【途中下車の旅】城崎温泉外湯めぐり&特急「こうのとり・はしだて」乗車記

前回記事で紹介した「山陰線ローカル列車の旅」

ローカル列車で行こう!絶景を楽しむ快晴の山陰本線旅|出雲市→城崎温泉
冬の山陰はどんよりとした天気である日が多い。しかし、この日は突き抜けるような青空!美しい日本海の絶景を楽しみながら、のんびり鈍行列車旅!

その続き。

城崎温泉にやってきて、途中下車。

特急列車が出発するまでの間、せっかくだからと

外湯めぐりをしたり町をブラブラしたり
城崎温泉街を観光することにした。

城崎温泉からは京都まで「こうのとり」と「はしだて」を満喫。

城崎温泉街観光♪

当初は、出雲市駅から直接名古屋まで帰る予定だったが

せっかく城崎温泉を通るので
途中下車で観光して帰ることに。

温泉街をゆっくり歩いて、外湯をめぐる。

外湯めぐり~まんだら湯~

城崎温泉駅から雰囲気のある通りを歩いて

温泉街のやや奥まった、雰囲気のある場所まで行く。

そこに現れる外湯が

まんだら湯

入浴料は600円。

デカいザックは脱衣所のロッカーに入らなかったので
受付の方で預かってもらう。

 

一昨日は風呂に入ってないし、昨日はホテルのユニットバスだったから

思いっきり足を伸ばしてリラックス・・・気持ちいい~!

 

まんだらの湯、こぢんまりとした小ぶりな浴槽ではあるが

外には「桶風呂」があって、すぐ背後に迫る山の木々を眺めながらお湯に浸かることができた。

風にそよぐ緑がきれい・・・

外湯めぐり~一の湯~

「まんだらの湯」から出て、外の冷たい風に当たる。

あたたまった身体がちょうどいい按配に冷えてくれる!

この日はもう一軒外湯をハシゴ。

一の湯

雰囲気ある大きめな建物、道が分岐するところにあるよく目立つ外湯だ。

ここも入浴料は600円である。

脱衣所で再び着替え。
周りには外湯めぐりでのぼせてしまったのであろう、観光客が大勢いる。

 

せっかく温泉の名所に来たのだから、入らないと損!という気持ちになるのはよくわかる・・・でも何軒も温泉に入るのって意外と疲れるみたい。

 

僕も2軒目であったが、入浴前に既に身体は温まっている。
温泉は身体の芯から温まれる、と実感した。

 

一の湯には、まんだら湯より広めの内湯と
「洞窟風呂」なる露天風呂があった。

「洞窟風呂」は本当に洞窟の中に温泉が湧いたようなかたち。
秘密基地に温泉を造ったみたいで、楽しみながらお湯に浸かることができた。

 

お湯を出る頃にはすっかりのぼせてしまった・・・・。

2軒で十分である。

一の湯2階にある休憩所で、ちょっと休む。

一日入り放題「外湯めぐり券」もあるよ

城崎温泉には7つの外湯がある。

1日ゆっくりするなら「外湯めぐり券」の活用もオススメ。

大人(中学生以上)1,200円
子ども(三歳以上)600円

各外湯の窓口で販売されている。

ひとつの外湯は、1回の入浴料は600円(一部800円)だから
3つ以上外湯をめぐるなら外湯めぐり券の購入がオススメ。

城崎温泉観光協会|七つの外湯めぐり

ちなみに僕は2つだけの入浴だったから、外湯めぐり券は買わなかった。

各外湯では、お金を払うと外湯入浴証明をもらえる。
旅の記念に持って帰ろう。

城崎温泉街を散歩

城崎温泉は、温泉に入ることはもちろん
温泉街をのんびり歩くだけでも楽しい。

駅前には「飲用温泉」が設置されている。

これ、ホントに飲めるの・・・?

おそるおそる飲んでみると、ちょっとしょっぱい「温泉」の味がした。

身体に良さそうなのは間違いないけど、ガブガブ飲むものではないかも・・・?

 

温泉街は昼も夜も、いい雰囲気だ。

町を流れる川に沿って、風情溢れるお店や温泉が軒を連ねている。

今度はここで一泊するのもよさそうだ・・・!

こうのとり・はしだて|城崎温泉→京都

城崎温泉街を夜まで満喫。

夜ごはん用の弁当を買って、城崎温泉駅に戻ってきた。

城崎温泉から特急に乗る!

城崎温泉から京都へは特急列車に乗る!

普段は鉄道旅=18きっぷ旅が多い。

だから純粋な鉄道旅として特急列車に乗るのは結構ひさしぶりだ。

特急列車って、なんとなくワクワクする。

城崎温泉→福知山→京都の乗継ぎについて

城崎温泉からは「こうのとり」「きのさき」の2つの特急が運行されている。

こうのとり」は大阪・新大阪方面(福知山線経由)
きのさき」は京都方面(山陰本線経由)

このうち、城崎温泉を出発する特急列車の終電は「こうのとり28号」である。

「こうのとり28号」は城崎温泉駅を19時前に出発する。

今回の旅で使った乗車券は、山陰本線経由なので
福知山線経由の「こうのとり」に乗って、福知山から京都方面へ乗り換えることになる。

「きのさき」であれば乗り換えは必要ない

福知山駅では、「こうのとり28号」から「はしだて10号」へ接続が取られている。

「はしだて10号」は京都丹後鉄道・天橋立駅からやってくる特急列車で、福知山駅で山陰本線に合流、終点の京都まで山陰本線を走る。

城崎温泉→京都の特急料金について

なお、城崎温泉から京都までは
途中の乗り換えに依らず、通しの特急料金で乗ることができる。

たとえば以下のようなケース

城崎温泉→福知山
こうのとり」指定席
↓福知山でのりかえ
福知山→京都
はしだて」指定席

このような特急券も、料金は通しで買うことができる。

こうのとり28号新大阪行(自由席)

18時30分すぎに城崎温泉駅のホームへ入った。

出発は18:53であるが、既にホームには「こうのとり28号」が入線していた。

JR西日本289系特急型車両。

四角い前面に光るヘッドランプが、妙にカッコイイ。

今回は自由席で行く。

出発まで時間があるせいか、自由席の乗客は僕ひとりだ。


駅のホームは、意外なほど人が少ない。

みんな城崎温泉の温泉宿に宿泊するのだろう・・・! いいなあ・・・

出発の5分くらい前に、2,3人の乗客が自由席に入ってきたが
それ以上の乗客はいなかった。

指定席もガラガラである。

そんなガラガラ状態のこうのとり28号は、
福知山方面に向けて定刻通り出発。

 

289系の車内は、照明が柔らかい。

自由席であるが座席もゆったり快適で
かなりリラックスのできる車内だ。

検札を終えたら、城崎温泉で買っておいた弁当を食べる。

289系、走行音も静かでめちゃくちゃ快適だ・・・!

 

旅を振り返りながらのんびりと過ごす。

 

途中の福知山までで、ちょこちょこと乗車があり
自由席の座席は半分ほどが埋まった。

福知山でこうのとり→はしだてに乗継ぎ

20:01、福知山駅到着。

「こうのとり」「はしだて」は対面のりかえ

反対側のホームには、19:56到着「はしだて10号」が「こうのとり28号」からの乗継ぎを待っている。

はしだて10号も、289系。

まったく同一の車両に乗り換える。

つまりはこういう光景が見られる。

四角い289系が並ぶ!

←こうのとり はしだて→

 

「はしだて10号」自由席に着席。

京都丹後鉄道線を走ってきた車内は、こうのとりと同じくらいの乗車率。

半分くらいは座席が埋まっているようだ。

 

乗ってきた「こうのとり28号」が大阪まで出発。

2分後に「はしだて10号」が京都に向けて出発した。

はしだて10号京都行(自由席)

先ほどまでの「こうのとり」と全く同じ車両が使われているせいか、のりかえたのに乗り換えた気がしない・・・。

でもまあ、車内の客層や車掌さんは変わるから
なんとなくは気分も変わる。

「はしだて」は夜の山陰本線を走って行く。

 

先ほどの「こうのとり」よりも、スピードが出ているように感じる。

常時100km/h以上は出ていそうだ。

軽快なジョイント音とともに、床下からはモーター音が良く響く。

 

京都駅に近づくにつれ、窓の外には徐々に灯りが増えてくる。

それとともに乗客も、停車駅でポツリポツリと下車する。

でも大半の乗客は京都まで行くようだ。

夜の京都駅に到着!

温泉にも入ったし、だいぶ眠くなってきたな・・・と思っていた頃に京都に到着。

はしだてとして京都に到着した289系は

折り返し「きのさき19号」として福知山まで運行される。

京都駅在来線ホームに降りたのは2度目。
(前回は関西本線で大阪まで来た帰り、猛烈な便意に襲われてトイレに行った時だ・・・)

【18きっぷ旅】名古屋から関西本線で大阪へ行ってみる
関西本線経由で名古屋から奈良を経由して大阪へ行ってきました。18きっぷ利用時に大阪へ抜けるには東海道本線が便利ですが、今回はあえて関西本線を使ってみました。

京都からは多くの方面へ列車が出ており、ワタクシのホーム「名古屋駅」よりも多くのホームが連なっている。

今回下車したのは31番線・・・31ってどんだけホームあるんや。

連絡通路より0番線、新幹線ホームを望む。

その先の連絡通路を進んで新幹線に乗り換える。

東京行終電「のぞみ64号」|京都→名古屋

京都駅では、上りの新幹線に乗り継ぐ。

山陰旅最後を新幹線で締めくくる。

旅の終わりを有意義に過ごそうと思ったが・・・不覚にも「立ち乗り」で名古屋まで帰ることになってしまう・・・!

京都から新幹線で帰る

京都駅新幹線のりかえ口。

京都から新幹線に乗るのははじめてだ。

のりかえ口はそこまで大きくない。

 

ホームにやってきた。

名古屋まで帰るのに2つの選択肢があった。

このあとすぐやってくる

21:37発 のぞみ64号東京行

後続、10分少々後に出発する

21:49発 こだま694号名古屋行

である。

この日は「自由席特急券」を持っていた。
全車両自由席のこだまも乗ることはできる。

のぞみに乗れば名古屋到着は22:11
京都~34分で到着する。

後続のこだまだと名古屋到着は22:35
のぞみより24分遅く名古屋に着く。

 

さて、どっちに乗ろうか?

いつもなら「こだま」自由席でのんびり着席して帰るだろうが・・・

 

このときは珍しく「早く帰りたいな・・・」という気持ちが、
僕の心の中にどこからともなく湧いてきていた。

 

そして

あろうことかこの日の僕は「のぞみ64号」を選んでしまった・・・!

のぞみ64号、自由席は大混雑・・・

次の列車として案内されている「のぞみ64号

到着数分前だったから、既に自由席乗車口には大勢の乗客が列をなしている。

「これは・・・もしかして自由席座れないかも・・・」

 

悪い予感がした。

そして不幸にも(というか気づかなかった僕が悪いのだが)
のぞみ64号は東京方面への終電なのである。

 

自由席に座ろうなんて、甘い願望は
入線してきたN700系に無謀にも打ち砕かれた・・・!

入線時点で既に自由席はほぼ満席状態、僕の前には多くの乗客が列をなしている。

自由席には座れないことが確定した。

 

列から離れて、こだまに乗ることも考えたが・・・

もうめんどくさくなって「いいやこのまま立ち乗りで帰ろう、一駅だし

と開き直り、のぞみ立ち乗りで帰ることになった。

 

自由席はもう通路まで人が溢れている。

立ち客は、僕が乗車した2号車には10人以上いた気がする。

 

はじめての新幹線立ち乗り、普段の地下鉄立ち乗りとは違う。

285km/hで移動する乗り物に立っているのは、意外と疲れる。

 

まあ、これも良い経験だと割り切って
ひっそりと本を取り出して、名古屋までの30分少々をつぶした。

名古屋到着・・・!

当然、のぞみ号は京都~名古屋は停車しないので

立ち乗りのまま名古屋に到着。

最後の最後に疲れてしまった・・・まあ早く着けたからいいか。

ホームでちょっと新幹線を観察してから、家路についた。

幕式の700系がいた

まとめ:今度は城崎温泉一泊?

今回は、城崎温泉に宿泊せず
午後の時間で外湯めぐりなど、ちょっと急ぎ足で観光した。

また機会があれば、今度は温泉街の宿に一泊してみたい。

 

あと、今回の旅で乗れなかった山陰地方を走る特急列車も少しずつ乗っていきたい!

 

以上、山陰旅の記録でした。

参考:山陰旅バックナンバー

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