身体は割と丈夫な方で,これまで大病や大けがはしたことがない.
が,冬から春にかけての季節の変わり目になると,よく体調を崩す.
1年間の疲れがドサッと出るのか,それとも体が三寒四温の温度変化についていけないのか,理由はわからないけど,風邪のような症状がでて2,3日寝込むのが春の恒例行事だ.
昨年,一昨年は自転車で走り回っていたので寝込むことなく健康だったが,
今年はもれなく頭痛と高熱に襲われ,3日ほど寝込んだ.
実家にいるときでよかった・・・
季節の変わり目,熱風邪
3月も終盤に差し掛かってきた.
頭痛と高熱に襲われたのは,名古屋へ帰る予定だった日の午後だった.
翌日には名古屋へ帰る予定だった日の午前中,特に体調が悪いということはなく,いつも通りだらだらと過ごした.
午後からはだらだらするのに飽きてきた.
春本番の陽気だったので散歩しに出かけた.
散歩してると頭が痛くなってきた・・・
帰省中は運動不足だったので,ちょっとバッティングセンターでも行ってみようかということになった.バッティングセンターは家から数キロ離れているが,散歩がてら川沿いや住宅街を歩いて向かった.
この長距離散歩が祟ったのか?途中で耳の後ろに,ずきんずきんと痛みがやってきた.
まあ,頭痛はたまにあることだから,気にせずバッティングセンターに行ってひとりで遊んでいたら
バッティングセンターを出るころには猛烈にしんどくなっていた.なんというか,体がだるいのだ.そして頭痛もだんだんひどくなってきた.
自分の風邪のひきはじめは,だいたいのどの痛みなのだが・・・今日はいつもと違う.頭痛と体のだるさがひどい.が,のどの痛みや鼻水はない.
なんとか家に向かって歩いていくが,歩くほどに体がだるくなり,ついには歩くのもしんどいほどに下半身が重くなってきた.
これはいけない,と電車に飛び乗ってなんとかかんとか自宅に戻った.
もうしんどすぎて家に帰ったらすぐに横になった.熱をはかるのすらわすれていたが,体感的には39.0℃近くありそう,,,
ぐったり寝ていたところに母が帰ってきて,体温を測ると39.0℃もあった.僕の体感は正しかったようだ.
どうせ,季節の変わり目にやってくるいつもの風邪だろうと,僕は思っていたが,
心配性の母は,病院へ連れて行ってくれた.
病院へ直行,しかし
病院へ入ると,コロナ対策のために隔離された.板仕切りで仕切られたスぺースで座っていると,問診のために看護婦さんがやってきた.
頭痛と熱がひどいものの,咳や鼻水,下痢はありませんと伝えると,「これなら(コロナの)心配はありませんね~」と看護婦さん.たしかに,コロナウイルスの典型的症状である咳はないし,下痢もない.
しかし高熱があることには変わりないため,診察まで引き続き隔離スペースで待った.
***
予約患者が優先のため,結局1時間弱待った.待っている間,とにかく頭が痛くてだるかった.締め付けられるような痛みが,高熱によって早くなった脈がドクンと打つたびに,やってくる.椅子に座っているのはしんどい,これなら家で寝てた方がよかった・・・
ようやく順番がやってきて,診察を受けた.
診察では,コロナの疑いがあるため,いろいろ質問された.いつ帰省したのかとか外出はしたのかとか.
内科医の先生はかなり考え込んだ結果,「ストレスか過労ですかね・・・?たぶん熱性の風邪でしょう.よく水分とって寝てください」という診断結果を下した.コロナはおろかインフルの検査すらしなかった.
頓服薬だけ出してくれたが,それ以外の薬は特になかった.
やっぱり季節の変わり目に起こる,毎年恒例の風邪だな~・・・と思いながら自宅に戻って,ぐったりと横になった.
頭痛ってつらい・・・
この日の夜は頭痛にうなされた.
「知恵熱」のような体調不良だったのか,思い当たる原因は特にないのに頭痛がひどかった.
これまで,風邪をひいたときは鼻水やのどの痛みが主な症状で,頭痛はほとんど経験したことがなかった.
頭を細いひもでギュっと締め付けられるような痛みが,一晩中続いた.頭痛ってこんなにつらいのね・・・鼻水や咳のほうが全然マシだ.
翌朝には,頓服薬が効いたのか,締め付けるような頭痛はおさまっていた.が,全身のだるさはとれず,頭の鈍痛は残っていたため,予定していた名古屋への移動は延期となった.
まあ,急いで名古屋へ帰る用事もなかったし,「そんなにいそいで帰らなくてもいいんじゃない?もうちょっと実家でゆっくりしていきなよ」と,神様が諭してくれたのかもしれない.
翌日も日がな一日,ラジオを聴いたりぼーっとしたりして,布団の上で過ごした.母が料理を作り置きしていってくれたので,食事には困らなかった.
もし下宿でこんな風邪をひいたら,誰も助けてくれない.実家にいる間でよかった.
3日ほどで回復
翌々日になると頭痛はほとんどなくなり,熱も下がった.
引き続き家にいたが,布団の上から起き上がってTVを見たり本を読んだりできるまでに回復した.
回復するまでの間に,鼻水や咳の症状が出ることはなく,頭痛と熱にのみ苦しめられた結果となった.
季節の変わり目に注意
冬から春にかけての季節の変わり目には,これまでも熱を出して寝込むことがおおかった.
ぱったりと,スイッチが切れるように熱が出るのだ.
1年間,風邪等ひかず元気にすごしても,この時期になると決まって体調が悪くなるのだ(今回のように頭痛はないが・・・).
「頑張りすぎるなよ~」と,体が新年度へ向けて訓示(SOS?)を出してくれているのかもしれない.
***
原因は,たぶん「1年間の疲れ」かそんなところだろう.
あるいは,長時間iPadやiPhoneを眺め続けたことか.
することがなくて暇なので,ついついiPadを寝転がった悪い姿勢で見続けてしまう.それも悪かったかもしれない.
あるいは,イヤホンで長時間音楽を聴いていたのもあるかもしれない.最初の頭痛は耳の後ろあたりだったし.
実家にいる間はぼんやり過ごしていて,勉強なんて一切してないので,「知恵熱」はないだろう(症状は知恵熱そのものだったが・・・?)
まとめ:デジタル機器はほどほどに
回復して,2,3日ぶりにiPadやiPhoneを見ていると,30分ほどで目の奥やこめかみのあたりがじわーっとする感覚があった.頭痛の原因は,長時間ブルーライトを悪い姿勢で浴び続けた結果の,首や背筋まわりの血流悪化だったのかもしれない.
ブルーライトって,やっぱり人間の体には悪いものだ.
定期的に休憩をとったり,姿勢に気を付けたりして,使い過ぎには気を付けよう.
あと,季節の変わり目の温度変化にも注意しよう.
身体について,余談
そういえば,今年の春は,花粉症の症状がまったく出なかった.
小さいころから花粉には敏感で,毎年2月中旬から3月下旬は,鼻水・くしゃみ・目のかゆみとの闘いだった.耳鼻科にかかって薬をもらわないととてもやっていけないような症状がでるのだが・・・
今年はそれがほとんどなかった.
花粉の飛散量が少なかったのが原因なのかもしれないが,もしかしたら花粉症が治ったのかも・・・なんて思ったり.
花粉症って治るものなのだろうか?それは怪しい.平年並みの飛散量になってみないとなんとも言えない.
でも,治る治らないは置いておいて,耳鼻科にかからずに済んだのはうれしかった.来年はどうなるだろうか.
ともかく,今年度も健康第一で.
おわり.