えびの高原・人吉ループ橋を越えて鹿児島から熊本へ|霧島→えびの→人吉【2019春九州自転車旅その3】

1日目、鹿児島市から桜島経由で国分まで走った。

桜島フェリーに乗って溶岩道路サイクリング|鹿児島→桜島→国分【2019春九州自転車旅その2】
桜島の麓にある「溶岩道路」を自転車で走った。もうもうと噴煙を上げる桜島を間近に見ながらのサイクリングは、非日常的な体験。

これからさらに北を目指す。

 

とりあえずの目的地は熊本。

2日目は国分から霧島経由でえびの高原を越え

えびの市を通って人吉まで走る。

鹿児島→熊本の移動は、川内・出水経由の海沿いルートもあるけど

ツーリングマップルを見ると、霧島連山の麓を走る山越えルートの方が面白そうだったので
今回の旅では山越えを選んだ。

豪快な霧島連山から地球のパワーを感じながら、人吉まで走る!

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えびの高原までひたすら登る!

朝、国分を出発。

国分から北へ進んで、まずは霧島神宮・えびの高原を目指す。

えびの高原の標高は1200m。
国分からえびの高原までおよそ40km。

参考のためにルートラボを貼っておくが、えびの高原まで上りがずっと続くのである…!

しかし、登れば絶景と出会える、ダウンヒルで距離を稼げる…!
そう思ってゆっくりゆっくり登っていくことにした。

県道60号経由で霧島神宮へ

国分市街から、霧島温泉街へのアクセスは

並行する2つの道路

  • 国道223号
  • 県道60号&県道2号

がある。

後者の方が、若干距離が短い上に途中には霧島神宮がある。

また、霧島神宮から温泉街へ抜ける途中には
「日本の道百選」に選ばれている道の駅「霧島」付近の絶景ポイントがある。

前者は交通量も多そうだし、マップルを見ても後者の方がよさそうだった。

 

国分市街地を抜けると、しばらくして県道60号の分岐発見。

だんだんと周りの景色が住宅街から山の景色へ変化してくる。

 

斜度は緩いが、平坦なところが少なくじわじわと登っていく感じだ。

重い荷物に後ろへ引っ張られながら、インナー固定でゆっくり走る。

たまに後ろを振り返ると、さっきまでいた国分市街があんなに小さく見える・・・!

こんな感じで、特に周りに見所のない川沿いの県道をひたすら走った。

交通量が少ない代わりに景色が開けず・・・そこだけ残念。

国分市街から霧島神宮までの20km、1時間半ほどで走り切れた。

 

ゆるっと上りだった割にはいいペースだ。

霧島神宮参拝

鳥居をくぐって、霧島神宮に到着!

階段を上って本殿まで歩く。

赤い鳥居と木漏れ日の注ぐ参道、疲れが癒やされる優しい景色。

ここ、霧島神宮は坂本龍馬と妻のお龍が
新婚旅行で訪れたことで有名らしい。

神社の中にはそれらしい看板がいくつもあった。

 

本殿へのアプローチが比較的長い。

参道の長さが、神社の格に比例するなんて話を聞いたことがあるけど

それを考えれば、霧島神宮は結構スゴいのかも。

本殿が見えてきた。美しい赤色の本殿。

ここまでダラダラ登ってきたけど、頑張った甲斐があった。綺麗だ・・・!

本殿前には大きな木があった。

周りには外国人(中国人)たくさん。最近は、観光地に外国人が本当に増えた気がする。

日本もすっかり観光立国だなあ…

ひととおり参拝を済ませたら、置いてある自転車の元へ戻り
朝買っておいたスティックパン(¥108)を食べて出発。

霧島温泉郷経由でえびの高原へ

霧島神宮からは、国道223号線で霧島温泉郷方面へ抜ける。

この道は「日本の道100選」に選ばれている、マップルおすすめの道らしい。

なんでオススメなのか・・・?というと

景色が良いから。

道の駅「霧島」近くにて

鹿児島市内方面が一望できる、青い空が気持ちいい!!

そして車通りも多くない。絶景を独り占めしながら走る、至高。。。

ここまでずっと上りだったが、霧島温泉まではつかの間の平坦路。

疲れを癒やすように、平坦を惜しむように、遠く噴煙を上げる桜島を見ながら巡航。

桜島、今日はかなり噴煙を上げていた。僕が走ったときの倍くらい?

 

神宮から8kmほど走ると、もくもくと白い湯気を上げる霧島温泉郷が見えてきた。

同時に鼻をつく「腐った卵の臭い」が・・・

硫黄のにおいだ!

温泉地に来たことを五感で実感する。

 

温泉街に入ると、源泉から立ち上る湯気が
上にある道路まで吹き上がってきている。

雲の中にいるみたい?

足湯があったけど、入ってしまうと抜けられない気がしたので
見て見ぬふりをした()

温泉郷から右に分岐して県道1号線に入る。

えびの高原までは県道1号線をひたすら進むのみ!

温泉街を抜けたあたりから、また上りがキツくなってきた。

荷物が重い・・・

左右に蛇行しながら、ゆるゆる登る。

 

温泉街を過ぎても、ぽつぽつと源泉がわき出ている場所が現れる。

シューッシューッ…ボコボコ
地球のエネルギーを感じる音が、硫黄の臭いとともにあたりに響き渡っている。

蒸気に巻かれながら登る。

いわれなくても触らない(熱い)

硫黄谷を過ぎて、キツい上りをしばらく走ると県道104号との分岐が現れる。

ここでちょっと休憩。

ちなみにこの分岐を進むと、高千穂高原経由で霧島神宮へ抜けられる。(霧島神宮から、高千穂高原経由でこの分岐まで来られるということでもある)

分岐を過ぎれば、高原まであと6km、平均斜度5%ほど。

韓国岳の麓の緑の中を走る。

高原道路も最初は楽しかったけど、最後の方はもう飽きてた…

_ _

えびの高原まであと2kmくらいのところで、宮崎県に入る!

この旅で初の県境越え。自転車で都道府県境を越えるのは、何回やっても達成感がある。

両側が開けてきたら・・・えびの高原に到着

ここまで40kmほど。

標高差1170mを平均斜度2%ほどでじわじわと登ってきたことになる・・・!

『「標高差1170m」って結構スゴいやん』自分を褒めながら、自転車を止める場所を探して休憩。

えびの高原から望む霧島連山の火山群

えびの高原には、レストハウスと道の駅があった。

名産品などが置いてありレストランも併設されている「足湯の駅」の方の入口には、「平成31年3月31日を持って休業させていただきます」の張り紙があった。つまりこの記事を書いている(4/4)には、もう営業していないということだ・・・

さすがにこんな高原で営業を続けるのは、大変なのだろう。なんだか寂しい。

せっかくなのでいろいろと駅内の土産物を見て回った(レストランはもう既に休業していた)。

 

道を渡った向かい側にある、国民宿舎併設のレストハウスでは食事ができる。

 

うどん、そば、カレーライスなど・・・あたたかいものがたくさん!

気分に任せて「肉うどん」をチョイス。せっかくだから大盛りを。

数人のバイク乗りを横目にうどんをすする。

甘い肉うどん、美味。

「おれはエンジン無しでここまで登ってきたんだぞ・・・!」独りよがりな優越感に浸りながら、うどんを完食。

ごちそうさまでした。

 

食後はビジターセンターで霧島連山のことをちょっと勉強した。

日本百名山の韓国岳(からくにだけ)を筆頭に、硫黄山、新燃岳などいくつもの活火山が並ぶ景色は壮観。豪快な霧島連山にパワーをもらった。

ダウンヒルからのループ橋で熊本県へ

えびの高原をお昼過ぎに出発。

えびの高原まで登ったので、今度は標高差900mを20km一気に駆け下る。

下ればそこはえびの市街。

そこから熊本県の人吉まで、ループ橋とトンネルで県境を越えて行く。

県境には「堀切峠」があるけれど、ループ橋のおかげで斜度は緩いし
霧島温泉からえびの高原の上りに比べればチョロい。

えびの高原ダウンヒル

えびの高原を出発。

ここからは20kmダウンヒル。いくら春とはいえ、標高が1000m以上から下るのでめちゃくちゃ寒い(汗もかいてるし)

ウルトラライトダウンとウィンドブレークの冬用グローブを装着。がっつり冬装備。

暑いのは我慢できるけど、寒いのは危険。しっかり寒さ対策。

 

ここまで上りだから時間がかかったけど、下りは本当に速い。

ところどころヘアピンカーブもあるけれど、下りやすい。

途中にあった展望台で写真!

えびの高原では見られなかった下界の景色。

ここでも標高は700mくらいはありそう?

遠くにはこのあと渡る「人吉ループ橋」が見える。

今日初めての下り坂を思う存分満喫して、えびの市街まで降りてきた。

(下りの雰囲気は、乗鞍に似てた気がする)

 

えびの市街の手前に吉都線がある。

渡ろうとしたら踏切が鳴ったので、自転車を止めて即席鉄道撮影会。

快晴と高原をバックに、良い写真が撮れた。

加久藤トンネルと人吉ループ橋で県境越え

えびの市街のコンビニで、ループ橋に入る前に休憩。

平地に降りてきて、すっかり周囲の空気は春に戻った。

 

えびの市街から人吉方面へ抜けるには、国道268号にある川原交差点を
国道221号へ右折すればいい。

国道221号、路肩が狭いので安全には注意が必要。

大型車もバンバン通るし上り坂だから、追い抜かれるときには神経を使う。

しばらく登っていくと、緩やかな連続カーブが始まる。

これがループ橋の始まりで、ここからゆっくり高度を上げながら一定のカーブを進んで行く。

背後に現れるのは、ついさっきまで走ってきたえびの高原と霧島連山!

あんな高い山の中を走ってたのか・・・そりゃ斜度がキツいわけだ。

手前に広がるのはえびの市街。

上を見るとぐるぐると弧を描くループ橋の先が見える。

ループ橋なので立派な「橋」。
大型トラックが通るたびに、ぐらぐら足下が揺れるのがコワい。。。

 

ループ橋は、距離は多少伸びるけど一定の斜度で高度を稼げるから、かなりラクだ。

景色も定期的に変わってくれるので、走っていて楽しい。

ループ橋の弧状道路が終わり、直線をしばらく登っていくと堀切峠にかかる「加久藤トンネル」に到着。このトンネルで宮崎=鹿児島県境を跨ぐ。

そこまで長いトンネルではないけれど、油断は禁物。

写真の通り路肩ゼロトンネルなので、追い抜きの車が来なくなったタイミングで一気に抜ける。もちろんライト点灯で。

トンネル内に県境の文字があったけど、写真を撮り忘れた!
なのでトンネルの外にある標識で我慢。

本日2つ目の県境を跨いで、いよいよ熊本県に突入。

えびの市しか通らなかった宮崎県は、また今度海岸沿いを走りに行くぞ・・・!

 

トンネルを越えたら、上りと同じくループ橋で下る。

下りのループ橋は、一定のカーブで下れるから思考停止した。

ハンドルほぼ固定したままループ橋の下りを抜け、そのあとは人吉市街まで下りきった。

人吉市内散策|青井阿蘇神社参拝&人吉駅

本日の宿は西人吉駅の近くにある。

チェックインまで時間があるので、夕方の時間で人吉市街を少し散策した。

まずは人吉駅に行ってみた。

人吉駅は肥薩線の駅。隼人方面からの列車が乗り入れて、八代・熊本方面へ延びる。

駅に停車中の列車は観光列車「いさぶろう・しんぺい」。

おそらく上りの「しんぺい4号」だろう。

特急 いさぶろう・しんぺい|JR九州の列車たち

しばらく眺めていると、出発して自分の横を通り過ぎていった。

車内には裕福そうな方々がたくさん・・・指をくわえて通り過ぎる列車を眺めていた。。。

 

人吉駅の近くに、趣のある留置線、SL人吉用の転車台を発見。

SL人吉は結構高頻度で運転されているみたいだから、チャンスを見つけて乗りに来たいな。

SL人吉|JR九州の列車たち~JR九州 観光列車【D&S列車】・新幹線~

人吉城趾にも行ってみた。

市街地を一望できる。

知らない土地で何気ない日常を見るのも悪くない。

 

あとは「青井阿蘇神社」にも参拝しに行った。

Googleで検索したら、この神社がヒットして「国宝」ということがわかった。

 

鳥居の茅葺きって珍しい、全国で唯一じゃないかな(調べたら唯一だった→【青井阿蘇神社】_じゃらん

ここまでの無事に感謝して参拝。明日の無事も祈っておいた。

今日はこのあと西人吉方面まで走った。

宿に行く前に、人吉温泉(14も共同湯がある!)に浸かった。

200円で温泉に入れるなんて・・・名古屋の下宿の近くにあったら毎日でも通いたい。

温泉で疲れを取ったら、夕暮れの人吉市街を走って民宿にチェックイン。

盛り沢山の一日が終わった。

まとめ:コンテンツ満載の霧島・えびの・人吉

以上、鹿児島・国分から熊本・人吉までの旅記録。

気づいたら5000文字近くも書いてた。

そのくらいコンテンツ力が豊富なのが、霧島・えびの・人吉エリアってことだろう。

 

最初の40km上りはツラかったけど、それ相応の、いやそれ以上の絶景を楽しめた。

鹿児島から熊本方面へは、海沿いも良いけど山側経由もオススメ。

 

【鍾乳洞と洞窟の神社】球磨川(R219)サイクリング|人吉→八代→熊本【2019春九州自転車旅その4】
人吉から熊本へ。自然豊かで趣のある球磨川沿いをサイクリング。途中にある熊野座神社と球泉洞はマイナーなスポットだけど魅力たっぷり。

【ざっくり走行データ】

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タケ

「タケのじててつログ」の運営者。旅をするのが好き。手段は主に自転車・鉄道。PENTAX一眼レフユーザー。工学部で電気のことを勉強する理系大学生。

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