【読んだ】モチベーション革命|理想の生き方を自分なりに考えてみた

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先日購入したKindleで、Prime Readingの読み放題サービスにあった

モチベーション革命~稼ぐために働きたくない世代の解体書~

(著:尾原和啓)

読みました!

自分なりの”理想の生き方”

について考えさせられたので、ここにまとめておきます!

あくまでも現時点での考え

”理想の生き方”と書きましたが、あくまでも本を読んだ現段階での僕の考えです。

これはこれからもどんどん変わっていくものだと思っています。

つまりは選択肢のひとつにすぎないということです。

 

そんなふうに思って読んでいただけると嬉しいです。

4つの観点

まず、僕が読了して考えた”理想の生き方”を4つの分野に分けて紹介していきます。

その4つは

  1. お金
  2. 趣味
  3. 仕事
  4. 物事の考え方

この4つです。

お金

結論:ある程度使ったら、残りはどんどんほかの人のために使う

お金に関する現時点での結論です。

若い世代は「意味合い重視」

この本の中にこんな一文があります。

金銭的な快楽よりも”意味合い”を重視

筆者の尾原さんは、今の若い世代のことを「乾けない世代」という独特の言い回しで表現しています。

その「乾けない世代」の大きな特徴の1つがこの

意味合い重視

だと述べているのです。

 

今の若い世代の人たちは、生まれた時から周囲の環境が昔に比べて非常に充実しています。

それゆえに、上の世代の人たちが求める金銭的な快楽よりも、物事に対する「意味合い」を重視するのです。

意味合いとは?

ここでの意味合いとは、

物事の存在意義や価値

だと僕はとらえました。

”金銭的な快楽”といえば、どちらかというとラグジュアリーな物事

たとえば

  • 高級車を買う
  • 高級レストランで好きな人と食事をする
  • ギャンブルにお金をつぎ込む

こんなことだと思います。

今あげた物事って、「自分以外の人に対して」という点からみると、

実はそこまで深い意味合い=価値はないと思うのです。

「意味合い重視」でお金を使う

「意味合い重視」の若い世代代表で、この本にはFaceboook・CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が取り上げられています。

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彼は何兆円という資産を築きながらも、生活は至って質素。

しかもその巨大な資産の大部分を財団設立の資金に回したのです。

筆者は

彼は「世界をよりオープンで、みんながつながりあえる場所にする」ということに「意味合い」を感じ、仕事でもプライベートでもそれに向かって「没頭」している。・・・

彼にとって世界で一番大きな「意味合い」を感じることに向かっているのです。

と述べています。

これって僕たち「乾けない世代」の可能性を指し示していることになる、と思うのです。

僕も他の人の役に立ちたい!

僕は、先のマーク・ザッカーバーグ氏の例のようなお金の使い方にすごく魅力を感じました。純粋にかっこいいと思いました。

家や車、生活は質素なものでいいから、意味合いがリッチなことにお金を使いたい!

そう感じたのです。

そう、つまりは「他の人のためにお金を使う」ことが現時点での理想のお金の使い方です。

趣味

結論:没頭してみる

先ほどの「お金」と比べると、えらく抽象的になりましたが、一応結論です。

人類の使命

最近はAIの台頭で、徐々に人間の仕事がAIに取って代わられつつあります。

そんな中で、人間にできることは何だろう?

人間にしかできないことは何だろう?

そう考えた時に

「趣味」

って一つの答えになるのです。

非効率な「好き」こそが次の産業

筆者もこう述べています。

つまり、

好きなことを思いっきり偏愛することは人間にしかできない

それはすなわち、

好きなことから産業・仕事・イノベーションを興すのも人間にしかできない

ということだと思います。

まずは、やってみる

僕は今、大学生という身分です。

つまり、人生で一番自分の時間が持てる時期なのです。

この時期を生かして、とにかくやれることをどんどんやってみようと思います。

最近、カメラに興味あり

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そしてその中で自分にあった趣味趣向を見つけていく、それに没頭していくのがこれからの理想だと結論付けました。

仕事

結論:得意を生かせる仕事・給料をもらえなくても続けられるライフワークに就く

これは「趣味」よりも具体的に結論付けました。

かなり高い理想に感じられますが、僕は「乾けない世代」こそ実現できる理想だと思うのです。

 「好き」を仕事にできる

先ほどの「趣味」のところで書きましたが、僕たちの世代はこれからAIという新しい仲間と共存していかなければならないのです。

これまで仕事として扱われてきたものが、なくなるかもしれない。

そういうと、少し後ろ向きになりがちですが

ポジティブに言い換えれば、

今まで仕事として扱われなかったものが、逆に仕事になる可能性もある

と考えれられます。

ここで強いのは僕たちの世代。

インターネット関連、仮想通貨やブログ。今まで上の世代が見向きもしなかったようなことに活路を見出す若い世代がたくさんいらっしゃいます。

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僕たちの理想は、自分の「好き」に思い切り偏愛して、

その中から自分の生涯を左右する「ライフワーク」を見つけることだと思うのです。

物事の考え方

結論:何でもやってみて、ほかの人が見つけられない新しい何かを見つける

最後はまた抽象的なテーマに対して、抽象的な結論になりました。

 

ですが、これが一番大事なことだと思いました。

「乾けない世代」の強み

筆者は本書の中で、SNSで話題を呼び大ヒットした2つの映画「シン・ゴジラ」・「君の名は。」を持ち出して、

僕たち「乾けない世代」の強みをこう表現しています。

(SNSから複雑な伏線が話題に登り、何度も映画を見る人が多くなり、そのたびに映画に対して新たな解釈が上書きされたということに対して)

これは、生まれたときから周囲がモノで溢れていた「ないものがない」世代が大好きな、既存のモノに「新しい意味」を提供することで「今あるものが全く違う魅力あるものになる」という新しいビジネスのあり方です。

この「新しい意味」を提供する

ことが「ないものがない」乾けない世代の強みになってきたのです。

”あなた発イノベーション”を起こせる

この強みってつまり、ほかの人が見つけられないことを見つけることだと思うのです。

それはすなわち「イノベーション」です!

僕たち世代が持つ強みは、イノベーションをも生み出す力を持っているのです。

しかもただのイノベーションではなく”あなた発”のもの。

 

これってすごいことだと思うのです。

僕もこの強みを生かして、”自分発イノベーション”を起こします!


ここまで、僕の考えた理想の生き方を書いてきました。

ここからは重要な内容を備忘録的にまとめておこうと思います。

”5つの幸福”とこれから必要なこと

本書の中で、「マーティンセリグマンの5つの幸福」という項目が紹介されています。

これ、シンプルな考えなのにすごく心に刺さりました。

紹介しておきます。

 

マーティンセリグマンの5つの幸福・・・

  1. 達成
  2. 快楽
  3. 意味合い
  4. 良好な人間関係
  5. 没頭

この5つです。先ほどからチラホラ出ているワードが並んでいます。

ここまで読んでくださった方ならわかると思いますが、「上の世代」と「乾けない世代」で追い求める幸福が違います。

上の世代の求める2つの幸福

上の世代が求めるのは

1:達成
2:快楽

この2つです。

上の世代の人たちは、戦後間も無い日本、自分たちの周りに何もない状態から「国」「社会」を成長させ世界と渡り合えるまでの状態に押し上げたのです。

つまり、背負っていたのは「国」「社会」という大きな枠組みでした。

それゆえとにかく「達成」「快楽」というシンプルで強い幸福を求めたのです。

乾けない世代が求める3つの幸福

一方で乾けない世代が求める幸福はのこりの3つ

3:意味合い
4:良好な人間関係
5:没頭

これらは先ほどの「趣味」「仕事」のところでも乾けない世代の特徴の中で紹介しました。

これらの幸福は、先ほどの2つ(達成・快楽)と比べると、少しスケールが下がった感じがしますよね。

そうです。

若い世代上の世代よりも小さな枠組み(「家庭」「友人」「自分」)で仕事・趣味に打ち込むのです。

違いは「環境」から生まれた

この2つの世代が追い求める幸福の違いは「環境」から生まれたものです。

つまりは変えようのない事実なのです。

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上の世代僕たちの世代では、根本的に考え方のベクトルが違うと思うのです。

世代間共通で必要なこと

じゃあ、2つの世代が共存していくためにはどうしたらいいのか?

それは

互いの「価値」「考え方」を認め合う

ことです。

求めるものがそもそも違うのだから、考え方が一致することはほとんど無いはずです。

それを理解したうえで、まずは相手の考え方を一度自分の中にいれる

それから議論を重ねる。

 

こういうことがこれからの時代は必要になってくるのだと思いました。

まとめ

今回は、「モチベーション革命~稼ぐために働きたくない世代の解体書~

の書評・僕の考えを書きました。

この本、今の大学生や若い世代にぴったりの本だと思います。

「将来に向かってのモチベーションがない」
「職場でうまくやっていけるか不安」

そういう方はぜひ読んでみてください。

きっと新たな考えに出会えると思います!

それでは!

タケでした!

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