Stravaにうながされて,ランニングシューズの裏を見ると,ゴム底がだいぶすり減っていた。
STRAVAからシューズ履き替えを奨められた
3月くらいから,週に2-3日のランニングを続けている。1回のランニングで,だいたい20ー30分,3ー4 km走るようにしている。
それ以前にも,散発的にランニングすることはあった。そのころからずっと,ニューバランスのランニングシューズを履いて走っていた。
ランニングは,Garminのスマートウォッチ(vivoactive3)で記録する。これを,GarminアプリへBluetooth経由でアップロードするとともに,Stravaへもアップロードしている。
スマートウォッチは,もともとサイクリングのGPSログを取りたくて買ったものだが,最近はランニングの方での使用頻度の方が高まっている(あのとき,サイコンじゃなくて,汎用性の高いスマートウォッチを買っておいてよかった!)
で,そのStravaから,9月上旬ごろにメールが来た。内容は以下の通り,ニューバランスのランニングシューズの走行距離が400kmを超えたというものだった。
Stravaには,「マイギア」という機能がある。これは,自身のランニングシューズ(サイクリングであればバイク)を,「ギア」として登録できるものだ。自分は,シューズ・バイクとも1つずつしか登録していない。アクティビティは,それらの「ギア」をつかって実施したものとして記録される。
そしてこの日,「マイギア」のうち,ランニングシューズの走行距離が,設定値(400km)を超えたのだ。
Stravaアプリは,デフォルトで,ランニングシューズの走行距離が400kmを超えると,メールで通知するように設定されているようだ。
履き替え奨励の通知距離は変更可
このような「ギア交換の通知」をしてくれる距離は,STRAVAから変更できる。
まず,STRAVAのマイページにアクセスする。
そして,「Myギア」一覧を見る。すると,以下のように,各ギアに対して「キロメートル」にて積算距離が表示されている。自分の場合,バイクとシューズがそれぞれ1つずつ登録されている。
今回,通知が来たのはランニングシューズの方。「New Balance Fresh Foam Beacon M」とあるのがそれだ。積算距離は,411.6km。
「New Balance Fresh Foam Beacon M」をクリックすると,シューズにかんする情報を「編集」できる。
編集項目は,以下の通り。ブランド・モデル・ニックネーム・メモなどは,シューズを「Myギア」として登録する際に設定するもの。
今回は,いちばん下の「通知」に着目しよう。ここは,ランニングシューズの場合,初期設定が「400 km」となっている。ここを変更すれば,履き替え奨励の通知距離を変更できるようだ。
通知距離は,以下の7種類から選択できる。初期設定は,いちばん短い「400 km」になっているようだ。
- 400 km(初期設定)
- 500 km
- 600 km
- 700 km
- 800 km
- 1,000 km
- 1,200 km
また,上記設定画面において,「ランニング通知を許可する」のチェックを外せば,通知自体をOFFにできるようだ。
ちなみに,STRAVAでは,シューズのほか,バイクについても,情報を編集できる(コンポーネントの使用開始日を設定すると,コンポ交換後の使用距離を記録できるようだ)。
ランニングシューズの新調は500~800kmごと
ランニングシューズの新調サイクルは,だいたい500~800 kmくらいがいいようだ。以下は,シューズの超有名メーカ・ナイキのホームページ(Nike.com)からの引用。
How Many Miles Should Running Shoes Last?
How Many Miles Are Running Shoes Good For?. Nike.com
There is no set rule when it comes to replacing your running shoes. An October 2011 review of 18 years worth of research published in Footwear Science suggests that high-quality running shoes can last for more than 600 miles.
But experts generally advise that you get new running shoes every 300 to 500 miles. …
ここには,「ランニングシューズは何マイルもつのか?」という問いに対して,「2011年にFootwear Science誌に掲載された18年分の研究によると,高品質なランニングシューズは600 マイル(約960 km)耐久することができると提案している」ことを示した一方で,「ランニングのエキスパートたちは,一般的に300から500マイル(約480ー800 km)でシューズを新調するのがよい」と書いてあった。
先のSTRAVAにおいて,通知される初期設定が500ー800kmより短いのは,通知~新シューズ購入までの積算距離や,日常履きによる距離を考慮してのことだろう。
たしかに,自分のシューズも,STRAVAに記録してあるランニング以外に
- ちょっとしたポタリング
- 日常的に履いての歩行
- 旅行での歩行
で使用している。今回,記録された距離が400㎞を超えたとのことで通知されたが,実際はそれ以上の使用距離になっていると考えていいだろう。で,自分のシューズの底(接地面)を見てみると,たしかにゴムがすり減っていた。最初はあったと思われるパターンが,7割くらい無くなっていた。これは,怪我を予防する意味でも,買い替えた方がいい状態だといえるだろう。
こういうシューズの履き替えは,自発的にやるのが難しい。まだ履ける,履き心地がいい,試着に行くのが面倒といった理由で,先延ばしにしがちだと思うからだ(実際自分はそうだった)。しかし今回,STRAVAが通知してくれたおかげで,買うきっかけを(強制的に)得ることができた。
ランニングの目的は,必ずしも距離だけではない。けれど,こうやって距離を管理することで,シューズの寿命を定量的に把握して,怪我を未然に予防できるのはいいことだ。
*
なんてことを書いておきながら,この通知を受け取ってから1カ月以上経った。
そろそろABCマートへでも行って,新しいシューズを買おう。
(おわり)
(2022.12.1 追記)New シューズ買いました!