【SNS時代】「よそはよそ、ウチはウチ!」で生きていく

現代は人の目を気にする社会だ.

いつからかTwitterやFacebookやYouTubeが登場して,今までになかったほどのスピードで他人の生活が視野に入る時代になった.

そんな時代に,自分本位で生きていくにはどうすればいいか?ということを最近よく考える.

SNSによって脳内が他人の思考ばかりになっている気がするからだ.

理系の人間として生きていくためにも,別に文系でもいいけど,「考える」ということはこれからの時代にとても大切なこと.AIに取って代わられない仕事は「人間がアタマで考える必要がある仕事」だ.

そうやって「考えて自分本位で生きていく」ための思考が

「よそはよそ,ウチはウチ!」だと考える.

SNSは面白いけど

SNS (特にTwitter)というのは,人間の欲求にピタリとはまる,考えようによっては非常に恐ろしいツールである(もちろん使い方によってはめちゃくちゃ便利).

暇な時間にスマホをつければ,後はアイコンをタップするだけで

  • 他人が今考えていること
  • 日本で話題になっていること
  • 折れるけどレベルの低い情報
  • 偏った考え方
  • 有名人のつぶやき(情報量は少ない)
  • 他人がリツイートしたこと

これらの情報がいちどに目の前に流れてくるのだ.

有益な情報なら万々歳だけど、おそらくほとんどの情報(すべてと言っても過言では無いかも)が「二次、三次…の情報」か「他人の脳内の思考」であって、取捨選択の必要性すらない質の低い情報ばかりだ.

でも,(人間とは恐ろしいもので)こういう情報は気になって気になって仕方がない.

また,面白い情報でもある.

だからみんなTwitterを使っているし,ここまでの規模になっているのだと思う.

かく言う自分も,他人の何気ないつぶやきは,意外と楽しんでいるし気になることが多い.

SNSに奪われるモノ:時間・思考体力

しかし,よく考えてみれば,

TwitterなどのSNSを眺めている時間においては

「正しい情報」を浴びているのではなく

ただ他者の思考を自動的に疑いもなく」浴びているに過ぎない.

情報は入るけど役には立たない.

 

つまり,SNS時間を食うだけではなく、自らの思考回路にも入り込んで思考回路の容量をグングン使い込んでいるのだ.

偏見だらけの情報や,

どうでもいいことに脳内を支配されてしまっては,

(人間の脳みそなんて所詮たかが知れているので)
すぐにメモリがいっぱいになってしまう.

できることもできなくなる.

他人の考えた発言(それは吟味もされていないし、整理もされていない)が,

いつの間にか自分の思考回路の真ん中にどっかりと居座って離れなくなって,やがて自分の行動に影響及ぼす危険性もある.

だから,SNSは,娯楽として使うには最低レベルのモノであり

また,正しく使うには最高強度のフィルタリングが必要だ.

しかし,それでもやっぱり他人のことが気になるのが人間というもの.

 

じゃぁ,他人の行為言動に流されず,ちゃんと自分の頭で考えて脳のメモリを節約しながら生きていくにはどういう思考が必要か.

TwitterやFacebookを,ただ眺めるだけの状態から脱却するにはどういう思考が必要か.

それは「よそはよそ、ウチはウチ」思考であると考える.

「よそはよそ,ウチはウチ」

僕は小さい頃よく母親に言われた.

よそはよそ、ウチはウチよ

と.

軽い言葉だけど,気楽に,自分本位に生きるためにはものすごく本質をついてる言葉だ.

よそ(他人)と比せずウチ(自分)でしっかり立って歩く.

周りを気にする前にまずは自分で考えろ!ということだ.

決して裕福な家ではなかったけれど,両親は自分のために一生懸命働いてくれて,好きなことを思う存分やらせてくれて、大学にまで入れてもらった.

その根底にあったのが「よそはよそ,ウチはウチ」精神だったに違いない.

自分で考えて,行動して,「絶対的」な価値観で昔した出来事を評価する.

「相対的」ではなく「絶対的」.

何をするにも最後は「自分で」生きていくのだから,何事も自分の価値観を大事にすべきだ.

 

この言葉は,さまざまな単位に当てはめられる.先に挙げた「自分」と「他人」,元々の意味に近い「自分の家族」と「世間一般の家族」,もっと広げれば「自国」と「他国」…

となりの芝生は青く見える

けど「よそはよそ,ウチはウチ」を念頭に,自分本位で割り切って考えれば,周りのことは気にならなくなるのではないだろうか.

質の高いインプットとアウトプット

他人の思考や口が止めどなく流れてくるSNSに浸って,

羨望,共感,嘲笑,優越を感じる時間があるなら

その時間(とエネルギー)を使って

もっとより良い情報,質の高い情報(雑誌でもまだマシ,本・教科書・新聞)に触れて

有益な情報インプットするなり

はたまた自分が情報発信者になってアウトプットするなり

とにかく質の低い情報に受け身的に流されないことがこれからの時代は大切だと思うし,自分もそれを意識して生きていきたい.

まとめ:自分のアタマを武器にする

やっぱり人間のアタマって強い.

どんなことに対してもいろんな考え方ができるし,自分で考えればなんでもできる.

だから周りと比較することだけに終始するのではなくて,できるだけ自分で考えて,考えて考えてまず自分なりの結論を出してみることが大事.

よそはよそ,ウチはウチ.

周りのことは気にしすぎない!