ホーキンス トラベラーを2年間履いてきた感想

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ホーキンス トラベラー:TR EPSOM PLAIN

冒頭の革靴を買ってから2年以上履いてきた。主に通学・旅行に履いてきた。

このシューズは,ホーキンスの「トラベラー(TR)」シリーズの1つ。

私が履いてきたのは,「TR EPSOM PLAIN」のBLACK(品番:HL81020)だ。ABC-MARTの公式ページから購入した。

【HAWKINS】 ホーキンス TR EPSOM PLAIN 防水 防滑 HL81020 BLACK | ABC-MART 【公式通販】

このシューズに関するレビューは,インターネット上でほとんど見かけないので,以下に2年間履いてきた感想をつらつらと書き残しておく。

くつしたが(全く)濡れない

このシューズの一番気に入っているところは,「防水」仕様である点だ。

このシューズで,ふかい水たまりに踏み込んでも,まったく浸水しない。

ここでの「まったく」は,誇張ではない。ほんとうに「まったく」水が入ってこない。

おかげで,雨の日の通学でも,靴下がぬれないで済む。研究室に着いてからも,快適に過ごせる。

長靴をはいてピチャピチャと水たまりに入っていた時代が,男子なら誰しもあるだろう。

この靴を履けば,24にもなってまだ学生をやっている私のように,大の大人でも,ピチャピチャと水たまりを踏みながら通学できる。まさに,「大人の長靴」だ。

すべらない

上記の機能は,「防水」機能で,この革靴の推しポイントの1つだ。

これに加えて,もう1つ,素晴らしい点がある。

それは,「防滑」(すべらない)シューズである点だ。

本製品は,「防水・防滑」を売り文句に掲げている。「防水」がありがたい機能であることはよくわかるが,「防滑」とは,あまりよくわからない,というのが正直なところではないだろうか。

この機能は,主に,雨(あるいは雪)の日に効果を発揮する。

上記のように,雨の日に通学すると,浸水しないとはいえ,靴底はビチョビチョと濡れた状態になる。これは容易に想像できるだろう。

さらに,濡れているのは自分だけではない。こういう日には,大学へやってくる先生や学生の靴もぬれている。だから,軒下やドアの前後,さらには館内のいたるところが,湿っぽく,濡れた状態になってしまう。とりわけ,梅雨の時期には,気温・湿度ともに高い。濡れた廊下の滑りやすさは,想像以上だ。

しっとりと湿った廊下を,雨に濡れたスニーカーなんかで歩くと,じつは結構あぶなっかしい。ということに,この革靴を履き始めてから気づいた。

この革靴の靴底(アウトソール)は,先にもかいたように「防滑」設計になっている。だから,濡れた廊下でもグリップが効いて,ギュッギュッ,と,歩きやすいのだ。

逆に,ふつうのスニーカーの靴底は,そこまでのものでないことが多い。ゴム底であることも多く,うっかり走ったり,急に方向転換したりすると,滑る危険が高いことは容易に想像できる。

スニーカーでは気づけなかったが,この革靴の「防滑」機能が,実は雨の日,特に梅雨時の安全を支えてくれる。

むれない・におわない

革靴というと,スニーカーより通気性が低いせいで,むれて臭いやすい印象をもっていた。

でも,この革靴は,そうではなかった。アウトソールの機能は,上記の通りすばらしいが,靴内部もよくできている。

靴の中は,スエード状になっている。ストアの製品ページには書いていないが,スエード部分ここに(おそらく)抗菌・防臭加工がほどこされているのだろう,これまで,この靴を脱いだときの臭いや蒸れをかんじたことはほとんどない。スニーカーより臭わない,というのがこれまでの感覚だ。

おしゃれは足元から

わたしはふだん,外見にはさほど気を遣わない。みすぼらしさがない程度であれば,割となんでもいいひとだ。当然,ふだん履きに革靴を選ぶことはなかった。いつもスニーカーか,ランニングシューズ。

ただ,さすがに,社会人と接する機会が増えてきて,最低限のTPOをわきまえなければならない,という場面に遭遇するようになった。

そういうときに,カジュアルだけど,まあ綺麗かな~という靴を,(ビジネスシューズ以外で)一足をもっておくと便利だな~と思っていた。

この靴を買ったそもそものきっかけは,こういうことだった。したがって,機能はもちろん,見た目がシンプルで,かつ,シルエットが無難なものを選んだつもりだ。

実際に履いてみて思うのは,これくらいでも十分綺麗に履きこなせるということだ。「おしゃれは足元から」といわれるように,足元が引き締まれば,上の服装がわりとざっくりしていても,どうにかなる可能性が高い

一方で「おしゃれは我慢だ」ともいう。革靴は,むれるし,歩きにくいし,我慢の代表例だと思っていた。でも,この革靴はそうではない。快適なのに,それなりに綺麗。我慢しなくても,足元からおしゃれに見せられる。

手入れしてキレイな状態を保てる

革靴は,靴クリームをつかってみがくことができる。

もちろん,革靴の手入れは,手間のかかることではある。まずは,ブラシで汚れをはらって,それから,レザークリーナーで汚れを落とし,最後に,靴クリームをつかって磨く・・・でも,こうやって手入れすれば,スニーカーとくらべてキレイな状態を保ちやすい。

一方,スニーカーの場合,洗おうと思えばコインランドリーで洗えたりする。あるいは,お風呂場で洗ったりもできるかもしれない(実家にいたときは,運動靴を,廃油せっけんとブラシで洗っていたような記憶がある)。ただ,こうやって洗うには,水と乾燥の時間が必要で,結構手間のかかることだと感じる。(最近では,手入れ用のクリームや製品もあるらしいが,スニーカーをこよなく愛する,というわけではないので,よく知らない。)

このように手入れしたとしても,スニーカーは,布地のよごれや色落ち,糸のほつれといった使用感が革靴より早く出てくる。もちろん,これは一種の「味」だとみることもできるが,上記のように手入れすれば,一般的には,革靴のほうが,キレイな状態を保ちやすいといえるだろう。

靴を磨くことは,ただ,靴をキレイに保つだけではない。磨いている時間というのは,びっくりするほど「落ち着く」時間でもある。昨今,スマホの使用時間が増えていると話題だが,両手を使う靴磨きの間に,スマホを使うことはできない。だから,靴を磨く時間は,自分と向きあう時間になる。靴だけでなくて,心も綺麗になる(かもしれない)のだ。

アウトソール部が重い△

ここまでいいことばかり書いてきたが,悪い点をあげるとすれば1つだけ。

それは,アウトソールに重さを感じることだ。

同じ革靴でも,スーツとあわせるビジネスシューズと比べると,重い。両手に,これらをもって比べてみると,その差は歴然とする。

こればっかりは,上記の「防水」「防滑」機能とのトレードオフだから,しかたない。

ただし,重いからといって,歩きづらさを感じることはない。むしろ,重心が低い分,安定して歩ける。この靴は,フォーマルな革靴ではない。あくまでも,ホーキンスの「ウォーキングシューズ」であり,名前には「トラベラー(旅人)」が冠されている。この靴は,歩くための靴なのだ。歩きやすさに関して,心配は無用といえる。

以上,参考になれば幸いです。

【HAWKINS】 防水ウォーキングシューズ ホーキンス トラベラー エプソム・プレーン TR EPSOM PLAIN HL81020 BLACK
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