車側面についているスプリングの部品が,車体側面(製造メーカのプレート下)から脱落してしまっている。これによって,台車自体がユルユルになってしまっている。

2エンド側の台車にも被害があった。中央の台車では,外れはすれども台車にはくっついていたスプリングが,ここでは完全に脱落していた。

落下の衝撃が,台車をゆがませてしまったのか,明らかに元の状態とは違っていた。車輪と台車とを固定する部分が,上方向にゆがんでいて,前輪の車軸が露出していた。ここが歪んでいたせいで,線路にすら乗せられなくなった。

確認できた故障箇所は,ざっとこのような具合だった。台車周りは,新しく部品を購入すれば,修理できなくもなさそうだけれど・・・動力にかかわるデリケートなところだし,自分には技術が全然ないので,プロの手によって修理してもらった方がいいとの結論に至った。

そこで,トミーテックに修理サービスがないか調査してみると,お客様相談室に修理サービスがあった。

トミーテックに問い合わせ→修理可能

公式ページから修理サービスについて見てみると,

トミックス製模型の修理にあたっては,以下の条件が必要であることがわかった。

  • 製造打ち切り後3年以上経過していないこと
  • 自身の手で加工・塗装が加えられていないこと
  • 他社製の部品やパーツが取り付けられていないこと

また,故障の場合は,主要部品があることも必要なようだった。今回は,幸いにして,脱落した部品や故障していない主要部品は手元にあった。上記の条件も満たしていたので,手元にあるEF64は修理してもらえそうだ。

修理品の送付先は,修理サービスのページに記されていたが,いきなり送って「修理できない」で突き返されると面倒だ。実際,修理サービスページ内には以下のような記載があった。

修理が必要な場合、あるいは故障箇所が不明な時は、お買い上げ店または直接トミーテックへご相談ください。

トミーテックのメールフォームから,必要事項(氏名や住所,品番,JANコード,保証書の有無など)および現状を記したうえで,修理できるかを問い合わせてみた。

そしたら,問い合わせの翌日に,以下の通り返信があった。今回の症状であれば,有償修理が可能なことが確認できた。受付番号も発行された。

このたびお問合せいただきました症状につきましては
下記要領にてお送り頂きましたら、有償修理を承ることが
可能でございます。

 ◆修理のご案内◆
  https://www.tomytec.co.jp/support/syuri.html

【宛先】
 〒270-0135
  千葉県流山市野々下1-355
  トミーテックお客様相談室 トミックス係
   TEL:03-3695-3161(代)

 ◆修理依頼シート◆
  https://www.tomytec.co.jp/img/support/tomixsyuuri.pdf

  ※修理依頼シートに必要事項と受付番号T00014658をご記入頂き、
   送料ご負担にてお送りください。

メール末尾にあるように,「修理依頼シート」に必要事項を記入して,送料負担で製品を送ればいいとのことだったので,さっそく修理依頼シートのPDFを印刷して,記入することにした。

修理依頼シートに必要事項を記入

シートに記入が必要な項目は以下の通り。

●修理を依頼される場合に、明記していただきたいポイント
1.品番、製品名
2.ご購入年月日
3.その製品の不具合箇所と状態
4.どこまでの修理を希望されるか、具体的な内容、また、お見積もりの希望があるかどうか(お見積もりは有料となります)
5.お客様の郵便番号、住所、お名前(フリガナ)、電話番号(日中連絡可能な番号)、受付番号(事前にお問い合わせ済みの場合)

実際にシートへ記入した内容は,以下の写真のとおり。

「不具合箇所および状態」には,2エンド側台車の破損,排障器の歪み,カプラーの脱落,中央台車のゆるみ,金属部の歪み(手すり等前面部)と記入した。

また,「ご希望される修理内容」には,破損・故障している部分の修理もしくは交換により,購入時の状態(自走可能なよう)にしてほしいと記入した。

また,見積もりについては「不要」とした。

記入後,シートに書いてある注意事項を再度確認して,梱包にとりかかった。

厳重に梱包→ヤマト(発払い)にて発送

EF64と,説明書,破損したパーツ,付属品等をすべて購入時の箱に入れ

この箱をプチプチとプラの袋で包装。

次に,包装された箱を,段ボールへ詰める。隙間はいらない紙をくしゃっと丸めて詰めておく。念のため,ガムテープで箱が動かないようにしておく。

よし,あとはこれを閉じるだけ…..と思って,段ボールをガムテープで閉じようとしたところで,「修理依頼シート」を入れ忘れていることに気づいた。危ない危ない。

はい,ちゃんと入れる。

この状態で段ボールをしっかり封した。

段ボールには,ユニクロで服を買って,配送してもらったときのものを再利用した。

修理センターへの送付には,製品破損防止の観点から,宅配便または「ゆうぱっく」の使用が推奨されていたので,ヤマトの宅急便(発払い)で送ることにした。

ヤマトのページからログインして,事前に送り先を入力して,下宿まで集荷依頼を出した。

集荷は予定通り来てもらって,その場で発送料を支払った。最近はQRコード払いもできるようで,楽天Payでサクッと支払えた。

以上のように,無事にEF64を修理センターへ発送できた。

修理費用・期間など

今回の記事執筆時点では,製品を送付したところまで紹介した。

修理費用については,製品が戻ってきてから紹介するが,公式ページには以下の通り記載があった。

修理費用につきましては、修理完了後に点検技術料+交換パーツ代+発送料+代引き手数料の合計の税込み金額をご請求させていただきます。お支払の方法につきましては、代引き(荷物のお受け取り時にお支払い)となります。

修理費用のめやすについては,修理案内ページに代表的なものが記載されていたので,ここを参照すると,おおよその金額が見積れるかもしれない。

また,修理依頼シートにおいて,有料の見積もりを「必要」とすると,修理前に金額の見積もりができるようだ。私は有料の見積もりを希望しなかったが,もし,金額を知ってから修理するかどうかを見極めたい人は,この有料見積もりを希望するといい。

修理期間についても,以下の通り記載があった。だいたい4~6週間,すなわち2か月みておけばよさそうだ。

製品ご返却までの期間につきましては、通常お荷物が届きましてから4週間~6週間程度頂いております。(弊社に直接修理品をお送りいただいた場合)なるべく早くご返送できるようにさせていただいておりますが、修理品の状態や時期によっては長く掛かる場合もございますので、予めご了承ください。

ただし,修理に必要な部品の在庫がない場合は,当然プロの技術者であっても修理できない。

自走可能な状態まで修理されて戻ってくるよう,祈りながら待つしかない!

そんなわけで,EF64は,2か月弱の「入院」となりました。また,戻ってきたらブログにて紹介しますね。

(おわり)

【2022.7.3追記】

1カ月後に修理から戻ってきました。すっかり元通り!

トミーテックの鉄道模型修理サービスからEF64が帰ってきた!

☆☆☆今回紹介したサービス☆☆☆

修理のご案内|お客様相談室|株式会社トミーテック

関連記事:タキ1000形の修理

タキ1000形の修理のようすについては,以下の記事をご覧ください。

>>TOMIX製タキ1000形(HO)のはずれた車輪を取り付け

タイトルとURLをコピーしました