学部3年の頃まで,個人用のTwitterアカウントを持っていた。
これを学部4年に上がる前にやめた。あと,スマホに入っていたTwitterアプリもアンインストールした。
ブログ用のアカウントも,この時期から徐々につぶやくのを減らして,タイムラインを追うこともやめた。ついでに,Chromeアプリもアンインストールして,外出先からブログ用アカウントにアクセスできないようにした。
こんな感じでSNS(主にTwitter)をやめてから2年経った今振り返ると,SNSをやめたことでいろいろポジティブな発見があったな~と思うので,ここに書いておく。
自分のやりたいことが明瞭になった
TwitterのTL(タイムライン)に流れてくることは,基本的に他人や企業が考えたことだ。
暇な時間にそれを眺めていると,気づかぬうちに,自分の思考が他人のそれに浸食されていってしまう。
Twitterをスマホからアンインストールすることで,そういう余分な思考が,脳内へと入ってくる機会がうんと減った。
その代わりに,自分のやりたいことが明瞭になった。
他人のやっていることは,その人の環境や能力に応じたものであって,それが自分の最適解になるかというと,そうではないと思う。
自分がやりたいこと・進みたい方向の最適解というのは,Twitter上にはない(ヒントはあるかもしれないけれど)。
結局は,自分で考えて,何か作ってみること,やってみることが,やりたいことをみつける一番の近道で,その先に最適解があるのだろうと考えている。
関連記事: 結局いちばん面白いのは「つくって」「考える」こと
外出先でスマホを見なくなった
Twitterのアプリは,暇つぶしに最適だ。TL(タイムライン)に流れてくる有名人・知人の近況や現況をみているだけで,時間をつぶすことができるからだ。
Twitterのアプリをアンインストールしたら,外出先でほとんどスマホをみることがなくなった。
おかげで,外出先での用事に集中できるし,移動中でも外の景色を眺めてボーッとすることができるようになった。
研究室の居室で,お昼休みにごはんを食べるときも,先輩と世間話に花を咲かせられるようになった。(世間話ってどうでもいいように思えるけれど,実は意外と面白い情報源だったり,話のネタが転がっていたりするのです!)
まとめ:趣味も研究も「隣の芝生は青い」
世の中にはすごい人がいっぱいいる。これは,このブログに書いているコンテンツである,趣味の世界でも,研究の世界でもそうだ。
趣味の世界であれば,自分の好きなことをとことん突き詰めて,それを何年も,お金もたくさんかけて続けているような人がいる。
研究の世界であれば,マルチな才能を発揮して,世界の最先端を行くような研究をしている同級生がいる。
Twitterをはじめとした,知らない人と交流できるツールには,そうしたすごい人が発信した情報があふれている。しかも,そういった少数の成果が大きく見えて,普通に見えてしまう。
でも,こういったすごい人は,実はごく一部であることを忘れてはいけない。そもそも,Twitterをはじめとして,インターネットを有効活用できる人口ボリューム自体が,マイノリティなのだ(東京を除いて)。
どこの世界でも「隣の芝生は青い」。特に趣味の世界は,自分さえ楽しければそれでいい。凄い人の境地(それは一見,趣味の”正解”に見える)にたどり着く必要はない。マイペースでやっていけばいいのだ。
趣味の情報収集のためのTwitter活用というのは,マイペースで趣味を楽しむには結構刺激が強いのでは?と最近思っている。「趣味が楽しめない…」という人は,もしかしたらTwitterで「隣の芝生」を見ているからかもしれない。