今年の梅雨は「梅雨らしい」天気が続き,名古屋も1週間近くずっと曇天・雨だった.
そんなモヤモヤ曇り空を,織姫と彦星が吹き飛ばしてくれたのか?
七夕は朝から晴天!
こんな日に家にいるのはもったいないな~ということで,久しぶりに鉄道撮影へ出かけることにした.
名古屋市内の撮り鉄スポットとして有名な
- JR木曽川駅付近の踏切【東板谷沖踏切】
- 名鉄枇杷島分岐点・西枇杷島駅
の2カ所で撮影.せっかく出かけるんだから・・・ということでJRと名鉄を両方撮ることに.
雨続きで自転車にも乗れてなかったので,名古屋市内にある下宿から往復60㌔のサイクリングも兼ねることにした.
激狭!西枇杷島駅
名古屋市内から10㌔ほど愛車で走ってきた.
久しぶりの晴天,まだ朝の10時過ぎだというのに暑い!
日差しが強烈だ.往復60㌔だから余裕こいてアンダーウェアを着ずに半袖一枚だった僕の腕は,早くも日焼けし始めている...
庄内川を越えて清洲へ
庄内川を越えて,清須市に入る.
名鉄名古屋本線は東枇杷島駅から,庄内川を渡って犬山線と分岐する.この分岐については後ほど紹介する(デルタ型の急坂にある面白い分岐!)
庄内川を渡って別れてきた名古屋本線・岐阜方面の最初の駅が,「西枇杷島駅」
跨線橋の下にあるから,ちょっとわかりにくいけど自転車だった僕はすぐに見つけられた.
駅の自販機で110円の水を買って,カラカラの喉を癒やす.
さて,駅の全景を見に行こうか...
ホームが激狭!ホントに駅?
そして,ホームを見て絶句.
狭っ!
駅のホームにはとても見えない.コンクリートブロックの塊が2つポツポツッと置いてあるだけではないか?
とりあえず自転車を置いて,観察.
岐阜方面の線路上には,JR東海道本線と東海道新幹線の線路がクロスしていて,駅のすぐ手前には踏切と庄内川(枇杷島分岐点)への急勾配&急カーブがある.ごっちゃごちゃした駅だ.
駅前にはデイリーヤマザキがあるし,駅の周りは民家がたくさんあって需要はそれなりにあるのだろう.実際に,普通列車が到着したときはそれなりの乗客がホームに並んでいた.
有効長ギリギリのホーム,人が縦に3人も並べば一杯のホームに普通列車を待つ乗客が並んでいるのはなんとも面白い光景.
撮影!(主に動画)
デイリーヤマザキの方から,やってくる列車たちをしばし撮影.
名古屋本線という主要路線なだけあって,数分おきに次々と列車がやってくる.
撮影には困らない,暇な時間が無いようなスポットだ.
基本的に普通列車のみ停車する西枇杷島駅.
準急・急行・特急など優等列車はすべて通過していく.
でも,駅手前に急カーブがあって,列車のスピードは遅い.僕みたいな初心者には撮りやすくていいのかも?
たまに分岐点手前の急カーブで停車する列車がいた.西枇杷島駅は,狭い駅だけど,安全運行上ではとても重要な駅だそうで.後述する枇杷島分岐点(犬山線・名古屋本線が平面交差する超高頻度運転スポット)は,西枇杷島駅の構内扱いらしい!
利用者や停車本数は少ないものの、安全運行上は非常に重要な駅である。この駅のすぐ東にある信号場の枇杷島分岐点は超高密度運行区間の平面交差であるため、完全に機械任せにすることができない。そのため必要に応じて分岐点手前で停止させたり、減速させて交差電車をやり過ごすといった操作が常時必要になっており、それらの管理を担当しているのが当駅だからである。枇杷島分岐点自体が当駅の構内という扱いになっており、場内・出発信号機の称番が関連しているのはそのためである。
なるほど,さっきの停車列車も西枇杷島駅から運行管理してるのか.
小さい駅だけど担う役割は大きいのね.
撮影動画をまとめたのがこちら!
枇杷島分岐点
西枇杷島駅を後にして,すぐ近くにある枇杷島分岐点へ移動.
大きな庄内川を渡る橋のすぐ側にある,
犬山線と名古屋本線の平面分岐だ.
超高頻度で列車が通過する分岐点
枇杷島分岐点は,犬山線・名古屋本線が平面分岐するスポット.
つまり,名鉄の主要2路線(高頻度運転!)を複線で捌くという,
なかなかのカオススポットである.
僕はこういうところ,結構好きだ.見ていてワクワクする.
画像引用:枇杷島分岐点 – Wikipedia(byTennen-Gas)
こういう写真たまらない...!
分岐の構造はこんな感じ.上側が庄内川&名古屋方面.
下側向かって右側が先ほどまでいた西枇杷島駅,左側が犬山線下小田井方面.
名古屋本線・犬山線を結ぶ線もあるので,分岐から見て三角形をなしているのが特徴.
画像引用:枇杷島分岐点 – Wikipedia
しかも,急カーブかつ勾配もキツいので,制限速度は50㌔.また,名古屋本線の列車は時間帯によっては数分間隔の高頻度運転なので,犬山線と入れ違うときには橋梁上や本線カーブ上で停止することもあるらしい.
JR東海との競争において,ボトルネックとなっている区間といえる.
急カーブ,急勾配を行き交う列車たち
橋の向こう側からやってくる列車が見えるので,撮影には絶好のスポット..かと思いきや
橋を渡る列車の前面は,高さが微妙に足りず・・・写りが悪い()
三脚なしの手持ち撮影なので,こればっかりはしょうがない...ということでデルタ型に分岐する方を中心に撮影.
橋梁の西枇杷島駅側から撮影したので,犬山線の方が撮りやすかった.
パノラマスーパー,先頭車乗ってみたい.
6000系.
古い車両も味があっていい.
踏切を渡るとき,良いジョイント音がする.
これを聴きながらの撮影は最高に楽しい.
(動画で堪能してくださいネ.)
おまけの愛車.止まってる物体はなんて撮りやすいんだ・・・!
まとめ:見て楽しい撮って楽しい枇杷島
以上,名鉄枇杷島周辺撮影記.
西枇杷島駅と枇杷島分岐点,どちらも個性的なスポットで
写真・動画撮影ももちろん楽しいけど,特徴的な形状を実際に見たりジョイント音を聞いたりするのも楽しい.
名古屋市内から近いので,アクセスもGood.
このあとはクソ暑い中自転車を漕いで,20㌔先のJR東海道本線・木曽川駅を目指した.
JR東海道本線撮影記録は,別記事で紹介する
名古屋近郊,木曽川駅の撮り鉄スポットで東海道本線撮影【七夕ひとり鉄道撮影会②】
今回の撮影はPENTAX K30 & DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WRでお送りしました.