ロードバイク用品収納の見直し(1)~不要なモノの処分と整理

いろいろと考えるところがあって,ロードバイク(※)用品の収納を見直すことにしました。

※ふだん乗っているのはシクロクロスですが,ここではドロップハンドルのスポーツバイクということで,広義の「ロードバイク」として表現しました。

今回の記事では,現在のロードバイクおよびそのアイテムの収納方法について示したうえで,そこに入っている不要なモノを整理していくようすを紹介します。

不要なロードバイク用品の処分と整理

アイテム整理のきっかけ

収納を見なおすきっかけは3つです。

  1. PCデスクを拡張するためのスペースを生み出したいこと
  2. クローゼットの断捨離を行ったこと
  3. 以前ほど乗らなくなり,スタイルに合わないアイテムが出てきたこと

1.については,これからあと4年弱は,いまの下宿にいることが決まったことをきっかけとして,ブログ執筆やリモート研究等の生産性を上げるために,デュアルディスプレイ環境を構築したいのが理由です。

外付けディスプレイやキーボードを設置するには,現状のPCデスクでは奥行・幅ともに不足しています。ただ,これ以上横幅の広いデスクを導入しようとしても,現状のままだとロードバイク用品の置いてあるカラーボックスやそのスペースが邪魔で,それができないのです。

2.については,業者さんがとある修繕作業のために下宿へ来ることがあって,半日ドアを開けたままにする必要があったことがきっかけです。

3.については…「じて(自転車)てつ(鉄道)ログ(の記録)」というブログタイトルを付けているのに,ちょっと残念にも思えますが…研究のほうが楽しくて充実していることや,コロナ禍でミニマムな荷物だけをもち,感染対策をとって走るということに億劫さを感じていること,などが理由です。

仮にまたロードバイク熱が再燃したとしても,学部時代のような「貧乏・長期・大荷物のツーリング」をすることはないと考えられます。

重装備による貧乏ツーリング装備の一例。

そうすると,キャリアやサイドバッグといった,いわゆる「キャンプツーリング」のための重装備は必要性が低いです。ロードバイク熱が再燃したときには,昨今急激に普及したバイクパッキングのアイテムを買い直して,ファスト・ライトなスタイルに移行するほうが賢いでしょう。

ファスト・ライトなツーリングスタイル。今後はこういうスタイルでの運用が中心となっていくと考えられる。

以上のような考えから,ロードバイクと,それにかかるアイテムの収納を見直すことにしました。

現状のロードバイク・アイテム収納

まず,現状のロードバイク・アイテムの収納を示します。

ロードバイク自体は床置き,「AZ(エーゼット)のメンテナンススタンド」で立てています。

そのうしろにあるカラーボックス(ニトリ)に,いろんなモノを入れています。ここに入っているモノについては,整理する段階で示します。

そのほか,キャンプ用の道具(テント・シュラフ・折り畳みチェアなど)については,ベッドの下やクローゼットの上の一部スペースをつかって収納しています。

今回の記事では,このうち,特にカラーボックス内にあるアイテムを整理していきます。

工具,スペア…とにかくモノが多い

いざ,ロードバイク用品を取り出してみると,そのモノの多さに愕然とします

自分はまだ,「ライト」なサイクリストにとどまっているので,多分,界隈ではモノが少ない方に入ると思われます。それでも,この物量。

まず,ロードバイク用品として,数が増えがち&散らかりがちなのが,工具類です。

安全な走行のための整備に欠かせない工具類は,複雑な整備を除いては自分でやることとなります。最初(ロードバイクをはじめた当初)は空気入れや六角レンチだけで済みますが,走行距離の伸長に比例して,タイヤレバー,チェーンカッター,レンチ,ナット,…それはもうどんどん増えていきます

ロードバイクというのは,結局は機械です(東海地方の一部地域では,自転車のことを「ケッタマシーン」というらしいですね,そのものずばりです)。

このロードバイクというmachineには,コンポーネントやタイヤ,ホイール,ブレーキ,サドル,ペダル,クランク,フォーク,ステム,,,と多くの部品がついています。走行性能は,これら部品の性能に比例していくので,長く・ラクに走ろうと思うと,当然これらの装備品にも投資が増大していくことになるでしょう。エンジン(つまり,人間の身体)を強くするよりも,簡単ですぐに強化できるのです。資本主義万歳。

で,これらの装備をアップグレードしようとすると,また装備品ごとに専用の工具が必要となります。結果,装備品の増強に比例して,工具の数も増えていくことになるのです。

自分の場合,工具は必要に応じて都度,バラで買っていきました。それらは,ツールケースに入っていたり,さっきのカラーボックスの段ボールへ紛れ込んだり,あるいはフロントバッグの横に入って行ったりしています。とにかく,バラバラなので散らかりがちです。

そしてもう1つ。場所をとるのが,さまざまな「スペア」たちです。

わたしはあんまり数をもっていませんが,複数台ロードバイクを所有しているサイクリストや,道具にこだわるサイクリスト,走行距離がずいぶんと長いサイクリストなどは,ここはどうしても数が増えがちだと思われます。

走行頻度が高くないホリデーサイクリストでもお馴染みのスペアといえば,「タイヤチューブ」でしょうか。私は最近,ホイールの交換にともなって,チューブレスレディを活用してチューブレスシステムの運用に切り替えました。

参照:ガチじゃない自転車乗りがチューブレスにチャレンジしてよかったこと

そういうわけでチューブの使用が(一時期※)なくなったのですが,これによって,カラーボックスには余剰のタイヤチューブが大量に埋もれていました。

オーバーホールの際,ホイール側に問題があることがわかって,現在は片方のみチューブ運用に戻っています。

そのほか,ホイールやキャリア,パニアバッグなど,フレーム形状によって異なるアタッチメントが必要なものがありますが,それらに付属してくるさまざまなスペアもありました。

完成車についてくる反射板なんかも発掘されましたね,

こんな感じで,カラーボックスには,とにかく使わないモノが多く入っていました。そこでまずは,不要物品を処分し,収納場所の整理に努めることとしました。

いくつか処分・収納場所を変更して整理

以下のアイテムは,使用頻度が低いorまったくゼロであるため,処分しました。

キャリアやサイドバッグは,今でこそ出番がありませんが,学部3年生まではツーリングで大活躍していました。なので,思い出がいっぱい詰まっていて,捨てるのは心苦しかったです。

ただ,(1) 大物故に場所をとるのと,(2) キャリア用のダボ穴の1つをなめてしまっていること,さらに,(3) 長期のツーリングに出かける頻度は高くなく,あったとしてもバイクパッキングスタイルを確立できるくらいの機材投資ができる(くらいにアイテムが普及している)環境にあることなどから,心を鬼にして処分しました。

また,もう読み返さないであろう説明書やなんにつかうかわからない付属品が大量にあったので,これらもすべて処分しました。

以下のアイテムは,いずれも使用頻度が低いため,クローゼットの上段へ移動しました。

  • キャンプ用品一式:ベッド下→クローゼット上段へ
  • シュワルベ タイヤブースター(チューブレスタイヤのビード上げ用):カラーボックス→クローゼット上段へ

また,なぜか自転車用品と一緒に入っていた,靴磨き道具一式は,玄関へと移動しました。

なぜか自転車用品と一緒に靴磨き用品が入っていた

うちの下宿の狭い玄関には下駄箱がないので,無印良品でシンク用のステンレスラックを買って置きました。

吸盤でくっつけるタイプで,このようにすると,床置きで必要なスペースを削減しつつ,誤って蹴飛ばすようなことも防げます(最近はなんでも壁付けするのにハマってます)。

玄関へと移動された革靴の手入れ道具一式。無印良品のラックが活躍中。

(無印良品のステンレスシンクラックスポンジラックは,百均等で売っている安物の吸盤付きラックより吸着力が高く,どこへでも付けられて,安定性が高いので,かなりオススメです。)

このように処分・収納場所の見直しをおこなったうえで,残っている

  • 工具類
  • スペア・清掃用具・チューブレス運用アイテム

を,別々の箱に入れました。

うちにある工具類のほとんど
整理されたスペア・工具類。

今はそれぞれ,ビンディングシューズとスニーカの空箱に入っています。今後,収納を考えていく段になったら,専用のものを買うことを考えます。

以上のように,キャリアなど,大物を処分したうえで,だぶついていたスペア類を整理したことで,カラーボックスの収納力が不要になりました。

カラーボックスがガラ空きになった

カラーボックスは大きくて使いやすい分,その収納力に甘んじて要らないものをも吸い込んでしまい,なにがどこにあるかわからない,そもそも何が入っているかも把握できない「魔境」になりがちです。

今後,要らないものを貯めこまず,かつ,丁寧でモノのありかが一発でわかるような環境にするため,カラーボックス自体を処分してしまうことにしました。

カラーボックスは,基本的に「粗大ごみ」です。粗大ごみの出し方については,以下のページで解説しているので,参考にしてください(名古屋市では,インターネット申込ができるので意外と簡単です)。

参照:名古屋に来てはじめて粗大ごみを出した

断捨離・整理後の収納状況(仮)

以上のような断捨離・整理を経て,

ロードバイクまわりは次のように変わりました。

カラーボックスにあったモノたちは,断捨離・整理によって,引っ越し用の段ボールひと箱に収まるようになりました。これらはいわゆる「一軍(走りに行く際にパッととってつけたい)」から「二軍(整備や手入れ・交換など,ある程度の頻度で使う)」に相当するモノたちです。

一方,ロードバイク自体の置き方は変わっていません。また,シューズやヘルメット・グローブといった,もっとも高頻度(というか走りに行くときはほぼ必ず)使用するモノの置き方が定まっていません。

現在の状態は,あくまでも「仮」状態として,今後もう少しロードバイク周りを整えていくことを考えています。

まとめ・今後の予定

クローゼットの断捨離も含めて,今回排出された不要物たち。モノが減るのは気持ちいい!

以上のようにして,ロードバイクに必要なアイテムたちを,実情にあった規模にまで減らすことができました。不要なモノが減ったら,一気にスペースが生まれて気持ちいいですね。

これによって,ムダに埋まっていたスペースを空けることができました。デスクスペース拡張へ向けての第1歩です。

ロードバイク周辺の収納は,まだ「仮」状態なので,今後は,ロードバイクの壁掛け・バッグ・ヘルメット・シューズ類のラック収納を検討していきたいです。

(つづく(かもしれない))

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