小田急はマニアの心をくすぐる【出張記#12】

3月下旬に神奈川の県央地域へ出張した。前泊も含めて3泊4日の出張。県央は,十分日帰りできるところなのだけれど,毎日の用事が朝早くからあったので,泊りがけでの出張となった。

横浜・川崎,さらに東京方面へはよく出かける。一方で,県央地域へは,引っ越してきて1年を経ても,ほとんど行ったことがなかった。県央から県西・湘南エリアへのアクセスには,小田急を使うのが便利だ。上述のように,県央へはほとんど行ったことがないので,小田急にはまともに乗ったことがなかった。

初日の前に前泊日があったので,この日に休みをもらって,ちょっと早めに目的地まで行ってみた。乗車したのは,「快速急行」小田原ゆき。快速急行という種別は,いかにも速そうでよい。実際小田急では,「快速急行」が,特急を除いて最速達の種別である。

快速急行を本厚木駅で下車。独自の種別分けは,私鉄の魅力の1つだと思っている。

私鉄各社では,長い歴史があるJR(ルーツは国有鉄道)とは異なり,このような独自の列車種別を導入していることが多い。地元密着型の鉄道として,種別を細かく分けることによって,沿線の利用者が便利に使えるようにしている。

さて,前泊日の翌日からは,3日間にわたって出先へと赴いた。ホテルの場所の都合で,毎朝,短い区間だけ小田急に乗って通勤することになった。いずれの日も朝の6時台にホテルを出発して,小田急の電車に乗った。この時間帯の小田急は,上述の快速急行だけでなく,マニアの心をくすぐる電車を走らせている。冒頭の案内表示の写真がそれで,着目したいのは6:47発の「通勤準急」我孫子ゆきだ。

出典:小田急電鉄「路線図・駅・時刻表」URL:https://www.odakyu.jp/station/(アクセス:2026/4/19)

小田原線を走る電車の多くは新宿をターミナルにするところ,通勤準急は代々木上原で地下鉄千代田線に入る。そこから,綾瀬・北綾瀬,さらには一部の電車が,JR常磐緩行線の松戸や我孫子まで走るのだ。新宿ゆきの列車が案内されるところに,常磐線(千葉県)まで走る列車がいることに驚愕した。この電車には,3日間を通じて少しだけしか乗車できなかったが,首都圏の通勤電車の懐の深さを垣間見たような気がした。もちろん,首都圏のほかにも,広域を股にかける普通列車というのは存在する(JR西では新快速,JR東では湘南新宿ライン・上野東京ラインなど)が,小田急の通勤準急は,速達性を売りにしていないにも関わらず,神奈川県央から東京を経て千葉まで走り抜けるという点で,異端だと思う。

なおインターネット上には,「通勤準急」について詳しいレポートが掲載されているので,この種別の何が面白いかについての説明は,そちらに譲りたいと思う。

最終日の帰りは,ホテルまで戻る必要がなかったので,相鉄に乗って横浜経由で帰宅した。相鉄については,以前に全線乗車したので,詳しくは下記の記事を参照。

関連記事 相鉄全線乗りつぶしの旅

今回は主に小田急の普通列車に乗ったが,小田急といえばやっぱりロマンスカーが有名。乗り換えを待つ間に,何本かのロマンスカーを見かけた。前泊の日には乗車することができなかったので,機会を作って新宿から小田原まで乗ってみたいと思う。

ロマンスカー同士のすれ違い。いくつか種類があることは周知の通り。機会を作って乗りに行きたい。

(おわり)

関連記事 地下鉄の洗礼【出張記#2】

関連記事 【京急】八ツ山跨線線路橋(品川第一・第二踏切)


カレンダー

2026年4月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930